2022年12月9日金曜日

スキップ・ビート!43

(2019年1月18日)
(ACT.256 番狂わせ)
呉崎プロデューサーに「是非君に紅葉を演ってもらいたい」と、とうとういわせたキョーコ。
オーディションの最後の課題「高台門のシーンのいぶし銀の渋いオヤジしかいなくて10代の女の子がやれるような役柄皆無」というシーンでキョーコちゃんはどんな演技をしたのだろうか。見たかった。
しかし千鳥はモー子さんではなかった。モー子さんはキョーコの電話にもメールにもでない。社さんは「実力のある人の事は必ずどこかで誰かが見てくれてるもので、今回のオーディションだって直接的に結果は出せなかったとしても何か次のステップに繋がるきっかけになるかもしれない。そうやってキョーコちゃん自身がここまで来たんじゃなかったの?」
社さんすごい格好いい。

一方高園寺絵梨花も、『泥中の蓮』制作委員会の審査員の二橋氏から、結果を聞く。キョーコの行動は、お世話係の坂崎が追っている。

社さんのキョーコ評、不屈の茨姫、なかなか的を射ていると思う。当に茨ロードスペシャリストだけど、そこをスターへ駆け上がれ!

(ACT.257 番狂わせ-HUNGRY GHOST-)
事務所のパーティションの枠におでこをぶつける、心ここにあらずの敦賀さんが、二時間たっても事務所で暇をつぶしているのに声をかけたのは貴島。かつてキョーコとメールアドレスを交換していないことを貴島に揶揄されて、「折角携帯電話ってアイテム使ってるのに文字で用事を済ませるなんて。どうせなら声が聞きたいだろう?」とあからさまに狼払いな牽制された(32巻ACT.190黒の息吹)あの子の事かと、カマをかける。「あの子、ままならない問題だらけっしょ。まだ未成年だし若いくせに時代錯誤でガッチガチだし、恋愛ごとにはニブいしザルだし引きこもりだし」
「失恋したら一人淋しいマンションに帰りたくないないもんな」という貴島に「失恋なんかしてないよっ」「俺はまた『ままならない』と思ってたあの子を横からかっさらわれたのかと。予兆もなく『えっ、いつそんな事に!?』みたいな形で。それも敦賀君みたいなとっつぁん予備軍じゃなくてあの子と同年代のピッチピチハイティーンに」
貴島さん鋭すぎる!!でも貴島さんって、敦賀さんのように複雑な人とも距離感をとるのが上手いし、同世代のいい友達になれるのでは。蓮に牽制されて以来キョーコちゃんに手を出すのをやめたし、なかなかいい人。蓮も貴島さんと話すときはけっこう本音が思わず出そうになってるし。
しかし21歳でとっちゃん予備軍といわれるとは。社さんも19歳の蓮のことを『老成しきった』と表現してたけど。
無言の蓮を肯定と取った貴島は、「その若造クソミソに貶しながら旨い酒でも呑み明かそうぜ」と。

化粧室からの帰りにキョーコは、薬を嗅がされて身体に力が入らないまま、女性二人にどこかに連れて行かれる。かすかに聞こえた声に森住仁子と悟ったキョーコ。目の前は手摺りで、そこから仁子のマネージャーと二人がかりで落とされようとしていた。

キョーコちゃん遅いなと思っていた(4月26日20時58分)社さん、何かを感じてはっと立ち上がる。社さんいいカンをしているけど、何を感じたのかな?

(ACT.258 番狂わせ-HUNGRY GHOST-)
化粧室から戻ってこないキョーコに、社さんは電話をかけるがでない。捜しに行くと化粧室からの帰り道には、『紅葉』のオーディションで使っていたはちまきが落ちているのを見つけた。

目隠しして連れて行かれながら、キョーコは絵梨花のお世話係が言っていた、森住は「実力で獲れなければ物理的に相手を潰してでも自分の欲しいものを奪い取る」という言葉を思い出す。でもそれってかつての高園寺絵梨花そのもの。

突然向かいのマンションのあちこちからカメラのフラッシュが焚かれる。森住とマネージャーの二人がひるんだところへ、かけつけた社さん。すぐにキョーコは手摺りから降ろされて目隠しを外されるが、「京子さんが気分が悪いって蹲ってたから外の空気にあたらせてあげようと思って」とにっこりする仁子。「俺にはそこから投げ落とそうとしてる様に見えたけど。」突然森住はぶりっこして「社さん本当はあたしの事嫌いだからそんな事」「もしかして昔仁と敦賀君の事でドラマの現場の空気超絶悪くなった件で?そんな恋愛沙汰でのゴタゴタ仁一人のせいじゃないじゃない」「個人的な感情にまかせてあまりひどい事を言うと名誉毀損で訴えますよ」と仁子のマネージャーも。薬の効いているキョーコはまだ反応できない。「仮にこの人の主張があたし達の言う事と違っていてもそれをどうやって証明するっていうの?」

「証拠?それなら提供できるけど?」と現れたのは車椅子の絵梨花とお世話係。「つけさせてもらったの。あなたの事だからまたやるだろうな・・・と思って。現行犯で証拠を押さえられた。」「今のこのご時世に写真に何の証拠能力があるっていうの?加工し放題じゃない。」という仁子とマネージャーに「これだけ用意周到に包囲を固めさせてる私が写真を撮るだけで終わらせてるとでも思ってるの?経過は録画されているし、今すぐ動画投稿サイトにアップできる様にさせてある。拡散要員もパソコンの前で私のGOの合図待ち。数十秒で世界中へ流してくれる。誰もが思わずクリックしたくなる様な絶妙なアオリ付きで。もしかしたらあなたの大好きな例の彼の目にも留まるかも。セドリックDベネット 日本女性は純真で情に厚いと思い込んでる彼が今のあなたを見たら・・・」

まあ絵梨花を敵にまわしたのは森住の一番の失敗。しかし絵梨花も自分を突き飛ばして紅葉を演じられなくしたのは森住だと気が付いているだろうに、なぜすぐ反撃しなかったのかな。

隠れ家飲み会を貴島としていた蓮の席に飛び入り参加の楠香凪さん。蓮が会計に行くと「自分の分は払って来るわ。慣れてなくて年下に奢られるの」と蓮を追いかける。あんまり八方美人振りまいてると勘違いさせる相手とか出てくんじゃねーのと心配する貴島。そのころ蓮は香凪さんに、会計の前でホワイトデーのお返しと言う事でキスされていた。

蓮はこういうのを躱すのが上手いはずだけど、キョーコのことで心がここになかったのと、後ほどでてくるけど、香凪さんは男性が恋愛対象でなのを知っていたので(45巻ACT.274)、そんな行為に及ぶとは想像もして無くて油断したんだろうなあ。

しかし蓮様、キョーコちゃんは今殺されかけてるんだよ。そんなところで香凪さんに捕まってないで、キョーコちゃんのオーディションに駆けつければよかったのに。レイノの時といい、キョーコちゃんは蓮の御守りなのに、蓮はキョーコちゃんの危機に助けられてない。

(ACT.259 番狂わせ-GHOST CARD-)
そして奢るという蓮に「いいのよ悪いから」とさかんに謝る香凪さん。

よく見ると敦賀さんはびっくりしたような顔をしてるんだけどな。まあ煽るような見出しや記事のインパクトが大きいのか。あと蓮はもともとキスなんて慣れてるとはいい、このあと平然と香凪さんと会話してるんだね。あのキスに恋愛感情なんて無いってせめてキョーコちゃんに教えてあげたい。やっぱり敦賀さん、誰にでもいい顔しすぎ。

いっぽう森住君子は高園寺絵梨花に芸能活動を引退すると言質を取られる。

キョーコには「サスペンス張りに見栄え良く落下してくれれば良かったのに。落ちてくれた方が映像的により脅かし甲斐のあるものになったから」と高園寺絵梨花。(味方じゃないのか)と思う社さんだが、「そうならない様に高園寺さんが手を回してくれたんでしょう。森住さんの犯行現場を押さえるにしても何より有力な動画を撮ってるなら写真なんていらないし、それにもしかしてフラッシュ無しでも撮れるんじゃないですか。昨今のメディア向けのカメラって。証拠写真をこっそり確実に撮りたいなら気づいて下さいと言わんばかりのフラッシュは邪魔にしかなりませんよね。なのにわざわざそれを使わせたのは、社さんが来てくれるまで少しでもあの二人を足止めするためだったんじゃないんですか。」「あの女の思い通りにさせたくなかっただけ」「私がお芝居できない程の大ケガしたら自動的に『紅葉』は森住さんが演る事になったはずですからね。」「それだけじゃない。あの女が『紅葉』を手に入れる工程には『呉崎プロデューサーに頭を下げさせる』という目的が含まれていたはず。オーディションを辞退したのもそのため。」

二橋さんが部下から聞いたというお世話係北条の報告によれば、「森住仁子はオーディション中、呉崎プロデューサーから著しくプライドを傷つけられたという。その上に正式に落選を言い渡される事に耐えられなくて、勝機が無いと悟ったあの女は自らオーディションから身を引いた。ラブミー部員が芝居も出来ぬ程の大怪我をしたら、ただでさえトラブル続きの『泥中の蓮』、もう時間が費やせないとしたら森住仁子を起用するしか無くなるのだ。呉崎プロデューサーに頭を下げさせ自尊心を満たした上、さも『皆に頼まれたから仕方なく』という体で悠々と紅葉の座に着くまでがあの女の計画なのだ。あの女は辞退する際オーディション中ラブミー部員の演技を盗み見ていた事を告白して、呉崎氏には中途落選させたという心理を植えつける、実にあの女らしい狡猾で卑劣なワナを仕掛けてあったのだ!!」。

(蓮の前では猫かぶってただけで俺が知ってる以上にやっかいな娘だって事か。)と心の中で思う社さん。

しかしなんという女だろう。もともと社さんが、演技は「特に下手だと思った事はなかった」いっていたし(40巻ACT.240)、コネを行きすぎないくらいに使えば、芸能界でまっとうに成功するだろうに、なんでこんなにねじれたかなあ。いやこれは高園寺絵梨花についてもいえるのだけど。あと同じ40巻ACT.240であんまり激しい露出がないのは何故といっていたのも気になる。もちろん、トップ俳優にならなくても、コネで役には困らないとか、去年中過ぎからアメリカに拠点を移したといっていたから?

いや、あまりにも同性を敵にまわしすぎて、同じ様な性格のマネージャー以外友達がいないのかな。だからお金持ちのはずなのに、ヤバいことに自分で手をくださなければならないと。

帰ろうとする高園寺絵梨花に「ありがとうございました。色々と」とキョーコ。「もしあなたが怪我の一つもしなかった事への例のつもりなら劇中で私の納得する『紅葉』を演りとげてからにして。実際にあなたが転落した方がより脅し甲斐のある映像になったはずだから。あの女が完全に犯行を終えるまで私本当なら止めるつもりは無かったの。絶対私の方が魅力的な『紅葉』を演じる自信があった。オーディションであなたの『紅葉』を見るまでは。」(躍動、技術、生命力 そのどれもがラブミー部員であることを忘れてしまう程本物で、不覚にも見てみたいと思ってしまった。スクリーンの中で鮮やかに)と心の中でつぶやく絵梨花。「せいぜい粗野で泥くさい紅葉を演じて、私に素晴らしかったと言わせてみるのね」という悪口に、まけずに皮肉を交えて返すキョーコ。激高する絵梨花。絵梨花が元気になりつつあることに喜ぶ北条。

高園寺絵梨花もキョーコの演技で感服させたのね。絵梨花は素直じゃ無いからそういわないけど。キョーコらしい展開。絵梨花が精神的な原因で歩けないことはまだ治ってないから、今後まだでてきそう。高園寺さんラブミー部によさそうだけどな。

しかし天宮さんに階段から突き落とされたのも犯罪だから、もっと罰してもいいと思ったのに、あっさり友達になっちゃったのはちょっとなんだかなあと思ったけど、森住仁子とそのマネージャーも絵梨花の脅しに従って芸能界を引退させただけでおとがめなしなの?今回は証拠があるのだから、致死罪だと思うけど。おまけに薬物使用しているし・・あ、これも体から抜けたら証明できないか。その証拠を出すかどうかが高園寺絵梨花次第だから、キョーコとしては口をだせないかもしれないけど、逮捕させて、世の中から抹殺させたい。

とにかくこのような森住仁子とそのマネージャーを野に放つのは怖すぎる。森住仁子は芸能活動を引退しても、セドリックを諦めることはないだろうし、先の展開だけど、セドリックと蓮がアメリカで共演して、キョーコもアメリカについていくならまたまた対決することになりそう。

しかし森住のこの手際の良さ、絵梨花様がはじめてじゃないよね。被害を集めれば、証拠もでてくるのでは?何より怖いのが、大人であるマネージャーが積極的に手を貸しているところ。一族はどのくらい仁子の本質を知ってるのかなあ、森住譲二監督は仁子がここまでの悪だとは思ってないようだけど(44巻ACT.264)。高園寺一族と森住一族とどちらが強いのだろう。高園寺さんこの証拠をローリィ社長に提出して、こういうことが起こらないようにキョーコをしっかりガードさせて欲しいのだけどな。

しかしこの後もキョーコは蓮が森住を好きで指輪を贈ったと思っているのだよね。

(ACT.260 番狂わせ-GHOST CARD-)
奏江はキョーコの着信が3回あったのに気が付き、社さんの車で帰宅中のキョーコの連絡する。

呉崎プロデューサーがもう一つ携わっている作品で奏江の見た目がドストライクで、千鳥の演技もだが、演技の伸びしろの可能性にかけてみたいと頼まれたという。(役をもらうには呉崎プロデューサーの更に上を攻略しないといけないらしいが)。(まだ未定の話で、正直自分にこなせる自信がなくて断りたかったけど)とは思ったがキョーコには話をしようと思った。

社さんからキョーコが紅葉をゲットした、明日の打ち合わせをしたいので1時間後に電話しますとのメールに、「うまく操られてる様で癪に障らないでもないんだけど」と思いつつキョーコに電話する蓮。

社さん、蓮とキョーコの気持ちを気遣う最高のマネージャー

(ACT.261 番狂わせ-2日前-)
翌日社さんは蓮も一緒に送迎することを知って、昨日のオーディションでのことや、上の空で琴南さんに責められたこととか、森住仁子に殺されかけたこととか思い出すと不快さで凶悪な顔になってしまうのに、森住さんは敦賀さんの思い人。普通の顔をして会える自信が無いと動揺する。円周率を唱えて心を落ち着けて、迎えを待つ。

自分が下りてキョーコを奥に座らそうとする蓮を押しとどめて「たかが職場の後輩相手に無駄な気遣いはやめて下さい。」とキョーコは蓮や社が脱力するようなことをいう。
キョーコちゃん蓮を車に押し戻しているけど、こういうときの距離感は大丈夫なんだね。蓮に会う前は円周率唱えて平常心を取り戻そうとしていたのに。

見送る大将はなぜか怖い顔。

社さんが運転免許を撮って初めての送迎で、後部座席にいる敦賀さんも初めて見る。普通の顔をして蓮と喋れることにホッとするキョーコだが、心のどこかでは森住さんが本当はどんな女なのか知って欲しいと思っている。あんな女が敦賀さんに想われているなんて。だけどあの女の本当の姿を知って敦賀さんがどう思うか考えるとできない。自分がずっと想って来た女性があんな酷い女性なんて。

キョーコには『お前の身など夜盗に暴かれようが殺されようがわたしの知った事ではないし胸も痛まない。どんなにこの女が疎ましくて消えてしまえばいいと願っていてもあの御方が傷付く事はわたしの本意では無いのだ』という紅葉の心がリンクする。

物思いにふけるキョーコを何か言いたげに見る蓮。

社さんは昨日のことを蓮に言わないのだろうか。まあマネージメントしているとは言え、別の俳優のことだけど。少なくとも社長には報告したよね。

ところで後部座席のキョーコと蓮がシートベルトをしてないように見えるけど、2008年の道路交通法改正で義務付けられたはず、スキビ時間で2008年は過ぎてるよね。

キョーコがつくってきたお弁当を3人で撮影所近くの公園で食べることになる。

(ACT.262 番狂わせ-2日前-)
蓮から刺し絡む様な視線を感じるキョーコ。しかしキョーコが目をやると無駄にキラびやかな敦賀さんがそこにいる。何やら探られているような気になるキョーコ。
うんキョーコ鋭い。しかし敦賀さん、尚とキョーコのキスが気になるくらいなら、告ったら?ほんとに面倒くさい男だ。

大将が作ってくれた玉子焼きがおいしくて食べながら喋ろうとする社さんを翻訳する蓮。
蓮とキョーコが両方絡むと、乙女社さんが発動するの可愛い。
大将から嫌われていることを自覚している蓮は、覚悟を持って大将が下味をした鮭を口にするが、おいしかった。

「そこの水道でお弁当箱洗うまでが私めの仕事です」というキョーコに、その一言で真心弁当が一気に事務的弁当にと思う蓮。
キョーコのこの口癖で気分が下がるのは代マネのころからなので、蓮も心の中で思ってるだけでなく言えばいいのに。事務だけでないことはそろそろわかっているでしょう。甘え方を知らないキョーコにショックを与えて、甘々にしてほしい。

キョーコが洗い物に行っている間に、社さんに貴島さんと飲みに行ったときに香凪さんにキスされたことを話す蓮。「どうしたの香凪さん。しこたま酔ってたの?それとも人生に疲れちゃったの???いやだってお前・・っ」
社さんも香凪さんが男に興味が無いことを知ってるからね。ってずっと先の話(45巻ACT.274で坊と話している時の蓮の回想では社さんと蓮が、香凪さんが女性と痴話げんか中の所に通りかかる)だけど。
「悪戯心なんですかね。」という蓮に「もしくはお前相手に一番考え難い事だけど」そこにキョーコが戻ってきたので社さんは口をつぐむ。

洗い場で一緒になった女の子からたんぽぽの花の指輪をもらったとはしゃいで社さんと蓮に報告した途端に、昨日の森住が蓮から高級ブランドのピンキーリングの指輪をもらったといっていたことを連想してテンション劇落ちするキョーコ。

社さんが車を回している間に、取れかかったキョーコの花のリングを作り直してくれる蓮。「父が母によくつくってあげてたんだよ。それを真似して俺も子供の頃ヘタなりに作って母にプレゼントしてたから。これでも作り方としては簡単な方。父のはすごいんだよ。プロのフラワーアレンジメントかってくらい」とメルヘンなキョーコの顔を見て。「最上さん今、緒方監督みたいな(可憐、儚げ)風貌でウチの父を想像してるだろ?夢を壊して申し訳ないけどウチの父はガチムチの細マッチョだし例えて言うならMr.ヒーローだよ。」というのに想像できないキョーコ。

いやクーはガチムチ細マッチョかもしれないけど、一番印象に残ったのは、胃袋ブラックホール。

花のリングを見て野原で父と母と野遊びしたことを思い出した蓮は(この回想している蓮の表情が好き。いつかキョーコと思い出の野原に行って、お花のリングをつくってあげて)キョーコの右手の小指につくったリングをはめる。

(ACT.263 番狂わせ-2日前-)
森住仁子のことが頭にあるキョーコの口からでてきたのは「敦賀さん 最低ですね」
びっくりした蓮は「右手のピンキーリングは潜在能力を引き出し表現力を高めるっていうから、気休めにしかならないかもしれないけど、お守りになればいいなと思って。未来へ繋がる君の今日の仕事がどうかうまくいく様に」

いやあ森住仁子の匂わせを本気にしているキョーコちゃんの気持ちはよく分かるけど、これでは蓮はなんでだか全くわからないから通じないよ。森住のことがあるから比べてしまうのは無理も無いけど、蓮の指輪は、蓮の父が母に贈ったような、この世に二つとない花の指輪なんだよ。

本当に『紅葉』は苛め役二連続のキョーコの、役者としての大きな飛躍になるし、たぶん未来につながるはず。

キョーコが撮影所で車から降りたときに「正々堂々勝ち取った役なんだ。いつもの君らしくしてれば大丈夫。気負う必要無いよ」との蓮の言葉にも、無表情で固い態度のキョーコ。不思議に思った社さんに、何がダメだったのか評価してもらえないですかと蓮は事情を話すが、社さんもびっくり。「何故その反応が返って来たのか今の俺にはわからない」と。(キョーコちゃんの中で蓮が『恋愛対象』に格上げされてたら、普通ならソレときめいちゃったりするシーンじゃないの。奇蹟の展開は生まれていなかったのか)

まあ森住仁子が何を吹き込んだかきいてなければわからないよね。でも森住の意図がキョーコを動揺させるためだったことを、今ならキョーコはわかるのでは?だから森住の言った事を100%本当だと受け止めないで欲しい。
それに特別な人で無くても蓮は誰にでもする(指輪をはめるとか)と思っているのなら森住も特別じゃ無いわけでは・・・まあ指輪が高価すぎて本命と思われるのも無理ないか。しかしキョーコも一人で妄想してぐるぐるしてないで蓮に思ったことをぶつけないと。いや告るとかじゃ無くて、「森住さんにもそういったんでしょ」といえば、蓮が説明して誤解が解けたのに。

キョーコは泥中の蓮のメンバーがちょうどお昼から帰ってきたところに出会って、古賀さんに皆に紹介される。タレントであることに陰口が聞こえてきて気後れするが、敦賀さんの「正々堂々勝ち取った役なんだ。いつもの君らしくしてれば大丈夫。気負う必要無いよ」という言葉と指のタンポポリングを思い出して、明るく自己紹介するキョーコ。
なんだかんだで蓮の言葉はキョーコの心にしっかり残っていて支えとなっている。

ピンキーリングの件を話した時、一瞬傷ついた顔をしたのは何故だろう。ただでさえあの写真(尚とのキス)の真相を訊くタイミングを計りかねているのに、と蓮は思い悩む。

そのころ尚はだるまやに向かっていた。

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人で

2022年11月27日日曜日

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(2018.5.18発行)

 (ACT.249 フライング ショック)
冴菜さんの「私に子供は居ません」発言で蓮がキョーコを心配して駆けつける少し前に、尚が来ていて、キョーコとキスをしていた写真を社長に見せられて動揺する蓮。蓮とキョーコが会っている間はルトに周りを注意させていたから蓮との写真は撮られていないという。アカトキとLEMで写真は差し止めたが、たちの悪い雑誌なら有無を言わさずばらまかれるところだったと社長。「もともと不破君をマークしていたカメラマンだったみたいだから最上君の後は尾行なかったのかもしれんが、こんな写真を撮られた後じゃ今後マークつくかもしれねェな。最上君のマネージャーに社続投を考えている。社がお前に付けない時はルトを行かせる。社よりお前の事情に精通している分いざという時心強いだろう。」と「『いざという時』という心配事に『クオン』の関係が含まれているのなら杞憂ですよ。俺はもう大丈夫ですから。それに社長の腹心をマネージャーになんかしてもらったらLMEを挙げて壮大なプロジェクトが動いているんじゃないかとか目をつけられてうっかり別のプロジェクトに辿り着かれると困るんですけど」というのはRouteプロジェクトが正式にでたのは45巻ACT.273だと思うけど、既にそういう話は内々にあったのかな。

いずれにせよアメリカ行きが実現したら、蓮はまだまだ大丈夫じゃないと思う。ここで社長はお守りキョーコちゃんの大切さを思い出させようとしてると思うのに。

母ジュリエナの口癖を真似ながら社長に冗談を言う蓮。

オーディションでキョーコの殺陣を見た絵梨花はショックを受けたようだ。一方森住仁子の殺陣のテストは終わっただ。仁子は呉崎プロデューサーの要求する通り、正確に殺陣を再現したのに、キョーコの殺陣と「純粋にどっちが好きか」と聞いたらキョーコだと言われて、呉崎プロデューサーに怒っている。ただし呉崎プロデューサーは「私が役者に求めるのは『総合的』な能力だ。今現在殺陣で彼女に負けているのが悔しいのなら次で巻き返したまえ。」と。

森住仁子は『千鳥』のオーディションを一次で落ちていて、『千鳥』はまだ決まってないのに、そちらは執着してないのね。森住の目的である、セドリックの気をひく日本的な美人になるためには可憐な『千鳥』の方がよさそうだけど。後ほど琴南さんは、セドリックが熱を上げていたカレンという日系の女優になんとなく似ている(47巻ACT.291)という社さんの発言もあるし。

休憩中に古賀さんに話しかけられて、社さんは元々敦賀さんのマネージャーであることを話し、社さんから蓮が帰国したことを聞いたことも思い出して顔が崩壊するキョーコ。そんなキョーコを見て「好きなんだ。敦賀君のこと。」といっているのを通りかかった森住仁子とマネージャーに聞かれる。

 (ACT.250 フライング ショック)
社さんは電話でキョーコから離れる。プロジェクト(当然ROUTEプロジェクトですよね)が思いの外大きな話になって本人と相談してみますといっている。最初は日米合同プロジェクトでなかったのかな。それとも日本からたくさんの役者が参加するとは思わなかったとか。

「好きだなんてそんな生ぬるい!!私は彼の役者としての心と技を崇拝する者!!芝居に触れたことのなかった私にとって彼の在り方そのものが救いの教典」と力説するキョーコに「好きなんでしょ?敦賀君ほどのスペックの男性を好きにならない人間居る訳ないんだから」と古賀さんは更に「俺敦賀君の事大嫌いだし」「『泥中の蓮』この話元々敦賀君にオファー行ってたらしいんだよね。俺の行く先にいつも必ず敦賀君。”抱かれたい男ランキングな”なんて余興的なものですらも」

(ということで第一巻ACT.1の抱かれたい男第二位の古賀弘宗さんの伏線回収、ちなみに尚は七位、まあ20代女子の抱かれたい男だから10代の尚はそれほど順位が高くなくてもしょうがないのでは)

「何度思ったことだろう。”敦賀君さえ居なければ”俺の天下だったのに”」ってのは尚と同じ様に架空の敵としてライバル視?それとも具体的に何かあった?

「誰よりも秀でた要旨と才能の持ち主なのだから、こんな所で小さくまとまらず、もっと大きくて広い世界へ羽ばたいていけばいいのに(キョーコの意訳:テメェは日本人規格外だろ。さっさとこの国から消えちまえ!!)はからずも古賀さん、敦賀さんの本質をいいあてている。ただし敦賀さんが世界に羽ばたくときに、自分も共演して世界へ羽ばたくとはこの時はまだ知らなかったのだろうな。

「残念だなぁ~君のことは面白い子だと思って好きだったのに。君がただただ素敵イケメンとキャッキャッ騒いでるその辺のライトな敦賀ファンなら良かったなぁ~」そこにやってきた森住仁子。

社さんが電話から戻ってみると、キョーコと古賀さんと森住仁子が一緒にいて、キョーコが動揺している。古賀さんに寄れば他の紅葉受験者は皆棄権したという。森住仁子は「最後まで正々堂々と闘いましょう!!崇高な彼を慕う者として恥じる事が無いように」といって別れるところだった。こういう事態にならないように、キョーコのマネージャーとしてオーディションについてきたのにと後悔する社さん。

そういえばキョーコのマネージャーを申し出る前に、森住仁子のブログを見て気にしているキョーコ(40巻ACT.240)に何か思うところがあるみたいだったしね。

社さんは何の話をしていたのか聞き出そうとするが、キョーコは、森住さんも敦賀さんを、役者としても人間としても尊敬してるという話ですというだけだ。

キョーコは社さんがどんなに優秀で敦賀さんから信頼されていたとしても、坊のキョーコに話した、高校生が好きだという敦賀さん自身否定し続けて来た感情を話しているとは思えない。密かに察しているだけだと思う。

森住仁子は、気持ちが弱くなってたときに、蓮さんが「じゃあお守りに」って右手小指にピンキーリングをそっとはめてくれたという。ピンキーリングには『自分の能力を引き出す』とか『表現力をアップさせる』という意味があって、蓮さんはそっちのつもりだと森住はいうが、古賀さん曰くこのリングはブランドもので妹の誕生日に「買ってくれ」ってごねられたやつと全く同じで、意味合い的にも金額的にもただの職場の先輩後輩の間でやりとりするものじゃないと。これをもらったのは一昨年、まだ自分が15歳だったときだと森住はいう。バレンタインのお返しも兼ねてるから良いんだって、あたしヴィンテージもののちょっと高いお酒あげちゃってたので(って蓮さん一昨年にはまだ19歳)。お返しをもらえていないのは私だけじゃないといい聞かせてきたキョーコだった。敦賀さんに想う人が居る事は元々わかってた事で、それが彼女である可能性が限りなく高いだけ。そうならバレンタインのお返しが彼女にあって私には無かった理由を嫌でも納得してしまう、とホワイトデーでローリィ社長のところで蓮に会ったことを思い出す。

はっと物思いから醒めると、オーディションは再開していて、千鳥候補者や森住が見守る中、呉崎プロデューサーがキョーコに「わたしの話を聞いてましたか?」と念を押していた。

あわてるのはわかるけど、キョーコここは明らかに聞いてなかったし、呉崎プロデューサーも気が付いているのだから、あからさまな嘘をつかずに謝った方が、印象がよかったのに。まあ結果的に、この後のキョーコや奏江の察しの良さに呉崎プロデューサーの印象が爆上がりするのだけど。

というかキョーコ、森住仁子に思うように操られている。キョーコの役に入り込む才能と裏表なんだろうけど、今はオーディションに集中しないと。

(ACT.251 フライング ショック)
明らかにおかしいキョーコに、森住が蓮のことでキョーコちゃんに妙な事を吹き込んだのでは、と傍を離れたことを公開する社さん。

Purple DownⅡで森住が蓮と共演していた頃を知っている社さんは、森住が他人が羨むことをあえてアピールしてマウントを取りその優越感で自己顕示欲を満たして喜ぶ節があって、ソレに蓮を利用して主に女性キャスト女性スタッフ陣の現場の空気が悪くなったことを知っている。言葉選びも巧みに他人が聞いたら誤解を招く様な発言をナチュラルにして、あの頃まるで蓮とあの娘がつき合ってるかの様な紛らわしい言動に悩まされた。当時は老成しきった蓮と(って蓮は19歳だよね。19歳で老成しきったと言われるとは・・久遠に戻る日が来たら、10代後半の年相応の青春自体をアメリカでキョーコちゃんと満喫して欲しい)15のあの娘じゃ現実味なくて、本気にする人間が居なかったから変な噂になる事もなかったけど、今アレやられたら未成年に手を出す敦賀蓮・・・クリーンなイメージ台無しで怖いよな。あの子の口から出る事は事実無根じゃないのが困るんだよな。ただその発言の仕方に問題があるだけで。と悶々とする社さん。

キョーコちゃんは何を聞かされたんだろう。これまでのパターンだと「蓮とのただならぬ関係」をほのめかすのが手口だけど、キョーコちゃんは蓮の事を全く恋愛対象として見てないのにあんな心ここにあらずみたいになる訳が・・・「知らないうちに恋愛対象に格上げされてたって事は・・・?」と心のヤッスィーの声。社さんやっと気が付いたの?

じゃんけんにより最初は琴南さんとキョーコが演じることになった。キョーコが何をやるのか全くわかってないのを察した琴南さんの千鳥は、仕込み刀の杖をすっと左側において座る。呉崎プロデューサーと森住譲二監督は何か感じたようだ。

演技会場を上から見守る森住とマネージャー、森住は「不戦勝。お堅い呉崎さんだからこそ、消去法であたりを選ばざるを得なくなるとは思うけどね」と自信満々だったが、キョーコが、刀を一つ迷わず抜いて指定されたシーンをしているのを見て驚く森住。

終了後

呉崎プロデューサーは琴南さんの演技を「前のオーディションの時からあなたの演技力は評価していましたが、新しい面がいくつか見られて一層それが深くなりました。素晴らしい千鳥だったと思います。」とべた褒め。

一方京子には「今回は相棒に助けられましたね。うまく切り抜けられたなどと思わないで下さいよ。わたしはみえすいた嘘をつく人間も芝居に対して集中力を欠く人間も大嫌いです。同じ空気を吸って同じ芝居を作り上げていきたいなど奇蹟でも起きない限り思わない」という。キョーコは、弁明の余地も無く、もう二度とチャンスなんて与えてはもらえないと落ち込む。

が、そんなキョーコに呉崎プロデューサーは「次が最後ですよ」という。「嘘つきと集中力のない人間は嫌いだが、相棒の”サイン”一つで総てを理解した君の頭の良さは嫌いじゃない。このわたしの口から言わせてみるといい。『是非君に紅葉を演って欲しい』と」なんだ呉崎プロデューサー、キョーコのこと気に入ってるんじゃん!

 (ACT.252 フライング ショック)
そんな呉崎プロデューサーに森住譲二監督は「面白がって小突き回すのも程々にしてやれよ。相手はまだ十代なんだから」古賀さんも「呉崎さんに気に入られるのは純粋に嬉しいけど、そこまでいくの俺は嫌だな。この先ずっといたぶられるんだろうなぁあの子可哀想に」二人ともよく分かってる。

呉崎プロデューサーにさっきのオーディションの仕組みが分かったか問われた古賀さんは「対面する相手に『貴方に敵意はありません』とアピールするため武士は座する時必ず抜刀する右手側に刀を置くんです。いざという時利き手側に刀があると抜きにくいから。それを千鳥がわざわざ左手に持ち換えた。それはつまりいつでも戦闘態勢に入れなければならない様な危険な状態に身をおかれているという事で、さっき二人が演った通称『烏兎の夜霧』のシーンだけ。実際にオリジナルシーンで、千鳥が仕込み杖を左手に持つことも左側に置いて座する事も無いのですが、どのシーンを課題で演るのか相棒に伝えるために琴南千鳥が機転を利かせたんでしょう。」と解説。「それを京子紅葉が正確にキャッチした」と。

このときの森住仁子の様子を見て何やら企んでいるのを感じた様子のマネージャー。今までもこういうことに協力してきたんだろうな。こういう人間は芸能界から追放して欲しい。

モー子さんからゲンコツを喰らって「何に気を取られていたの?言わないと絶交するわよ」と本気。、キョーコは「男の人の居る所じゃ恥ずかしい」と、蓮の事じゃとドキドキする社さんの前からモー子さんを連れていく。

必死の形相で奏江を中庭に連れて行ったキョーコは、「恋をしているの」と話し始めるが、やっぱりいえずに天宮さんの事にして、相手の男性にもまた密かに思う女性がいてあそれが森住さんである可能性が限りなく高いってわかったという。ユミカ(天宮さんの役)のスピンオフで自分もナツとして出るから失恋の痛手で天宮さんの演技に翳りが出るという。「そんな事言ったってどうにもならないでしょう。相手の男にもう想う女性がいるんだから始まる前から終わってて気の毒だとは思うけどその”痛み”演技の肥やしにしてみせてこそ”真の女優”っていうんじゃないの?」「ユミカの恋する男性は消去法で敦賀さんなんだわね。あの子の芝居へのこだわりは本物。芝居のできない男に何て興味ないはず」「相手があの敦賀さんだというのなら森住仁子なんて小娘速攻で陥没るでしょ。」(「落ちるも何ももう両想い成立してると思う。森住さん敦賀さんから指輪もらったらしいから。それも2年も前に」とキョーコの心の中で思う)(「未成年相手に!!2年前なら敦賀さんも未成年か。当然だけど昔からああじゃないのよね。いたいけな少年時代もあったはず・・・全然想像できないけど」とモー子さんの頭の中の声)

二人の話を盗み聞きしていた、高園寺さんのお世話係二人が、聞こえる様に話し始めた「2年前でも森住仁子が敦賀蓮に相手にされている様には見えなかったが、今となってはあの女が敦賀蓮に猛アピールする事さえ無くなった。そんな状況下で”両想い”など笑止千万。そもそもあの女は現在別の男に入れ込んでいて敦賀蓮に興味など微塵も無いはずだ」

って高園寺さんのお世話係がなんでそんなことを詳細に知っているのだろう。以前6巻ACT31と32の間のおまけまんが「あなたの知らない本当にあった怖い話」で高園寺さんが敦賀さんの熱烈なファンだったことが出てきたけどそのため?

それとも森住仁子にたぶん高園寺さんは怪我させられて紅葉をできなくなったから、仁子のことを徹底的に過去に渡っても調べた?

 (ACT.253 フライング ショック)
森住仁子が陰で呼ばれているニックネームが「ニコちゃん」であること、指輪を敦賀蓮に用意させるにはこ狡い手を使ったに違いないという会話が後ろからまだ聞こえてくる。高園寺さんの取り巻きであることがわかった奏江は「関わりたくないから」と立ち去る。

森住は、キョーコがあきらかにぼんやりしていたのになぜちゃんと演技ができたのか呉崎プロデューサーに説明してもらう。「君は京子さんの演技を見てたんですか。不正ですよ。わたしは曲がったことは嫌いです。」「覚悟はできてます」と辞退する。

森住が辞退する話を森住のマネージャーから聞いて、森住がどう見てもキレてる表情だったのを知っている社さんは驚く。一方お付きの一人北条と様子を見ている車椅子の高園寺絵梨花に、『泥中の蓮』制作委員会の審査員二橋さんが、森住が辞退したことを伝える。高園寺さんは、審査員で色眼鏡で見られたくなかったから、先ほどのオーディションでは髪の色は黒く、姓は母方の従姉妹のものを借りて、父には紅葉の起用が決まってから知られる予定だったことを話す。今キョーコと話している藤堂と坂崎も携帯が繋がらないので、絵梨花の父親が取り乱して連絡してきたという。

子供の頃から高園寺さんにずっといじめられてきた奏江は、簡単には納得できないし、簡単に認めたら人格の掘り下げ方が浅すぎるけど、そろそろ今の高園寺さんの演劇に対する姿勢は見てもらってもいいかも。

しかし高園寺さんも当然ながら紅葉のオーディションでは髪を黒くしていたわけね。呉崎プロデューサーに追い出されないように事前調査はしっかりしてるだろうけど。

一方藤堂と坂崎から、森住の目的はその他大勢に混じるライトなファンだった自分が『彼(セドリック)』に何故が見初められて、仲良くなった自慢をすることで、敦賀蓮相手の時もそういう姑息な真似をしていたはずだとキョーコは聞く。キョーコは殺気を出しながらオーディション会場に戻る。

一方、呉崎プロデューサーや森住監督の前で笑顔で自体を申し出る様子を見ていた高園寺さんは、お付きの北条に「頼みがあるの」という。

 (ACT.254 フライング ショック)
昔蓮に、不破尚に復讐するために芸能界に入るからLEMの新人発掘オーディションを受けるといったキョーコに「根性だけでいつまでも事が運ぶと思うなよ」(第一巻ACT.3)と言われた時の敦賀さんの気持ちを理解したキョーコ。泥中の蓮に思い入れがあったからな訳でもまして千鳥や紅葉を演りたいからでもなくて、意中の男性の気をひきたいから紅葉が欲しいという森住。

しかし、冷静に考えて、キョーコは復讐のために芸能界に入ろうとして蓮に嫌われたんだから、私利私欲のために芝居を使う人のことを敦賀さんが好きになるわけ無いでしょうに。蓮は大御所女優の上尾君子(2巻ACT.7)も松内瑠璃子のようなアイドル(3巻ACT.12)であっても、わがままで撮影を遅らせたりすると皮肉をいってたし。まあキョーコは蓮は森住の本質を知らないと信じているから、なかなか気が付かないか。

おまけに敦賀さんに思われておきながら他の男性に現を抜かしてるという。許せなくてそこらの草で藁人形ならぬグラスドールをつくるキョーコ。

でも敦賀さんのような大人の男性があんな年下の女の子に易々と騙し打ちされるとは思えないので、わざと騙されたふりをして指輪を贈ったのじゃないかという気が心から消えない。

控え室に戻ると奏江も社さんとともに居て、社さんが森住仁子が「キョーコちゃんには敵う気がしないから」って辞退してマネージャーさんと引き上げていったという。

巻き返す機会は与えてもらってるのに、全力でぶつかることもしてないのに。あの女にとって、敦賀さんの事も紅葉の事もそんな簡単に割り切れるものだったの、と怒りのやり場をなくすキョーコ。

そこにやってきた呉崎プロデューサーを思わず睨み付けてしまう。

次の課題は「暁の下」越境峠のシーンを千鳥候補の朝比奈と演じるのだという。そのまま行こうとするキョーコに、「次に会う時は千鳥と紅葉よ」という約束を忘れるなと奏江。「もしここでまたあんたが役者として何かヘタを打ったら自動的に「紅葉」はあの敵前逃亡した卑怯者の手に落ちる。あんたはそれでなくても大事なオーディション中に集中力を欠く人間だと呉崎さんに印象づけてるんだから。さっき呉崎さんを睨み上げたのも最悪だった。あんたが役者だと言うのなら芝居中は役をどうリアルに表現するかだけに集中して」蓮を思い出して、「誰よりリアルに『紅葉』を演れるのは私」、と改めて思うキョーコ。

モー子さんがいなかたらキョーコは紅葉のオーディションをもともと受けなかったらろうし、オーディションでこの頭に血が上ったときと、その前の森住の言葉に動揺して呉崎プロデューサーの指示を聞いてなかったときとで二回オーディションに落ちている。キョーコのお守りはモー子さんかも。

キョーコも敦賀さんとは違う方向だけど、思考が暴走するのをなんとかしないと女優として大成しないよ。

 (ACT.255 フライング ショック)
思う男性には別に心密かに想う女性が居てそれが自分と歳の頃が同じだと嫉妬心を煽らずには居られない。何事にも真面目で真摯な彼ならばきっと彼女に対しても心から真っすぐ真摯に向かい合いそして大切に触れるのだろう。どうして私は彼女ではないのだろう。蓮への気持ち、森住への嫉妬を、紅葉の志津摩への気持ちと千鳥への嫉妬に重ねて迫真の演技をするキョーコ。感極まって原作にはないが想わず涙が浮かんでくる。

このあとキョーコは落ち込んでたけど、原作をどのくらい自分のものにしているかが問題で、原作とそっくり同じで無くてもいいのでは?月籠りの未緒を超えたDARK MOONの未緒をつくりだしたことを思い出して!

呉崎プロデューサーは京子にもう一人の千鳥候補新田さんと、課題シーンを突然変えて「水月楼の蝶」の高台門のシーンを演じろという。

見ていた森住監督は、ユキ(呉崎プロデューサー)の中で『紅葉』はあの子で揺るがないという。結局呉崎さん、ローリィ社長のいう「”役者”でなければ素人同然と”タレント”を見下してる人間が、凝り固まった常識も価値観も粉砕されたらどうなると思うよ?世界が広がんだろ。呉崎君のよ。勿体無ェと思わねェか?世の中タレントだろうが芸人だろうが芝居の才能を隠し持った奴は居るんだよ。それを肩書きだけで見落としてるなんて。視野を狭める高い囲いをぶち壊してやりゃ、この国にはまた一人、『鬼才』の域に手をかけ得るクリエイターを誕生させることができるんだ。それをあの娘がやってのけちまうんじゃねーかと思ってる。」(41巻ACT.245)という思惑通りになったのね。

そして森住監督はむしろユキが誰を選ぶのか俺でも判断しかねるのは「千鳥」の方だな、と。

カフェの窓辺の席で待機する森住仁子とマネージャーの様子を車から見守る高園寺絵梨花とお世話係。

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2022年11月24日木曜日

暁のヨナ39

(第223話) 全てを懸けてもいいと思えた
カジ将軍に頭巾を剥ぎ取られ身バレしたハクと再会して、ヘンデは驚く。そこにラーン将軍が現れる。金州を制圧できなかったことでチャゴル殿下の怒りをかい、瀕死の怪我を負っている。ラーン将軍はハクが高華国の兵士であることをカジ将軍に伝える。

ハクとヘンデは高華国軍のために、カジ将軍の南戒兵をここで足止めするために闘う。ハクを夫だと言って助けた家族は罪人だというカジ将軍に、「暴力で圧しないと秩序が保てないのは、暴力を正義で覆い隠しているのか、考えるのを放棄してるのか」とハク。「高華国にも暴力と支配の歴史がある。ユホンのして来たこと知らないの」とカジ将軍。「少なくとも今、スウォンの治世で盗みをして指を落とされる民はいない。盗みが必要な程飢える者も少なくなった。色々と納得できない事もある。でも民を不自由にさせない所は信頼出来る」と語るハクに「スウォンはメイニャン様をチャゴル殿下から盗んだ」「メイニャンは城で休んでんじゃねーかな。戻る気はなさそうだったぞ。とりあえずメシは食ってるし今は捕らえられてもいねえから大丈夫だ」と。ハクは国王としてスウォンの国を治める姿勢は評価をしているのね。

そこへ空から落ちてきたゼノ。クラウ将軍に不死身なのを悟られて執拗に攻撃され、大怪我をしている。キレたハクはクラウ将軍を一撃のもと殺す。

(第224話) 限界を超えて
クラウ将軍はカジ将軍にとっても憎い男。呆然とするが、力尽きて倒れたハクを傷が癒えてきたゼノが守る。突撃する南戒部隊にハクが踏み潰されそうになったところで、シンヤやジェハが助けに駆けつける。生きているハクを見てシンヤもジェハも唖然。

キジャやジュドやキョウガ将軍の活躍で劣勢になった南戒軍に、ヒッタン将軍は撤退命令を出す。

ハクは突然馬に載りクラウ将軍を追いかける。目的はクラウ将軍ではなくて、奪われた千樹草。その千樹草をヨナや高華国の将軍達やケイシュク参謀といるスウォンの元に届け、ハクは気を失う。

今まで切り捨ててきたものに助けられて動揺するスウォン。スウォンはハクもヨナも認めつつあるのだけど、態度で表してくれないかな。

(第225話) 息を吐く
ハクの持って帰った千樹草をミンスに処方され、スウォンは緋の病は治らないものの、痛みはましになって回復した。

ハクは出血が多くて絶対安静。雨が降ってきてみなが休む天幕に水が入らないように土嚢をとりにいくヨナを見かけた水の部族のジュンギ将軍は、ラマルに命じて運ばせる。「我が娘リリをよろしくお願いします」ジュンギ将軍がヨナ達をどう思っているかはあまり表現されてないけど、十分認めているのね。

雨の音に目覚めたハクは、水攻めの幻を見て、1人外に出て行く。追いかけてきたヨナに引き留められる。震えているハクに「ハクは皆を守ったよ」と諭して、2人で小屋で雨宿り。ハクはヨナを抱きしめてキスをし、2人で夜明けまで過ごす。

(第226話) やさしい夜明け
千樹草の礼はユンに言ってくれとミンスに答えるハク。ハクがスウォンのことを苦しめばいいとは思ってないことに、千樹草がハクとスウォンを一瞬だけ繋いでくれたようで胸が詰まるミンス。メイニャンにも千樹草を渡したいとも思う。(千樹草ってそんなにあるの?37巻212話でギガン船長からもらったときに季節外れでこれしかないといってもらったのは、一株に見えたけど。そういえば前にユンは千樹草を育てられないかなといっていたのはどうなったのだろうか。)四龍達はハクが絶対に戻ると信じて大刀を鍛え直して持ってきていた。

南戒軍は撤退したものの停戦交渉が行われたわけではなく、また襲撃されるかもしれないので、高華国軍は金州から離れることができない。

緋龍城で幽閉されて退屈したメイニャンは、ユンと見張りのヒューリを連れて町に歩き。メイニャンはユンを見ていると南戒で仲良かった子を思い出すという。カジ将軍のことね。そこでリリとテトラとアユラに出逢い、皆でオギの酒場へいく。ヒューリさんまで酒場にいるけど、ヒューリさんも性格が少し変わってきたのでは。オギから金州では高華国軍が勝ったことを知らされる(そういえばオギは情報屋だったね)。メイニャンはリリとテトラとアユラと女子会で盛り上がる。テトラはかつてジュンギ様に憧れていたらしい。メイニャンはヴァルとの青春の思い出に泣き出す。ヒューリとユンに無理矢理お開きにされて緋龍城に戻るとき、ここ数日空都で死亡事故が多発しているから気をつけろとオギは警告する。
突然ヒューリがどこかへ走り出す。酔い潰れて座り込むメイニャンに手を貸したのは突然現れたヴァルだった。ホーちゃんが飛びつく。

「私はこっちで幸せに暮らしてるし邪魔しないで!!私は死んだって殿下に伝えて!!」ホーちゃんを取り返そうとするメイニャンを捕まえてヴァルは「俺も手ぶらでは戻れない。お前を南戒に連れて帰る」と。

(第227話) 夜陰に蠢く
「絶対南戒には帰らない」とメイニャン。「メイニャンは俺の患者だよ。ほっとけない!」とユンはいってから緋の病が極秘なのを思い出すが「ユンは怪我の手当てをしてくれたんだよ」とメイニャン。「こいつが世話になった。あとは俺が面倒見るから」というヴァルをメイニャンは殴り「私が戻ってどんな目に遭うと」と振り切る。城に逃げ込もうとする二人にテトラとアユラとリリが追いつく。衛兵が見当たらなくてやけに静かで妙だという。ヒューリもどこかへいってしまった。

その先にドロモスが。身体が動かないメイニャンに代わって攻撃するテトラとアユラ。更に増えたドロモス。ユンを守るためメイニャンはアユラの剣を借りて攻撃するが歯がたたない。そこに立ち塞がりドロモスに向かって「命を受けたのは俺だ。俺に任せてくれ」とヴァル。

そのヴァルを「ユン達に危害が及ぶようならお前でも容赦しない」と攻撃するメイニャン。「お前には南戒の情報を流した疑いがかかっている。その疑いを晴らして罰を受けないよう俺が殿下に諫言する」と。「話が通じる相手だと思う?殿下はただ私が自分の手から逃れたことが許せないだけだ。父さんが高華国出身なの。あと私たぶんもうすぐ死ぬ。だから死ぬ前に自由になりたかった。頼むから静かに死なせてよ」と。

そこにアユラが「ヴァルさんがメイニャンさんのお相手?」と。メイニャンは先ほど酔っ払って「ヴァルのばかー」と叫んでいたのだ。「どうせ揺さぶるなら、いやぶっちゃけるならそこまで仰った方がいいですわよ。しこりは残さずにね」と暴露する。アユラさんいい性格している。

街が燃えているのに気が付いて駆け出すリリをアユラとテトラも追う。

その間に「思った以上にややこしいぞお前。突然殿下の側室になるわ 突然高華国に使者として行って戻って来ねーわ 突然髪が短いわ 突然俺のことを何だって?」「位が上がればスウォンに会える可能性が高くなるから」というメイニャンに、まだ黙っている事があるなと察するヴァル。「私を連れて帰らなかったらヴァルが罰を受けるよな。それが分かっても私は逃げるつもりだからヴァルも自分の為に行動しなよ。どっちに転んでもめんどくさい女はお前の前から消えるから」というメイニャン。

そこにドロモスが「街の鎮火に衛兵が動いた。混乱に乗じ緋龍城に侵入する姫を連れて貴殿も来られよ」と。

衛兵に知らせに行こうとするユンを攻撃しようとするドロモスは、ユンを守ろうとするメイニャンに「脚だけならば切っても良いと殿下から仰せつかっております」と。そんなメイニャンを庇うヴァル。

(第228話) 離反
ヴァルに「チャゴル殿下に仇なす反逆者と取られかねない行為。貴殿が昇り詰めた地位、お仲間・ご家族・・国 全てを捨てることになりますよ」というドロモス。「チャゴル殿下は何の後ろ盾もない俺を実力で認めて下さった。感謝してるよ。ですがこれよりこいつからは手を引いてもらえませんかね。俺らのことは忘れて下さい。」とヴァル。

「南戒屈指の武将と元将軍を相手にするのは徒に時を費やすだけ」ドロモスは「姫と交換」だとユンを連れていく。「ユンは命の恩人だし高華国で唯一の友達だしユンは助けなきゃ」とメイニャン。更にヴァルに「お前ドロモスに刃向かったりしてもう後戻りできないぞ」というメイニャン。ヴァルは「お前と一緒に生きる でいいよ」と。メイニャンの手を引いて緋龍城に向かうヴァル。

だったらチャゴル殿下の愛人なるのを黙って見ていないで南戒にいるときから告白して仲良く暮らせよという気もするが・・ヴァルもめんどくさい男。

「ユンがいないと城に入るには許可証がいる。さっきの女の子達(の中)のリリは水の部族長の娘らしいから多分なんとかしてくれる。」とメイニャン。

ヴァルが南戒の人間と知っていてあっさり受け入れるアユラは、「メイニャンさんはユン君のお友達ですもの。私達ユン君への絶対の信頼がありますの。そしてメイニャンさんは可愛らしい御方。お会いしたばかりですが守って差し上げたいと思ったらおかしいですか?」という。「あいつはここに来て良かったのかもしれない」と思うヴァル。

ユンを連れたドロモスたちは、緋龍城でヒューリがドロモスを一人殺したところに辿り着く。更に3人のドロモスがヒューリを取り囲む。もう一人はユンを拘束している。「みんながいてくれたら!」とユンの心の声が届いたのか、金州の天幕で、ハクを見守りながら不安な気持ちを抱えるヨナ。

(特別編) 昔々あるところに
雷獣という妖怪が人里に降りてきては、大刀を振り回してゴロツキを追いまわし、村をぶらぶらするテジュンをからかうという悪行を繰り返していた。そんなハクを追い出すために、テジュンはお見合いの話や遠方の職を斡旋する話を持ち込むが、結局差し入れを持ってきたヨナ姫への恋の鞘当てだったので失敗。テジュンがごろつきに襲われそうになったところで、お見合い写真と求人案内を返しに来たハクがごろつきを追い払う。

テジュンとフクチのコンビ大好きなんだけど、ずっとでてきてない。フクチはしっかり家庭を持ってそう。テジュンは副将軍だからキョウガ将軍が前線にでているあいだ、火の部族領を守ってるんだよね。暗黒龍とゆかいな仲間達、懐かしい。

2022年9月27日火曜日

スキップ・ビート!41

(2017/10/20発行)
(ACT.243 不死の怪物)
社さんは、呉崎プロデューサーが前もって準備や役作りできてない人間が嫌いだと知ってたけど、あえて茶髪でいった方が印象に残るかな思ってそのままにしたという。「だってキョーコちゃん、こんな事でおとなしく引き下がったりしないだろう」社さん、蓮に付いてキョーコと対峙しているときは乙女社さんになって顔が崩壊していることが多いけど、このオーディションでは無茶苦茶格好いい。

庭で『紅葉』の準備をして、オーディション中の一階の稽古場へ。その様子を見る絵梨花様のお付き。オーディションは軽い殺陣ののちのリアクション。どういったものかは森住仁子は伯父から聞きだしてあるので誰よりも上手くできる自信がある。「千鳥」や前回の「紅葉」のオーディション時に融通してくれればすんなりあたしのものになってたと機嫌の悪い仁子。なんだかんだで、少なくとも森住譲二監督はけっこう公正。

刀を手に審査員の前まで歩いて行くのに、前回、高園寺絵梨花は、忍びのように足音を立てず特技のクラシックバレエを生かして軽やかに滑るようにいって差をつけたという。が、仁子はストッキングで足がすべって笑いをとってしまう。いきなり斬りかかって名前を聞く呉崎プロデューサー。「鎌鼬だ」と応える仁子、何か違ったような気がするけれど。

そこに入ってくるキョーコ。「LME所属京子です。先ほど不戦敗を言い渡されましたが諦めきれず参りました!!今日のため私なりの紅葉を作ってきました身としては、オーディションに復帰できずとも、せめて私の『紅葉』がどんなものなのか見届けて頂く事だけでも出来ないでしょうか!!

まるで別人のようなDARK MOONの『未緒』とBOX"R"の『ナツ』を知っている、主演の坂上志津摩役の古賀弘宗は、履歴書見たときから気になっていたという。「この子がどんな紅葉演んのか見てみたかったな」という。ナツは知らないが、未緒を思い浮かべる呉崎プロデューサー。

古賀さんこのあと泥中の蓮撮影中もずっとキョーコに意地悪だけど、キョーコのこと最初から気に入ってるんだよね。蓮への気持ちも最初から知ってるし。古賀さんも好きな娘は苛めたくなる面倒な男っぽい。

ドアの外で控える社さんは、車椅子に乗ってやってくる高園寺絵梨花に気が付く。

(ACT.244 不死の怪物)
呉崎は「君のその度胸と執念に免じて一度だけチャンスを与えよう。ただしこれから見る君の対応が、他の受験者と同等またはその水準に達していないと判断した瞬間、発言、行動、総ての君の自由をそこで剥奪する。わたしがキレる前にここから即刻消えて下さい。誓いますか」と。

呉崎プロデューサーもこの堅物のイメージが後に随分変わるんだよね。

仁子にとって頼りの伯父、森住譲二は、携帯をいじってるだけだ。退出を命じられてドアを出た仁子は、ドアの外の社さんに気が付くが、階段を駆け上がって2階から様子をうかがう。「無名の新人ごときがこの条件下で一体何ができるのか。蓮さんと並列にマネージメントされる器がどの程度のものなのか、見せてもらおうじゃない」と。

高園寺絵梨花は、一度失格を宣告されたのに、あの呉崎プロデューサーにケンカを売るなんて、私と同等の『紅葉』が演れるなら望みはあるかもしれないけど、そんなのとてもあなたに出来ると思えない。って高園寺さん、キュララのオーディション大逆転を忘れたの?高園寺さんを最終的に吹き飛ばしたのは、キョーコの方だよ。奏江もキョーコのことを絶賛していたのに。あの時、世間的には美人のモー子さんの方が評判になったけど、黒崎潮監督が評価していたのはキョーコの方だし。

呉崎プロデューサーに呼ばれても跪いたままのキョーコ。「志津摩様の命が無ければ動けません!!」と。呉崎は古賀にマイクを渡して紅葉を呼ばせると、足音を立てず、いきなりトップスピードに乗って滑るように駆け寄った。見ていた絵梨花も仁子も唖然とする。

キョーコ格好いい!!これを機会にアクション女優として名を売って欲しい。

呉崎の刀での攻撃を受け、両刀遣いで喉に刀を突きつけるキョーコ。「鎌鼬」とつぶやいた呉崎に「その名で呼ぶな。父からその字名まで引き継いだつもりはない」

思わずバランスを崩しそうになった絵梨花を、気が付いて駆けつけていたお世話係が支える。

「紅葉、控えよ」の古賀の声に、刀を納めるキョーコ。

呉崎が「特別にオーディションに復帰する権利を」といいかけたところで森住譲二が、応募書類にLMEのどこの部に所属してるか書いてないことを問う。松島主任が「ざっとLMEとだけ書けばいいから。タレント部とか細かい事書かなくていいから。」と念を押すように言うから書いてないだけなのでキョトンとしているキョーコ。

お前の信念は役者で無い半端者は使わない。いいのかこの子タレントだぞ、とLMEのキョーコのプロフィールのページのスマホを見せる。

呉崎さん「他の受験者と同等またはその水準に達していないと判断した瞬間、発言、行動、総ての君の自由をそこで剥奪する。」といったんだから、この時点で他の受験者よりも上だと判断したわけだよね。呉崎さん、頭でっかちのブランド志向ではあるけど、意外と役者の才能を見る目はある。

(ACT.245 SURVIVOR COMBAT)
オーディションの前、社さんは社長に、キョーコを俳優部門に移籍させることを提言していた。呉崎雪之丞氏は、社長曰く「頭でっかちのブランド志向」で芝居にはタレントやお笑い芸人を絶対使わないんだろ?「キョーコちゃんってタレントとしての仕事って何かしてましたっけ?」という社さんに「はっきり言わねーけど最上君からもラブミー部関連で予定入ってるっての聞いた事あるし」という社長に、キョーコから何やらバレたら命が無いみたいな思いつめた顔で極秘の仕事があることを言われたことを思い出す。って、琴南さんは最初から俳優部門所属だけどラブミー部だよ。

社さんは社長が「このままの方が面白い事になりそうだからむしろ移動なんかしなくていいんじゃねーのw」という顔をしてるのがわかる。「”役者”でなければ素人同然と”タレント”を見下してる人間が、凝り固まった常識も価値観も粉砕されたらどうなると思うよ?そんな己のプライドも常識も打っちゃってまで最上君を使ってみたいと呉崎君に思わせられたら」「呉崎氏初のタレント起用 これは『演技者』としての箔が付きますね」と社さん。「プラス世界が広がんだろ。呉崎君のよ。勿体無ェと思わねェか?世の中タレントだろうが芸人だろうが芝居の才能を隠し持った奴は居るんだよ。それを肩書きだけで見落としてるなんて。視野を狭める高い囲いをぶち壊してやりゃ、この国にはまた一人、『鬼才』の域に手をかけ得るクリエイターを誕生させることができるんだ。それをあの娘がやってのけちまうんじゃねーかと思ってる。」

社長との対話を思い出しながら、中の会話を聞く社さん。

タレントとしての傍らで何やらふざけた感じの活動もしてるらしい。ラブミー部。
「お笑い芸人もやってるのか」とキョーコに聞く呉崎プロデューサー。天宮さんを見たことがある古賀さんは「『マジスカ』にも一人出てるよね。」とわくわくと聞く。だが瑠璃子ちゃんの世話も代マネもセッカもクーさんの世話も天宮さんの代マネも、相手のことを考えるといえない。なんとなくぼかして説明するが、それは俗に言う雑用で、お笑い芸人より立場下なのでは?と皆思う。

社長さんのいうこともわかるけど、キョーコをそこまで茨の道にしなくてもいいのに。
キョーコが女優として世界に羽ばたくところが見たいキョーコ推しとしては、ラブミー部を卒業させて女優に専念させて欲しい。まあ社長さんにとって一番大切なのは、産まれたときから知っている久遠なので、なにかと久遠の御守りにさせる口実をつくりやすいから残しておきたいのかなとも思ってしまう。こういうとき、東京クレージーパラダイスの鴨さんの、司が好きだしその才能をかってるけど、なんといっても産まれたときから知っている竜二のためが第一な立ち位置を連想して、主人公推しとしてはちょっとひっかかる。

自分の信念との矛盾に葛藤する呉崎プロデューサー。そんな呉崎を見て、森住譲二監督が提案したのは、キョーコと希望により他の候補者全員が殺陣のテストをうけること。

ネットでキョーコを検索していた森住仁子のマネージャーが見つけたのは、キュララのCM。社さんは「また随分レアな覚え方してますね。今ならDARK MOONで『未緒を演ってた子』と認識されるのが定番かと」という。「去年の頭から日本とアメリカを行き来して、中過ぎには生活の拠点がほとんど米国だったから、あんまり日本に居なかったのよ。私も仁も」と。
これまた気になる。アメリカでセドリックと交流があったのかと思うけど、いったいどんなな関わりが?

演技テストは、切られ役の役者さんの一連の殺陣を見て、再現すること。流れを忘れてても自力で考え流れを止めずとにかく最後まで演じ切った者だけわたしは『演技者』として評価する。と呉崎プロデューサー。

森住仁子は、あのままにしておけば呉崎プロデューサーはキョーコをクビにしたのにと、こっそり森住監督に抗議するが、「あいつがああいう餅巾着みたいな顔する時は、キレてるっていうより葛藤してんだよ。『役者』じゃないから使いたくないけど、このまま切って捨ててしまうのも惜しいって。だから決断がもう二度と揺るがない様にダメ押ししてやったのさ。」という森住監督に、自分に有利な記憶力が勝負になる様なテスト内容を選んでくれたのも、さすが身内!さすが味方!!と自分に都合良く解釈する仁子。仁子は即興より決められたことをそのまま覚えて演じる方が得意なので。

森住監督はキョーコの才能をどのくらい見抜いていたのだろうか。仁子は自分に都合良く解釈しているけど、結局他の受験者を圧倒したのはこの殺陣のシーンだし、その後の泥中の蓮での撮影中や森住監督や呉崎プロデューサーのキョーコに対する態度を見ていても、キョーコの才能を高く評価しているし、特に呉崎プロデューサーはキョーコのアメリカ進出の鍵になると思う。

社のスマホに、蓮から2日早いけれど日本に到着したとのメールが入る。

(ACT.246 SURVIVOR COMBAT)
社さんの返事は、「明日にでもまたこちらから連絡します」と。「今日連絡できないって何か忙しそうだな。予定では間に合わないと思ってたけど。まだ今頃だと。最上さんはオーディションの最中だろうか」

早く長い殺陣に、圧倒される紅葉候補者の中で、余裕の仁子。一方キョーコはなんと途中から目をつぶる。

そこに担当者に連れられて入ってくる琴南さんたち千鳥の候補者。

モー子さんを見て喜ぶキョーコ。

「まずは君の実力を計るために始めたテストだ。君から演ってもらおうか京子さん」
退出する受験者だが、キョーコの様子を見ていた候補者が、途中から最後まで目を閉じて手本演技見てなかったとつぶやく。「でもあの子DARK MOONで『未緒』を演ってた子でしょ。今ならBOX"R"で『ナツ』も演ってるわよ。その別人ぶりやDARK MOONでの飯塚さんを納得させた演技の噂をする候補者達。

仁子のマネージャーは社に「真相は?」と聞くが、社は応えない。
そのようすにキョーコ登場の時の呉崎との殺陣を思い出した仁子は、稽古場が見下ろせる2階にかけあがる。他の候補者も続く。

これって、キョーコは途中からアドリブをやるから問題ないけど、本来やるはずの見本を再現するのなら他の人の演技テストを見ちゃったら、2回以上模擬演技を見たことになるから、ずるいのでは。まあ、どっちみち森住仁子以外はもうキョーコに圧倒されて棄権するのだけど。

「まぁ気になりますよねェ役者なら」という社さんに「自信があるの?あの子が『紅葉』を獲る。」「さぁそこまではっきりした事は断言できませんけど、俺が確実にわかる事は一つありますよ。こういう何をやらかすかわからないキョーコちゃんが出す結果に『及第点』はありません。特に呉崎さんの様な性格の方が相手では。出る目は必ず0か100、又は黒か白か、合か否か」

キョーコがオリジナルな解釈の未緒で飯塚さんや緒方監督を納得させるのを、目の前で見ていた社さんだからわかる。でキョーコの才能のあり様をよく知っている社さんがマネージャーにつくのは絶妙なコンビ。

いっぽう再々オーディションを見る絵梨花は、もしも呉崎プロデューサーに『ラブミー部員』である事がバレたのだとしたら・・・

(ACT.247 SURVIVOR COMBAT)
「ラブミー部員が役者としてどこまで演れるのか呉崎プロデューサーに試されている。」とお世話係に言う絵梨花。絵梨花も先ほどの大乱闘殺陣の流れを覚えていて、なぞっているのがわかる。

そしてキョーコが覚えることを放棄したところから、両刀遣いの紅葉のアクションでの攻撃を入れ皆を魅了する。見ていた琴南さんだけは『アレだ』と虎徹さんのところで見たアクションを思い出す。

「あの子途中から何も覚えてないですね。」と古賀。当然呉崎プロデューサーも気が付いている。「覚えてないから攻撃『される』側から『する』側に切り換えて殺陣の『対処』をプロに丸投げしちゃったんだ。大胆な事をするなぁ~なんかすきだわぁあの子」
古賀さんこのあと撮影時もRouteプロジェクトでもキョーコに意地悪だけど、実はキョーコ好きだよね。

一方森住譲二監督は「正しい選択だな。素人がプロを相手に主導権を握って立ち回れる訳が無い。あの子はある程度『忍び』の修行をしている様だ。今のあの様子では『殺陣』の何たるかも理解している。あの子が『タレント』だと知っても即刻切らなかった次点でお前の腹はもう決まってたんじゃないのか」

森住譲二監督も公平だね。仁子よりキョーコの才能を買ってる。

一瞬でも止まらない殺陣に、圧倒される、盗み見の候補者達。

「流れの一挙手一投足を丸々完璧に覚えようとするな。『殺陣』には暗黙の約束事がある。相手の『声』を聞き動きを良く見ろ。手の向き刃の向き身体の向きで、自ずと太刀筋は読めて来る」と虎徹さんに鍛えられた日々が生きてくる。

そして相手のポジショングを見て、全員一殺の圧倒的アクションを見せる忍者キョーコ。

強い女大好きな私には萌え~~~キョーコには将来また殺陣をやってもらいたい。それも敦賀さん相手に真剣に闘って欲しい。あと映画の宣伝でこの場面を取り上げてキョーコの演技やアクションを日本全国に見せつけて欲しい。日本を代表する女優になる第一歩として。

この漫画の魅力は、主人公キョーコが最高に格好いいところ。古賀さんの感想からすると、これは原作の紅葉の技なようだから、斬られ役の人も原作をよく研究して、紅葉に吹っ飛ばされてくれたプロなんだろうな。キョーコは斬られ役の役者達も魅了してしまったのがわかる。

紅葉の殺陣は最高に格好いい。もっとスキップ・ビート!グッズにしてくれないかな。

(ACT.248 フライング・ショック)
審査員達に美しいお辞儀をした後、斬られ役の役者達にも礼を述べるキョーコ。「旋風閃火からの龍爪嵐牙」「血振り」「納刀」と解説してリアル紅葉を絶賛する古賀さん。

時代劇における『殺陣』の存在を問う呉崎プロデューサー。虎徹さんの教えと自分の見解をくわえて「茶道の経験がある私が感じた正直な気持ちは、時代劇における『殺陣』の存在とは、必要不可欠な様式美である”日本の心”に根付くあらゆる伝統芸能に通じるものがあると言っても過言ではないと思っています。魅せる殺陣は斬り手と斬られ手の両者が創り上げるものだということを短い修練中に私が得た『殺陣』の心得です」と。

「その通りだ」とやわらかい表情になる呉崎プロデューサー。
呉崎プロデューサーも第一印象とすごく変わった。最初オーディション前に髪の毛の色で引導を渡されたのに乱入してきたときは、「君のその度胸と執念に免じて・・」と『君』呼びだったのがここでは完全に『京子』さん呼びになってるし。

尚の実家での女将さん修行のあれこれ、直接使っては居ないけど、今のキョーコをつくる助けにはなってるね。

社長に呼ばれて挨拶がてら飲む蓮。
「今日は例のオーディションのはずだろ最上君」と振られて、「オーディションに間に合う様に帰ったからって俺に何が出来るんです?現場にかけつけて応援するんですか?過保護な親みたいに。あの子の事は特に心配していません。紅葉は必ず獲ると思ってるので」「現場にかけつけても周りが納得しそうな関連性は無くは無いがな」といって社がマネージャーとして付いていることを知らせる社長。

いや、オーディションが終わったところでお祝いにかけつけていれば、その後の森住仁子に殺されかけた展開はなかったし、森住仁子の事を蓮が好きなんだという誤解もそれほど酷くならなかったから全く違う展開になりそうだったのに。

しかし「あの子の事は特に心配していません。紅葉は必ず獲ると思ってるので」って、蓮に言わせるキョーコすごい。

先ほどの帰国を知られたメールの社さんからの返事に、キョーコのオーディションに付き添っていることやキョーコのマネージャーをやっている件が、何も書いてなかったのでびっくりする蓮。

「お前を事務所に呼びつけたのは見せたいものがあったからだ。これを見てもさっきと同じ涼しい顔して心配してねぇって言えんのか?」と見せられたのは、夜の横丁でキョーコにキスする尚。

社さん、この後も決してキョーコの危機を守れてないので、この写真を社長さんがわざわざ蓮に見せたのは、社さんがキョーコのマネージャーとして続投する理由づけよりも、蓮を煽るためにしか見えない。

2022年9月21日水曜日

スキップ・ビート!40

(2017/3/20発行)

(ACT.237) 武士と狩人
久遠の髪に戻った蓮は、社長に、キョーコが紅葉のオーディションを受けること、母子関係にも改善の兆しが見られることなどを報告して、TRAGIC MARKERの最後の撮影のためにグアムに飛び立つ。成田空港で受信したキョーコからの応援のメールには念願の顔文字で万歳三唱が記載されていた。人生終わった\(^o^)/顔文字ではあったが。返信には君ならやれるよლ(゚д゚ლ)と顔文字付き。この顔文字何???敦賀さんとまったく似合わないのだけど。でも久遠はいい顔になった。

キョーコは錦賀荘苑で奏江と待ち合わせて、虎徹さんに弟子入り。初めて見かけた虎徹さんは、目上の者とすれ違うときに『行』の挨拶をスパルタ指導の途中だった。畳の縁を踏んだ弟子は正座一時間。

このあいだ見かけた敦賀さんは弓道場でCM撮りだそうだ。弓道着で弓をひく凜とした敦賀さんを想像するキョーコ。

奏江を見た途端顔がゆるゆるになる虎徹さん。キョーコには冷たいまなざしを送るが、座敷に入る際に真の礼をしたキョーコを見直したようだ。茶道をやっていたことも見抜き、キョーコの所作の端々には茶道が息づいていることを指摘する。ただしキョーコが今度やる忍びでは全く役にたたないが。

虎徹さん、なかなか一本縄ではいかないおじいさんだけど、面白い。

奏江の見たところでは虎徹さんはキョーコのことを気に入ったという。基本的に行きずりの講習者の名前なんて覚えないのだが、名前を訊かれたことを指摘する。

モー子さんとの扱いに差がありすぎるから、これでも虎徹さんに気に入られているというのはモー子さんに言われないとわからないよね。モー子さん優しい。

(ACT.238) 衝撃の先に
殺陣を習う奏江に対して、4日間ひたすらバトンを回し続けるキョーコ。しかし虎徹さんは「上達が早い」と褒めてくれて、次に渡されたのがボールと棍棒。飛鷹くんにゲンコツ落とした過去やゲストに来てくれた番組内で嫌がらせされたことが虎徹さんに伝わっていれば虎徹さんに好かれないのもまともに指導してもらえないのも納得でき・・・と奏江に愚痴っているところを飛鷹君に「俺のじいちゃんをバカにすんなよ。じいちゃんは芝居にそれも時代劇に出たくて真面目に役作りに取り組んでる奴に自分が気にいらねェからってインチキ指導する様な下衆じゃねーよ」とゲンコツを落とされる。「お前と奏江じゃ殺陣は殺陣でも同じじゃダメだろ。『紅葉』は忍びでおまけに二刀流なんだから。」はっと気が付くキョーコ。「以前のことは今回のコレ(飛鷹君からのゲンコツ)でチャラだから二度と持ち出すんじゃねーぞ」と。

キョーコの手鞠歌の替え歌楽しい「盾だってタテさ殺陣さ殺陣だってさタテ違(たが)さ」
飛鷹君なかなかいい男になった

中一の飛鷹君が「中二(病)」かというのが面白い。モー子さんの前では背伸びしたいよね。いつかモー子さんの身長を追い越した2人が見たい。

まだ入院中の天宮さんのマネージャーの見舞いに行くと「嫌なことから一度逃げ癖ついたらもうなし崩しでしょ?あなたの進言にならあの子は必ず耳を傾ける」と。

みんなキョーコの人を癒やし変えていく力を認めている。

病院で子供とぶつかってボールをすっとばすと、その先にボールを手にしていたのが車椅子の髙園寺さん。

(ACT.239) 青い落葉
以前とあまりにも違う精気のなさに、すぐに理解できなかったが、お付きの男性陣を見て、キュララのオーディションであった、琴南さんの子供の頃からの天敵、高園寺さん(5巻ACT.24-6巻ACt.30)と思い出すキョーコ。以前と同じように、お付きの男性がキョーコのノーメイクや、洋服や鞄を使い古していることを揶揄するが、反応がない。

と、「ラブミー部員」と何かいいかけた高園寺さんだが、いいかけてやめたのは「私がこんな風になってる事、言わないように。特にあの子(琴南さん)には。といってボールを返す。本当は他に何か言いたいことがあったんじゃと思うキョーコ。

高園寺さんのあとを見送って振り返るとお付きの男性2人が床で土下座している。「我らが絵梨花様の心の叫びを代弁し『ラブミー部員』『京子』に依頼する。この怨みを晴らして欲しい」

椹さんのいっていたことがキョーコの脳裏に蘇る。電話はこの男性が裏声を使い絵梨花様を装ったという。絵梨花様はオーディションのあと、車道に転がり出て、バンパーに手荷物が挟まって車に数メートル引きずられたという。車の同乗者によれば、誰かに突き飛ばされたように見えたそうだ。打撲と擦り傷が少しひどいくらいだが事故から2日後意識を取り戻したあと何故か『心因性下肢麻痺』で『立つ』どころか僅かに脚を動かす事すらできなくなっていたという。絵梨花様が出演できなくなったら、紅葉に繰り上げでなる次点の女のしわざに違いないと。
でもこれはキュララのオーディションに落ちたときに、高園寺さんが琴南さんにやろうとしていたことだよ。琴南さんを傷つければ次点の自分がコマーシャルに出られると、おつきの人達に襲わせたり、自分が指輪付きの手で顔を殴ると脅かしたり。(6巻ACT.30)まあモー子さんに宣戦布告されて以来心を入れ替えたわけだけど。

再オーディションは絵梨花様の父、豪将(かつまさ)様が、オーディションのやり直しに応えなければ、高園寺グループは『泥中の蓮』のスポンサーを全面的に降りると圧力をかけたためだ。

しかし今まで絵梨花はモー子さんとの宣戦布告(6巻ACT.30)以来、家柄でオーディションに影響を与えなよう、相手に気づかれないように工夫して、お付きの同行も拒絶してきたという。

キョーコは『私の代わりに紅葉を奪って欲しい』のかと思ったのに、彼等の希望は最初は、以前怨キョで琴南さんを守ったキョーコに『相手の女を残酷無比に呪い殺して欲しい』ということだった。既に『紅葉』のオーディションに再応募していると聞いて喜ぶお付きの男性陣。

(ACT.240) 無欠のPICK UP ARTIST(ナンパ師)
キョーコは事務所で、お世話係から名前を聞いた、くだんの紅葉オーディションのでの容疑者、森住仁子のブログを見て、おととし敦賀さん主演のドラマに共演していることに気づく。そこにやってきた社さんから、森住仁子は、芸能一族の出身で、森住一族が噛んでいるところに出演することが多いという。とはいっても演技は特に下手では無いという。

環境にも才能にも恵まれているようなのにあまり露出がないのは、テレビ業界以外のところで活躍しているのだろうかと違和感を感じるキョーコ。更に調べると泥中の蓮は監督/脚本が森住仁子の伯父である森住譲二であることを知って出来レースかと絶望するキョーコに、社さんは、この業界で発言権屋決定権を持ってるのは『プロデューサー』だと説得する。

そういえば紅葉は一度は高園寺さんに決定していたことを思い出して、少なくともプロデューサーには森住の人間以外を選べるフェア精神と配役繰り上げほどを受け入れる柔軟性があると思い直す。キュララのオーディションでメーカー側は出端から既に高園寺さんで気持ちが固まっていたのに逆転したことも思い出す。

そして元気を回復したキョーコに、バレンタインのお返しのカボチャの馬車のアロマキャンドルホルダーを渡す社さん。こんな業界の場合お返しが都合よくホワイトデー当日に渡せない人の方が圧倒的に多いから一ヶ月以内までって決めてるみたいだよ(たぶん蓮は)と。蓮からお返しをもらえなかったことを更につきつけられて落ち込むが、敦賀さんに送ったのはチョコレートでなかったことを思いだして無理矢理自分を納得させるキョーコ。

キョーコは最近BOX"R”の影響で芝居以外の仕事も入って来て、芝居との板挟みになるので相談役の社員をつけているという椹さんの話と、森住仁子を気にしていた様子、蓮のいない間に2週間の合宿免許をこっそりとっていたことから、期間限定でキョーコのマネージャーを申し出る。

このあと結局社さんは蓮が帰国しても、キョーコのマネージャーを兼任で続けるわけだけど、この設定が絶妙だと思う。一番の目的だったと思われる、森住仁子に変なことを吹き込まれるのは防げなかったし、森住仁子にあやうく大怪我をさせられるのを防いだのも社さんではなかったし、蓮と兼任では常に傍にいられるわけじゃないからさまざまな場面で不便ではあるけど、マネージャーが共通というのは蓮とキョーコちゃんが一緒に行動するのに本人達も周囲もすんなり納得できる理由になっている。

社さん、免許取り立てで初心者マーク付きだと思うけど、運転の腕は心配なさそう。社さんも何事もそつなくできてしまう天才タイプかな。

(ACT.241) 煩悶の種
社さんがマネージャーとしてついてくれて8日、アクションも身につけて「付け焼き刃とはいえよくここまで頑張った。後はもうお前が思うままお前の『紅葉』に料理せぇ」と虎徹さんにいわれるほどになった。

このあと「プル・ベル」というエステの港区の本店にいく奏江に、社さんはTBMにいくキョーコちゃんを送りがてら送ってくれるという。奏江にTBMに何をしに行くのか社さんは知ってるのかと訊かれるが、「ラブミー部として正体を知られてはいけない仕事をしているので詳細は明かせない」といったら、社さんは「そこには触れて欲しくない」って部分を的確に感じ取ってサポートしてくれるという。社さんが敦賀さんのマネージャーをまかされているのがわかる気がするとも思うキョーコ。

「あんたなら大丈夫よ。仮にこの間私が言ってた子がオーディションに居たとしてもあの子はあんたに敵わない」と奏江にいわれているところに社さんが帰ってきた。

もしプロデューサーも監督も高園寺さんの素性を知っていたのだとしたら、高園寺グループは泥中の蓮の一番大きなスポンサー、と昨夜思いついたキョーコの顔は晴れない。

百瀬さんとTBMで偶然であって敦賀さんのバレンタインのお返しのパッケージについていたチャームを携帯のアクセサリーにしているのを見てショックを受ける。百瀬さんはなにか手違いがあってキョーコに渡ってないだけではと思うが、送ったのがチョコじゃないからというキョーコの迫力に負ける。

帰りに送ってくれる社さんの車の中でも浮かない顔のキョーコに、「『森住仁子』の事なら特に下手とは思わなかったって言ったけど、つまりそれ特筆すべきインパクトも無いって事だから、彼女はキョーコちゃんには敵わない」といってから、昼間琴南さんがいったのも森住仁子のことかと気が付く。キョーコも「彼女以外どんな受験者が居たとしても誰よりリアルに『紅葉』を演れるのは私。必ず手に入れてみせます。」と応える(ただし悪の破壊の魔女が強力な魔法を効かせていなければ)この最後のト書きっぽいのはキョーコの気持ち?それともストーリーの暗示?

しかし敦賀さんからホワイトデーのお返しもらえなかった(と信じている)気持ちがそのまま紅葉が主人の志津摩様を一方的に慕う気持ちになっているのね。

まあ敦賀さんも自分だけバレンタインにチョコを貰えなかったと思っていたのだから、(ゼリーをもらってこの失望がいきなり歓喜にヒートアップしすぎて、尚への対抗意識もあって、頬チューになったけど)これも2人お似合いな設定。

(ACT.242) 希望の綱
紅葉の再オーディションの日で、例のラブミー部員が紅葉争奪戦に加わるとの事なので、わたしは現場に偵察に潜入して来ようかと思います、とのお世話係の言葉に車椅子の上で手をギュッと握る高園寺さん。

オーディション会場の撮影所は有力な映画会社数社が共同・総力上げてつくったもので、辺境の地ではあるけれど宿泊施設も完備で、生活する上で困らない施設も揃っていて一つの街のようなエリアもあり、そこも撮影に使われると。社さんはキョーコと奏江を送ってきてくれた。

紅葉のオーディション受験者待機室に社さんも同行する。「先にちょっと今回のオーディションの顔ぶれを参考までに見ておこうかと思って、俺の知ってる顔が居るなら対策と心構えができるだろう」と。10人ほどの先客はキョーコの顔を見ても全く誰だか理解できないようだ。黒髪の森住仁子を見て、時代劇なのだから自分も髪黒く染めてくれば良かったと気づくキョーコ。この髪の色不利ですよねというキョーコににっこり笑う社さん。

社さんに気づく仁子のマネージャー、仁子は社さんに声をかける。「森住さんなの?」びっくりしたように装う。「記憶してる印象と違ってたから名前言ってくれるまで誰かわかんなかったよ」という社さんに驚くキョーコ。先ほど森住仁子を教えてくれたのに。

仁子のマネージャーに「あなたどこかで見てる気がするんだけどどこだったかしら思い出せないわ。失礼だけど名前を聞いても構わないかしら」といわれて「京子と申します。LEM所属です。」と聞いてびっくりする他の応募者。その反応に驚いて、「いままでどういったお仕事をこなして来たのか伺っても」といいかけたところで入ってきた呉崎プロデューサーに、他の落ち着いたダークブラウンの髪の女性2人と共に肩を叩かれ、もう帰ってもらって構いません。と引導をわたされる。絶望するキョーコににっこり笑う社さん。

キョーコちゃんのマネージャーやってる社さんってすごくカッコいい。蓮は最初からできあがっているスター性のある役者だったのに対して、キョーコはまだこれから育てる余地のある女優だから、マネージャーとして育てがいのある新鮮な素材だったんだろうな。

キョーコが一番浮いた明るい茶髪で、事前調査を怠るはずの無い社さん(と社長さんもグルになってるのは後にでてくるけど)なのにキョーコをあえてこの髪のまま行かせたのは、呉崎プロデューサーが拒否するであろうタレント部所属のままにしたのと同じ理由で、呉崎プロデューサーに逆インパクトを与えるため?しかしここでの社さん、敦賀さんより役者!

いずれにせよ、茶髪とかどうにもなる外見で、役ができてないと判断する呉崎プロデューサーはおかしい。別の映画やドラマの撮影中にオーディション受けることも多いのに。

2022年9月14日水曜日

スキップ・ビート!39

(2016年9月20日発売)
(ACT.231 GROUND CALL)
10分かけてシャワーを浴びる冴菜さん。その間御園井さんはフロッピーディスクにいくらでも接触できる。その後、御園井さんが自動販売機に飲み物を買いに行ったあいだに、冴菜さんはフロッピーディスクをチェックするが、今度は逆転していない。触れてないのは既にデータを盗んでいるからという可能性もあるが、あの優しさも笑顔も全部嘘だなんて信じたくない冴菜さん。

戻ってきた御園井さんの携帯のバイブが鳴ると、顔が険しくなる。突然用事ができたといい帰る御園井さん、冴菜さんを振り返り「ごめんな」といって消えていったのが最後だった。改めて冴菜さんがフロッピーディスクを調べると偽物で空フロッピーディスクだった。

そもそも冴菜さん、重要資料を持ち出すのがまずいでしょうが。確かに仕事が終わらなくて、表に出したら大問題になるような個人情報を、持ち出して家で仕事をした経験、私にもあるけれど、弁護士さんの扱う情報は、企業秘密や個人情報でも特に重要なものも多いし。

そしてどう考えても、今まで2回フロッピーディスクが逆さまに入れられていて十分怪しいのに、まだ自宅に持ち出し禁止のはずの重要情報を持って帰るのは、あまりにも非常識。御園井さんを信じるかどうかの問題じゃなくて、たとえ恋人でも夫婦でも、仕事上の機密情報を晒してはいけないし、相手が信用できるかどうか賭けをするなど、問題外。

御園井さんもかなり詰めが甘いようだけど、冴菜さんがほんとうに自分を信じているから心が揺れたのかな。将来キョーコの父として現れるのだろうか。今頃家庭を持っていて、キョーコの異母兄弟がいたりして。キョーコも冴菜さんも許さないで欲しい。いや御園井さんがいないとこの物語、始まらないのだけど。

そして御園井一志という男はその存在ごと消えた。携帯は電源が切られていて翌朝には解約されていた。彼から聞いていたアルバイト先にもそんな人物を雇った記録はなかった。藤道さんの一族は代々警察関係の職務に就いている人が多く、身内のコネで照合してくれるのだが、冴菜さんの部屋には指紋も髪の毛も彼の私物もなかった。

しかし冴菜さんとSexもする関係だったのに指紋も髪の毛も残さないというのは、最後の日の冴菜さんがシャワーを浴びている10分間に、あと片付けもしたのかな。すごいプロ。いったい御園井さんって何者?将来あかされるのかな。キョーコも冴菜さんも許さないで欲しい。しかし、そこまで用意周到なのに避妊しなかったの?キョーコこそ重要な証拠なのに。

盗まれたのは5年闘ってきた裁判の明暗を分ける重要な情報だから、表立った騒ぎにすることは許されなかった。当時冴菜さんや藤道さんや片桐先生の所属していた業界最大手の『アスカム』という弁護士グループの、片桐先生は京都支部の要だったが、その上層部東京本部から、事務所内からの情報漏洩である事は何があっても隠蔽する様命令があった。この裁判にケリをつけられれば東京本部に栄転するはずだった片桐先生の昇進もなくなり、総ての責任を片桐先生はとらされた。

状況を見ると、恋をしたとか、騙されたとかを差し引いても、冴菜さんにかなりの落ち度がある。もちろん盗んでもいいわけじゃないけど。本人もわかっているので御園井さんを恨んではいないと言っているけど、自分の浅はかさや愚かさへの嫌悪感をキョーコに向けてきたわけで、これは絶対に許されない。キョーコこそこの件に無関係なのに。

今日母と会うことになったというキョーコの伝言を、CM撮影中の上杉虎徹さん(飛鷹君のお祖父さん)の屋敷の弓道場で聞いて、頭を抱える敦賀さんと社さん。自分を鼓舞するための『敦賀袋小路計画』だったのだが。キョーコちゃん尚のPVで演技に行き詰まったときも、繋がらなかったけど、敦賀さんにアドバイスをもとめていたっけ(8巻ACT43)。通常なら敦賀さんに個人的なことで電話しないけど、やはりいざというときに思い浮かべるのは敦賀さん。で、敦賀さんがメッセージを聞いただけでなくかけ直そうとして(8巻ACT44)社さんを驚かせたけど、まだ二人が微妙な関係だったあの頃から敦賀さんにとってキョーコは気になる存在ではあった。

(ACT.232 ENDLESS GIVE UP)
虎徹家に殺陣を習いに来た奏江が、頭を抱える敦賀さんと社さんを見かけて、キョーコと母親の件だろうか、でもなんで敦賀さんが知っているのか疑問に思う。敦賀さんにこんな顔をさせられるのはキョーコしかいない。さすが琴南さん、よく見ている。でも親友に自分が聞けなかったことを敦賀さんが知っているかもと思って、敦賀さんの方に嫉妬してる琴南さん、最高に好き。😍

敦賀さんをガン見する琴南さんを見て、奏江もああいう男が好きなのかと勘違いする飛鷹君。いや琴南さんもラブミー部員だよ、飛鷹君。

キョーコが心配だけど電話が繋がらないのでSMSを送る敦賀さん。「文字じゃつまらないからメールは使わない主義」は頑強な主義思想でもない。せいぜい麩菓子レベルと社さんに答える。

回想
冴菜さんがキョーコを身籠もっていることに気づいたのは妊娠5ヶ月を過ぎた時期で、法律で中絶が許されるボーダーラインが迫っていた。

そこで言葉を躊躇う冴菜さんだが、キョーコに「どうぞありのまま仰って下さい。私は大丈夫ですから」と励まされて「お腹の中のキョーコは自分の汚点の象徴としか思えなかった。大切に育んでいく気になんて到底なれなかった。この手で触れる事も愛していけるという仄かな現実ですらも私には持てる自信が無かった」という。引き受けてくれる医師に辿り着く前に法的タイムリミットを迎えてしまったという。そしてお腹の中のあなたもろとも滅んでつけるケジメの仕方を選んでしまった、と。

キョーコを自分の汚点の象徴と思うのなら生まない方が良かったと思う。あるいは産まれたらすぐ養子に出した方が良かったのでは。これはネグレクトもいいところ。親子だからって、合わないことも当然あるのだし。まあキョーコに励まされたからと言え、正直に伝えられる冴菜さん、まだキョーコとの関係の修復の可能性あり。何もわからないまま嫌われるより、キョーコにとってはよかった。

途中で仕事に呼ばれる冴菜さん。キョーコは冴菜さんが呼ばれた後、呼びに来た藤道さんと
「消してしまいたいと思う程愚かで浅はかになり下がる様な不様な恋を私も経験した事があります。(経験も相手の男も)あの人と同列にするのはおこがましい程小っぽけでハナクソみたいなものですが」と話す。

滅びる(すなわちお腹の子とともに自殺?)はずだった冴菜さんもキョーコも奇跡的に無事で、片桐先生が現在の事務所の前身になる事務所をを立ち上げて「本気で私に詫びる気があるのなら私のために馬車馬になって働け!」と冴菜さんを引っ張ったという。

いや、片桐先生素晴らしい。部下の新人弁護士のおかげで出世を棒に振って職場もやめざるを得なかったのに、そのドジをした新人弁護士の娘を自分の妹夫婦に預けて、今では立派な弁護士事務所をたて、今ではメディアでも「笑いも取れる弁護士」として活躍って。

「君は感性が柔軟だ。幼い君からしてみれば最上の取って来た態度は理由がわからなくてさぞ理不尽だったことだろう。あいつの頭から君があいつの一部か分身かの様な思い込みが消えない限りその境遇は続いたはずだから。わかってやって欲しいとは言ったが決して容易いことじゃない。」という藤道さんに、「少し前の私なら無理だったかも」とキョーコ。

藤道さんはずっと冴菜さんを見てきたから、冴菜さん寄りなのはわかるけど、17歳のキョーコには「わかってやって欲しい」というのはあまりにも酷。

「なら最上を許せる?」といったところで冴菜さんが戻ってくる。「私子供の頃、あの人にほめてもらえるのが夢だったんです。よく頑張ったわねって頭をなでてもらうのが。あの人の望む結果を出し続ければいつか叶うと思っていた。必ずいつかやさしく微笑みかけてくれるって。今日私の知らないあの人の事情を聞いて、私やっぱりもう諦めます『あなたに愛されたいと思うこと諦める事を』諦めます。」

あと3年で成人だし、そこまで母親にこだわらなくていいし、許さなくていいけど、冴菜さんも自分を冷静に見つめてキョーコにすべてを話せるというのは、救われるところがある。大部分の毒親は自分を正当化すると思う。冴菜さんの性格からして、今後もべたべたした関係にはならないだろうけど、遠くから相手の幸せを祈る穏やかな関係になれるといいな。

冴菜さんの子供はいません発言も、ローリィ社長に何をやらせてもかまわないけれど、親子だと世間に知られないようにしてくれるならといったのも、自分の手を離れて羽ばたくのがキョーコのためだと思ったからかな。キョーコを自分とは別の一人の人間なんだと認めつつ在るのだと信じたい。まあそういう意味でも大人になったキョーコにとっては過干渉すぎる親よりマシかも知れない。

「私に子供はいません」発言もう一つの解釈。冴菜さん、テレビにでるのは不本意だったと思うけど、本名で出てるから、どこかで御園井さんが見ていることを危惧しているとか。御園井さんは自分と冴菜さんの子供がいることを知らないと思うけど、もしキョーコの存在を知ったらどう思うだろう。いや通常は芸名の『京子』だけしか表示されないから、通常気が付かないと思うけど。

遙か昔3巻ACT.17の養成所の実技テスト「天使のことだま」で、「お父様だって人間よ。我を忘れて取り乱せば本気で人を傷つけてしまう事もあるはずよ?」「わかるでしょう?親だって本気で実の子を憎めるの」といってキョーコの気持ちはこの冴菜さんの態度から来ているのかな。あれはでも結局本気で父親に憎まれてないことを妹に悟らるためだからそれも心のどこかでキョーコは感じていたのかも。切ないけれど。あれは、うっかり口にした言葉から、まだこれから演技を習いたいというところなのに自分で演じることになって、敦賀蓮ならどう演じるだろうかと思ったけど、役柄が女の人なら問題外と思ったのだよね。

(ACT.233 CLEAR MIST)
「これまで何度も期待しては否定され続けて来て、ガッカリするだけだからもうやめようってもう期待はしないって自分に言い聞かせてきた。なのにやっぱり期待してしまう。あなたの些細な一言にもしかして・・・って性懲りも無く淡い期待が芽生えるのを止められない。だったら私はもう自分の気持ちに抵抗しない。私にはあなたと本気で嫌いになれない。あなたがどんなに私のことを嫌いでも。」「今はまだ主役を引き立てる役柄しかもらえないけど、誰もが認める日本を代表する女優になってみせる。この身体にあなたの血が流れている事をあなたが誇りに思えるようなすごい女優になってみせるから、その時は頭をなでてもらっていいですか?」頭を近づけたキョーコの耳元でそっと「あなたがそれを求めるのなら」と冴菜さん。

帰って行くキョーコを見送りながら「嘘でも『あなたを嫌いな訳じゃない』って言ってあげれば良かったのに」という藤道さんに「嘘はつきたく在りません(あの子に触れると過去の自分に逆戻りしてしまいそうで嫌悪と恐怖で拒絶し続けた。長い月日の流れの中で可愛いと思う瞬間もありましたけれど私には普通の親の様に愛せる自信は・・・)」「君に視界を濁らせるその呪われた霧はいつか必ず晴れる。彼女が君には到底まねできない様な何かを成し遂げた時に。或いは彼女の言う目標が果たされるのを待つまでもなく霧は晴れる」と(「私にできた事がどうしてあんたにできないの」とキョーコに当たった日々を思い出す冴菜さん)

しかし冴菜さんどこかでキョーコに謝って欲しい。あとここまで自分をわかっていながら自分を変える気はないのね。未だに人間としてはキョーコより未熟。母親が子供から無償の愛をもらうなんて。子供から見たら、どんな親でもなかなか嫌いにはなれないものだよ。藤道さんも鰐顔先生もどれだけ冴菜さんを支えてくれたことか。社長さんの言うとおりラブミー部で少し鍛え直した方がいい。

キョーコのメールボックスには、留守録のメッセージを聞いた敦賀さんから心配するショートメールが入っていた。

琴南さんからも事務所部室で待つというメッセージがあったので、事務所に寄ると、椹さんから、この3日ほど匿名でラブミー部への変な仕事依頼の電話があったという。オーディションで勝ち取った『くの一』役を、後日事故を装い怪我をさせられもう二度と自分の脚では立てない身体にされて、卑怯な手段で負け犬に奪われた怨みを晴らして欲しいと。

(ACT.234 泥中の蓮)
どうもその役は、内容を聞くと社長がモー子さんに押しつけた「泥中の蓮」の登場人物のようだ。

部室に来た琴南さんは元気いっぱいのキョーコを見て、用が済んだという。敦賀さんの珍百景はこのことは何の関係もない可能性が高いと、心の中で思う。

改めて「泥中の蓮」の『くの一、紅葉』のオーディションの話を琴南さんに訊いてみると、確かに一度決まったはずのくの一役のオーディションをやり直すことになったという。普通は決まってた人が何かの事情で出られなくなったんならオーディションで次点候補だった人が選ばれるはずなのにオーディションのやり直しをするのは松島主任も不思議がってたという。そういえば琴南さんが『千鳥』役のオーディションを受けた時も力ずくで奪う系のひどいのがいた。という。結局落ちたけれど。

琴南さんもまだこれから2次審査だけれど既に役作りを初めて、時代劇の重鎮で飛鷹君のお祖父さん上杉虎徹さんに殺陣の指導をしてもらっているという。

それで『千鳥』のオーディションに落ちた力ずく系女子が『紅葉』のオーディションにも乗り込んで行ってたとしたら、さっきの物騒な恨み節話も全くのデタラメじゃないかもしれないと言い始めた琴南だが、キョーコは琴南さんとの共演を目指して、紅葉のオーディションを受ける気になっている。俳優部で松島主任に京子ちゃん所属がタレント部だから情報がそっちには回らなかったんだなと言われて、どうしてタレント部なら情報が回らないんだろうと思うキョーコ。

キョーコ、LEMに入るときは何をやりたいかも全く考えてなかったからタレント部に入ったけど、女優になりたいとはっきり目標が定まったのだから、俳優部に移籍していいのでは。

原作を琴南さんから借りるために一緒に帰るキョーコに、琴南さんは、今日敦賀さんを見かけた話をする。何の撮影だったかは知らないけれどものすごい苦悩してる様子だったという。文字通り頭抱えちゃっててらしくないとこ見たと思ったと。仕事上のトラブルかな・・とは思うけどといいながら、ふと思い出して「アンタ、敦賀さんに母親関係の話ってした事あるの?」と聞くが一度も無いと言われて、やっぱりこの子の事が原因ってわけじゃないと思う。
モー子さん正解だったんだけどね。

一方キョーコは、敦賀さんがまた自分の闇に捕らわれているのでは心配するが、いつもこっそり一人で解決しようとしているを知っているキョーコは聞けない。明日の夜またグアムに発ってしまうのに、キョーコも明日はBOX"R"の全員揃って撮る最後の撮影だ。敦賀さんは私を簡単に元気にしてくれるのにと、もどかしく思いながらだるまやの看板まで手伝いをしたあと暖簾をしまおうとして落としたところへ助けにくる敦賀さんと社さん。

この後ろから突然「ごきげんよう最上さん」とアップで登場する敦賀さん、素敵すぎてキョーコは心臓がとびだしそうだったろうな。

(ACT.235 SAKURA メッセンジャー)
お騒がせして誠に申し訳ございませんでした・・・と点々だらけのメールはまるで心配してくれと言わんばかりだよなと敦賀さん。そのメールを送ったときはむしろ清々しいしい気分で・・というと「それならそれで何故清々しい顔文字の一つも入れない!!」と叱られる。(コイツは何て尤もらしい送らせようとしてるんだ送らせようとしてるんだ、貴島のタイヤキメールにキレてたもんな。なんか俺ってその流れに持っていくために上手く利用されてない?)と内心突っ込む社さん。

「私の凹み元が母だと気づいて様子を見に来て下さったんですか?」とキョーコ。以前代マネしてくれた時の『編入試験』に対する君の様子でご両親が随分厳しい人なのかなっていう印象が強かったから」「清々しい気分だったって事はお母さんとの関係に何か良い兆しが・・・?」「はいっ」

社さんと蓮にオーディションを受ける話をすると、もともと泥中の蓮の『浪人』の役は蓮に話が来ていたので、ストーリーを知っている社さん。

BJのクランクアップより泥中の蓮のクランクインの方が早いスケジュールだったしBJは最後は海外だし断ったという。でもオーディションとか言ってるって事はまだ撮影始まってないんだなと。

隣の蓮を見るとなんか落胆目をしているように見えるし、と落ち込む社さんに、何かトラブルがあったらしく撮影に入れないのもそれもあるのじゃないかとキョーコ。

そして『紅葉』は琴南さんが演る予定の『千鳥』を守るのではなく、どちらかというと憎しみの対象で、主人公を挟んで『紅葉』と『千鳥』は恋のライバルだと社さんに教わって埴輪になるキョーコ。

そこに大将とおかみさんが来る。

帰りの車で「もし『紅葉』を本当にゲットできたとしたらキョーコちゃん公で初めて誰かに恋をする役を演るんだな」という社さんに、似非紳士スマイルの蓮。社さん、わざとやってる?

TBMへいくと祥子さんにばったり出逢う。尚の「余計な事は一切考えるな。お前はお前の決めた未来だけを貫き通せ」という言葉を思い出し、お礼がしたいと尚の控え室に祥子さんといく。が、尚の顔を見たキョーコのリアクションはいきなりスネへの蹴り。

(ACT.236 呼応野望(ハウリングアンビション))
京都の尚の母と電話で話すと「ウチの子がキョーコちゃんをまきこんで家出た事は詳しい事情なんか訊かんでもわかりきってる事なんや。何度訊いても『キョーコちゃんとなんてもう会うてない。居場所なんか知らん』で済ませるなんて無責任すぎる。ほんまの事言うたら今月キョーコちゃんに会えるなら連れて帰る算段つけようと思てたんや。でも冴菜さんからキョーコちゃんの好きにさせてやって欲しいて頼まれてしもたさかいに『なりたいものがあるみたいでそれには東京に居る方が便利が良いみたいだから』て。

これが一年前ならどんなにアイツが憎くても女将さん相手に我を通して東京に留まっていたとは思えない。復讐とは別に小さく芽吹いたお芝居への感情も不純すぎたし(蓮を私の演技でアタフタさせたいと)アイツ、もしかしてどこかで守ってるつもりはあったのかな。ようやく見つけた自分を活かせる私の未来を。

母親に愛されず、尚の家では遠慮と気遣いばかりで、自分のしたいことを全く考える余裕がないキョーコに、『これが自分』と言える個性を持てというのはわかるけど、それが伝わるように尚はキョーコに言ってない。まあ尚自身も意識してないのかもしれないけど。結果的にキョーコが京都の家から解放されるように尚はしているんだけどね。で空っぽの人間が嫌いなくせに、いざキョーコが目標を見つけて羽ばたけば新しい人間関係もできるのに、独占欲を見せる尚はちょっとね。まあいいところもあるから、二人がもう少し穏やかな兄妹のような関係になれる日がくるといいな。

しかし尚、40万円の靴が買えるなら、東京に来たときに生活費やマンション代キョーコに返せ!

女将さんと話して、あの人(冴菜さん)とも会って話し、二人の理解は得られたので京都には帰らない。自分の野望を果たすまで。(アンタが嘘をつき続けていなければこんな事を言える私は居なかったけど)

グッジョッ👌ジョブといってやってもいいかと思ったけど、乙女の唇に事項も事故もありゃしないと尚の40万円の靴を掘削するキョーコ。

こうなるところが幼馴染みの気安さ。で、蓮がキレる原因でもあるんだけどね。

私はここから高みへ昇る。次へのステップも決めてある。今に上から旋毛を踏んであげるから。というキョーコに、「お前の言う次のステップってのを上がり切るその前に俺はまた一足飛びにスケールのでかい更なるステージへ・・・」祥子さんに挨拶して出て行くキョーコ。

雑誌のあらゆるジャンルの変わり種をのせるコーナーのインタビューで、天宮さんと共にラブミー部員へのインタビューに応じるキョーコ。「私の野望はどんな役でもこなせてしまう最高で最強の日本を代表する一流女優になる事です!!」と。

キョーコはオーディションに備えて、モー子さん→飛鷹君を通じて虎徹さんに殺陣を指導してもらえるよう頼む。

(番外編 あの時の彼 ~MGHと14年目の親心~)
幼いキョーコと会った藤道さんは「藤道奨(しょう)」と自己紹介する。しょうちゃんといっしょだとキラキラしたキョーコだが、ほんとうは(すすむ)と読むようだ。嘘だからとにっこりする藤道さん。「どこの馬の骨とも知らない男の血を引いてる君が憎らしくて、本名なんか教えてやるかと思ったけれど、君の身体に流れる血の半分は最上のものだと思うと『格好良い』と思われたいと思ってしまった」「僕は複雑によじれて絡みまくった知恵の輪みたいな、こ難しい女性がタイプでね」と。

先ほど藤道氏の紹介で面会した鰐顔先生も「コイツはエリート揃いの身内に司法試験は最度でクリアしないと一族追放と言われてわざと2度失敗してみせるマゾで下衆な変態だからあまり懐いちゃダメだよ」といっていた。
それって藤道さん、ものすごく屈折した冴菜さんへの愛。冴菜さんの心に余裕ができればキョーコちゃんへの態度もかわるから、素直に冴菜さんへの好意を表してくれれば少しは状況が改善したのに。

あと司法試験をわざと失敗するって、頭のいい人の嫌味な行動としか思えない。

2022年9月9日金曜日

スキップ・ビート!38

(2016年3月18日発売)
(ACT.225 POP CHORD)
キョーコが心配で付き人とともに戻ってきた尚は、緑が多そうな所にいるだろうと(さすがキョーコをよく知ってる尚、なかなかいいカンしている)、キョーコと蓮の居る路地に歩いて行こうとする。覆面サングラスの男が突然現れて、ストーカーまがいの事をしてくる。尚は体重64.8kg ヒップ87cm 身長181cm。
しかしルトさん他社の歌手なのに、ショータローの身体データや祥子さんと同棲していることまで知ってるの?これは社長さんがショータローに興味を持ったからかな。

恥も外聞もなく全力で色々解き放ってすがりついて号泣したらコーンではなく敦賀さんだと気が付いて動揺するキョーコに、蓮は何度も謝る。「コーンがここに居てくれたらもしかして何か相談したい事でもあった?話を聞くくらいなら俺にもできると思うんだけど。何か辛い事があったんだろう?弱音を吐くのとクールダウンは違うんだよ。たとえ不条理な目に遭ってもそれへの憤りすら燃料にして自力で立ち上がるのが君なのに、それができないなら泣いてたんじゃないのか?だったら自力で消化しきれない鉛みたいな感情は外に吐き出すべきだ。」と説得するが、話そうとしないキョーコに俺がコーンだったらここまで口が重くないはずだよなと思い、(「どうして俺は禿げに恐れをなしておかなかったんだ。あの時ミス・ウッズの杞憂に影響されて髪をクオンのままにしておけば、すぐにでも昔みたいに話を聞いてあげる事ができたのに」ということろが抱腹絶倒!私がスキップ・ビート!が好きなのは、たぶん大部分のファンと違って、冴菜さんの存在があるからで、冴菜さんのキョーコを愛してないわけじゃないけど優しくできない不器用さは、決して認めないし、キョーコも許さないでいいと思うけど、毒親崩壊家庭育ちの私にとって、すごく理解できてそんな育ちのキョーコに共鳴するから。

毒親や家族との軋轢を扱った漫画はたくさんあるけど、シリアスで読んだ後どよんとした気分になるのは御免被りたい。スキップ・ビート!はシリアスな中にこういった抱腹絶倒な部分がいいバランスで入っている。キョーコがこういう育ちだからこそ、成長してこういった過去も糧にして、女優として世界に羽ばたき、自分を卑下する事なく蓮と結ばれて、クーやジュリエナに思いきり甘えて欲しい。

しかし今回のグアム滞在そんなに長くないから、日本出国の時、敦賀蓮カラーからコーンの金髪→カインヒールの髪→コーンの金髪→敦賀蓮カラーになって、更に日本滞在も3日ほどだからすぐにコーンの金髪→カインヒール髪になるのよね。まあミス・ウッズが頭皮の心配をしたくなるのもわかる。

「思いっきり泣いたのでスッキリしちゃったみたいです。」というキョーコに、泣いた後、河原の石の目玉焼きハンバーグごっこで驚異の復活をとげていた子供のキョーコを思い出すが、同時に「だいたいは不・・アイツの話をふったらい一瞬で・・」と思い出したくない奴の事も思い出す蓮。

どうしてこんな所にいらっしゃるんですかというキョーコに、グアムでの食事を摂る証拠動画を見せに来たという蓮。わざわざこんな時間にと言われて、ウォーキングを教えろと夜中に家の前で待ち伏せしてた君からそんな風にいわれるなんてといいながら、「この日本滞在中今夜しか時間が取れそうにないみたいでね」(といいながら翌日の夜もあらわれる敦賀さん)まぁ別に本当は何も今夜じゃなくても良かったんだけど、とにかく君に早く逢いたくて、と思わず本音をつぶやくが、頬を染めて見つめるキョーコに気が付いて、ものすごく頑張ったから早く見てくれると食事動画を見せる。思わず自分の都合のいい様に聞き取ってしまう所だった。と思うキョーコだけれど、目の前に居るこの男性が”敦賀蓮”だとわかったら、あんなに重苦しかった胸の痛みも後ろ向きな感情もいつの間にか消えていたのに気が付くキョーコ。

照れずに君が心配できたといえばいいのにな~~~~社長さんから母親の事を聞いたのは隠す必要ないのに。で、敦賀さんコーンでなくても十分キョーコを元気づけられてるよ。

一人で冴菜さんとの会話を思い出すローリィ社長。「あの子を可愛いと思った事なんて一度も無いと言えば嘘になります。だけど無理なんです。私にはあの子を愛せる自信が無い」「ラブミー部に入れられないだろうか」と思うローリィ社長。

まあ、まあ不器用なりに冴菜さん自分をわかってるんだろうな。キョーコと二人で向き合ったら傷つけてばかりになってしまうと。

ルトさんからなにやら報告を受けてるのは尚があらわれたことかな。

すごく元気をもらったのでこの勢いを借りて私、今回の凹み元に正面きって体あたりしてみようかと思います。という。

(ACT.226 MARBLE FLAG)
表紙の注射器を構えた敦賀医師、サディストっぽくて萌え。
母親に奇襲をかけるらしいと、翌朝社長に電話で報告する蓮。朝食中だったマリアちゃんは「蓮様の方からお電話して来てね♡」と伝言してそっと席を外す。

「お前が必死な形相で食物を接種する(接種・・・摂取の誤植では?)ようすは弱った人間の心に大いなる生きる勇気と気力を与えるのかもしれない」という解釈の社さん。「一種の御守みたいなもんさ。コレがあるから何があっても大丈夫って」。キョーコに∞のラブミースタンプを押したことを思い出す。「敦賀さんからいただくから意味があるんです」と満面の笑顔でいるキョーコに「あなたはできる。絶対勝てる。そう惚れた女に魔法をかけてもらうだけ」といったリックを思い出す。しかし蓮は「成功者のサインなど御利益求めて無駄にほしがる人も居る。御利益と魔法って違いますよね」とDr.学習能力に鎮静剤を打たれて願望から覚醒する。

敦賀さんからもらった∞のラブミースタンプ、プリンセス・ローザの首飾り、コーンの石をもって戦闘服ラブミーツナギでいくはずだったのが、学校からアポをとるつもりで仲介者に電話したら(公衆電話!)冴菜さんは午後3時から予定空いちゃったみたいだからといわれ、勢いで会った方が良いんじゃないかなと言われて、午後から早引きして高校の制服のまま喫茶店で待つキョーコ。

やってきたのは冴菜さんの同僚弁護士藤道さん。キョーコは3、4歳の頃一、二回あっただけだ。冴菜さんの事情は知っているようだが、同僚の人生最大の地雷劇といわれて、やはり父親に原因があるのだと、尚に捨てられた自分と同じ思い、あるいはそれ以上の経験をしたのかと想像して「やっぱりやめておきます。訊きたい事無くなってしまったので」と車の中で藤道さんにいうが、もうウィリデ法律事務所について目の前を歩いて行く冴菜さんに、藤道さんは呼びかける。「確かに戦う覚悟で心の準備も整えていた。でもそれはずっと目を逸らしてきた疑問に答えをもらいたいと思ったから。人生で最大だというその傷跡に刃物をつき立てて無理矢理抉り出すのが目的な訳じゃない。私はこの人を傷つけるために来たんじゃないんだ」と思いながら車から降りるキョーコ。

この期に及んでも冴菜さんを傷つけたくないというキョーコ、そこまで人の気持ちを思いやる姿に心が痛む。

(ACT.227 SPIRA+ ECHO)
車から降りたって、藤道さんの車越しに対面するキョーコと冴菜さん。二人同時に喋り始める。二人のセリフも吹き出しの中でダブってるのが笑える。聞き返すと冴菜さんはふいっと横を向く。(キョーコがいったのは「あなたには感謝してます。」)

冴菜さんの言葉を聞き取った藤道さんは「今、君が着てる制服は衣装なのか?って」と伝える。「衣装の要る仕事って、演劇か何かやってるのかな?」と言われて、「私は芸能・・」といいかけて冴菜さんの眉間のしわに気が付く。端役で他人から嫌われるしかないイジメ役、ラブミー部員というふざけたアレ・・と冴菜さんの声なき声を聞き取って、芸能関係の仕事につきたくて裏方スタッフからエキストラまでやらせてもらっていて、海外ロケは極秘任務なので代わりは立てられなかったと藤道さんに伝えて怪しまれる。

「高校通ってたの ちゃんと」といわれて、「学費の事なら事務所の社長が助けてくれてます。もちろん少しずつですが返していけてはいますので。」「あの男性が」という冴菜の表情にもしかして心配してくれた?とほっこりしたところで「学歴が中学止まりだなんて怒りで目の前が真っ赤に染まり歪んで何度不法を承知で籍を抜いてしまえたらと思ったか知れない。後先も考えず男にくっついて家出するなんて頭が悪いにも程がある。もう紙の上ですら関係していたくないレベル」それで『子供はいない』発言と思うキョーコ。さ・・・冴菜さんそれはあまりにも自分勝手な。キョーコが尚に依存するのも冴菜さんへの満たされない気持ちもあるし、いずれにせよ、あなたがそんなこと考えられる立場じゃない。「情けなくてイライラする。そんな所だけ似るなんて」ハッとするキョーコ。だから????と言いたい。

藤道さんが宥めて部屋に二人を連れて行く。藤道さんがキョーコは家業を継ぐのが嫌で逃げ出した大好きな幼馴染みにホイホイついてって結局別れて人生を棒に振ったことを知っていることに、不思議に思うキョーコだが、キョーコちゃんからの手紙で荒れている冴菜さんを酒に誘って口を割ったという。「ロクでもない事しかしでかさないバカな娘とはすぐにでも縁を切ってしまいたいのにプライドと職業柄がそれを許さない。出口の見つからないジレンマに押し潰されて?」というキョーコに「それは全く否定しないけれど、心底縁を切りたいと見限ってる相手のやる事にあいつならいちいち腹は立てないよ」と。先ほどの高校へ行けてないと心配していたらしい言動を思い出すが、だけどやっぱりもう期待はしないと思うキョーコ。
冴菜さん、お酒が弱いのか。キョーコはどうだろう。
藤道さん、気が利いて人の気持ちがわかる、優秀な弁護士なんだろうな。

冴菜さんとキョーコは二人だけになって、また同時にしゃべり出す。

「あなた松君とはいつからそういう仲だったの」と駆け落ちしていたと思う冴菜さんに家政婦代わりに恋愛関係ですらないことを思わず勢いよくしゃべって更に呆れられる。

「まぁ何にせよ最悪の状況を避けられてるだけでも救いだと思える。子供なんてできていたら目も当てられない」といったところで突然黙り込んだ冴菜さんに、「純粋に若気の至りで取り返しのつかない事にならなくて良かったと言った事が、結果私の存在を蔑む事になっちゃってマズイ事言っちゃったとかって焦ってる?」と冴菜さんを見つめるキョーコ。

子供の頃から瞬時に読み取るようにしていた眉間のシワは、怒りと『あんたが憎い』の信号だとずっと思っていたけれど・・・藤道さんの「もう十分知ってるだろう?キョーコちゃんだってあいつが難解で困難な性格だって事は」という言葉が蘇る。

「私、今の自分がすごく好きなんです。あなたから見れば嫌われ役しかやらせてもらえない私はみっともないかもしれないけれど、この仕事に出逢って自分の狭い世界が広がった。経験も人との繋がりも総てが私に生命力をくれる。京都に居た頃の私なら間違ってもやってみようなんて思わなかったこの仕事に出逢わせてもらえた総ての出来事に感謝しています。」「それは松君にも感謝していると言ってるかの様に聞こえるけれど」「もちろん一番に感謝しているのはあなたにですけど」「私を産んでくれてありがとうございます」

いやキョーコちゃん、どんな理由があっても冴菜さんの態度は理不尽過ぎる。いい人過ぎて涙が出てくる。結果的に女優である現在へ、蓮を思う現在へつながっているけど、本来ならもっと幸せな子供時代を送れたはず。

母娘とともに、似たような性格だけど、キョーコにはコーンやだるまやの夫婦や、琴南さんや社長さんや蓮がいた。つまり冴菜さんよりはキョーコは人間関係を築く力はあるのかな。でもこの育ち方で17歳で、つい失言してしまうお母さんに「産んでくれてありがとうございます」って切なくて涙。

(ACT.228 GROUND CALL)
回想 若き日の冴菜さん。一流大学首席入学首席卒業、在学中に司法試験ストレートクリアしたスーパーエリートで、片桐先生の事務所に入って二年で『城生』のプロジェクトにくわえられたのに、ぼーとしていて山口さんという先輩から怒鳴られる。「正直言ってあなたは存在するだけで私に喉の奥から苦い物を込み上げさせる。」(「別に他人を見下した事なんて一度も無いのに」)と心の中で思っていると、「そのつまらなさそうな顔やめてくれる?まるで相手にされてないんだなって傷附くわ」「あなたくらい優秀な人なら安心して私の後を任せられる。私がここに居られるのも後少しなんだからしっかりしてちょうだい」「次の公判で『城生』の案件にケリをつけられれば片桐先生の東京本部への栄転が確定されるはず。私達で片桐先生のサポートをしっかりやっていきましょう」と。

そこに帰ってきた藤道さんに、口紅を変えた(正確にはグロスを)ことを指摘されて、ドキッとする冴菜さん。この状態で今の職場が居心地が良すぎるという冴菜さん。山口さんを「歯に衣着せずに物事をはっきり言いますけれど、逆にそれがいつも本心で向き合ってくれてるってわかるので、安心できるんです。私の様に対人スキルの乏しい人間には。
藤道さん、このころから冴菜さんへのひねくれた愛が見られるけど、もっとストレートに冴菜さんを口説いていたら、冴菜さんも幸せになったのに。冴菜さんが他の男とつきあっているらしいのを察してるのに、揶揄するだけ?

夜、恋人の御園井さんに、今日職場で山口さんに私の様に対人スキルの乏しい人間には今の支部のメンバーみたいに厳しいくらいの本音で接してくれるのがちょうどいいと思っていたのだが、その山口さんに『存在が嫌味』だとズバリ言われ久しぶりに心が折れそうだったという。山口さんは、優秀な人で司法試験を2度目で通過したと聞いた御園井さんは「元々優秀な人間であればある程少しの泥でもついちゃうと本来自分はこうだったはずって理想の姿を目のあたりにすると嫌でも嫉妬心が芽生えてしまう。その証拠に大学3浪、30を過ぎてもまだ司法試験をクリアできない俺なんて冴ちゃんには憧憬は感じても嫉妬心なんて沸き起こりようがないもの」という。眉間にまるで怒っているかのようにしわが寄る冴菜さんに、「今どうフォローしたものかと考えあぐねてる。冴ちゃんは他人に誤解され易いよね。すごくどうでもいい事で悩んでる時も眉間に皺よっちゃうから」「怒ったときは小の字が大きくなって彫刻刀で彫られたみたいに深く刻みこまれていくからすぐわかる」と。

いつの間にかちゃんと『つき合おう』とも言われてないのに一度も男性とつき合ったりした事もなかった自分が御園井さんと3か月でそんな関係になっていた。司法試験の特訓してよといわれて家に出入りしていた。

「私はあなたにお礼を言われる様な事は何もしていない。あなたの母親になろうとした事もない。産まれた瞬間からあなたに触れる事すら拒絶した人間です。(総ての悲劇の原因を何も知らないあなたになすりつけた)」

今のキョーコにはこの言葉は通じるだろうけど、17歳やそこらでそんな気持ちが通じてしまうように、人を思いやる心が溢れているキョーコが逆に可哀想。今頃間違っていたと思われても。

(ACT.229 GROUND CALL)
子供の頃から嫌われている事にも憎まれている事にも覚悟はあった存在を否定された事も乗り越えた。抱きしめてくれた蓮の顔がキョーコの脳裏に浮かぶ。∞をくれたラブミースタンプも。今更何を聞かされても私はもうへし折れない。

「憎んでたから?」というキョーコ。あなたの事を呪われた子だと思った。だけど間違っていた。呪われているのは私の方。「怖かったのよ。あなたを傷つけてしまいそうで」「心を?」「今更でしょう。もうそれは。よく泣きながら私の後を追って来てた」(じゃあ体を!!)と思い当たり愕然とする。総てはそれが最善の道と判断して片桐先生が不破さんを紹介して下さったからよ。あなたが不破さんのお宅に預けられたのは。私からあなたを守るため」
松君のお母さん彌生さんは片桐先生の妹だと。

鰐顔の片桐先生を見ると子供のキョーコは泣き叫んだという。母の法律事務所のホームページで初めて見たと思ったテレビの中の人との過去に何度も会ってたなんて。これも現在の『私』を作った一片。もしかしたら自分の知らない過去の片鱗にはまだ現在の私へと形を変えられないまま放置された一片があるかもしれない。その一片色がつき形を変え、息衝く事ができたなら私の夢の未来図に私の夢の未来図に何か更なる変化をもたらすんじゃ・・・いやこの人の私の出征を語らせるってことは地雷劇だというこの人の過去をほじくり返すってこと・・と悶えるキョーコ。
キョーコは冴菜さんが自分を否定する理由を訊く権利があるよ。そこまで気遣わなくても・

あなた今日は何か私に用があってきたんでしょうと冴菜さんの方から言い出す。あなたにはその権利があるのだから言いたい事でも訊きたい事でもあなたがそれを求めるのなら私は決して拒みません。これまで一度も「母親」らしい事をして来なかった。だからこそ今のあなたからの望みにはでき得る限り応えていく。それが私の当然果たすべきけじめです。ただしあなたも無傷ではいられないかもしれませんよ、と。いやキョーコは既に冴菜さんに子供の頃から傷つけられまくってきたよ。
冴菜さん、理知的な人だし、キョーコを今まで傷つけてきたのも十分わかってるし自分をよくわかってる。だったらもう少し冴菜さんの方から手を伸ばしてくれれば、キョーコは救われたのに。

回想
28歳の冴菜さん。遅くまで弁護士事務所で仕事をする冴菜さんに、おでんの差し入れも持ってきてくれる藤道さん。仕事に熱中すると食事も忘れる冴菜さんは、蓮と似てなくもない。さりげなく、気負いすぎないように、年長の弁護士に頼るようにとアドバイスする藤道さん。

喫茶店で偶然知り合った、弁護士事務所でアルバイトしているという御園井一志さんは、疲れている冴菜さんに、お家デートでご飯をつくってくれる。食べるとなぜか急に眠くなる冴菜さん。意識が飛ぶ直線に御園井さんに頭をなでられた記憶だけが残る。

(ACT.230 GROUND CALL)
眼が覚めるとベッドで、御園井さんは既にいなかった。おかげでゆっくり眠れた冴菜さん。冴菜さんは優秀なのに自己評価が低くて一人でがんばりすぎてしまうところキョーコに似ている。藤道君の中では神経が高ぶって眠れそうにないなら睡眠薬でもこっそり盛っちゃおうか計画が立ってたんだよという先輩弁護士のあてこすりに、昨夜の作用の感覚が睡眠薬を飲んだときと似てたと思う冴菜さんの心に御園井さんへの疑惑が湧く。

昨夜は自宅で資料に目を通しておこうと、禁じられているけれど資料のコピーをを持ち出していた。いったん案件のボックスに戻そうとすると3つのフロッピーのうちNO2が逆さまに入っている。

しばらく会えないと伝えた御園井さん、なぜかお弁当をもってマンションに冴菜さんを訪れる。そのまま帰ってしまってけれどほっこりする冴菜さん。

翌夜も差し入れに来てくれた御園井さんを、思わずマンションに招き入れる。途中でクライアントから電話があってマンションの外で電話をする冴菜さん。そして御園井さんが帰った後またもやNO2のフロッピーが逆に入っている。「製品開発資料の全容が相手方側の手に渡らない限りこちらは負けない」といった片桐先生の言葉が頭をよぎる。製品開発の資料が入っているのがNO2だ。
フロッピーディスクっていつまであったっけ・・・時代を感じる。持ち出して無くしたり、人の手に渡ったら大変なことになる書類やデータを持ち出して私も昔結構やったけど、やはり弁護士さんの扱う情報は機密度が全然違うから、まずいよ、冴菜さん。仕事が終わらないから持ち帰るのは私も同じだから気持ちはわかるけど。
もうこの情報は持ち出さない方がいい。私は利用されてるだけなのかなと悩む冴菜さん。帰るとマンションの前では御園井さんが待っていた。

(番外編 あの時の彼等 丑三つ刻の人間曼荼羅)
深夜、冴菜さんのことで傷ついていたキョーコを元気にした後、ラブミースタンプを押すために、キョーコに招かれてだるまやに顔を出す敦賀さん。

キョーコは尚君とでていったはずなのに。「ま、いいか。誰が相手だったってひとまずはキョーコちゃんを元気にしてくれたみたいだし」と頭を切り替える女将さんだが、大将は不審の目で睨む。蓮に、魚料理を出す大将。「食ってけ」との圧力にびびる蓮。そこに戻ってきたキョーコが、「お魚料理出すのウチのお店のバイト採用試験なんです。お魚を綺麗に食べられる人が大将好きみたいで。食事の仕方って自然と人となりが現れるんですって」いや育ちの良さ、しつけの良さは現れるかも知れないけど、心の中までは測れない。査定されていたのを悟る蓮。

尚君と違って人あたりのいいニヤけたあの笑顔が気に入らん。詐欺師みたいだ。結婚詐欺師・・と窘める女将さんにぶつぶつつぶやく大将。

2022年7月29日金曜日

スキップ・ビート!37

(2015年9月18日)

(ACT.219 CRYSTAL STREAM)
お笑い芸人見習いの覚悟を決めた天宮さんの代マネとして、天宮さんとともにラブミーピンクつなぎで富士テレビに行くキョーコ。天宮さんが昨日の事故で捻って首に包帯をしていることを揶揄されるのを見て、スカーフを買いに行くと申し出るキョーコ。自らをラブミー部員一号と名乗る。

天宮さん、今では完全にキョーコに信服している。ただ階段から突き落として指を負傷するさせた人(23巻ACT.133)とそんなに仲良くしていいの・という気もするけど。突き飛ばされて捻挫して(2巻ACT.9)脚のヒビに発展してしまった松内瑠璃子も最後はキョーコに信服したけど(3巻ACT.13)、キョーコちゃん満身創痍過ぎる。

天宮さんのその後が出てこないけど(2022年)お笑い番組で名をあげて、役者としても返り咲いて欲しい。

テレビでキョーコの母最上冴菜が、交通事故についてコメントしているのをミス・ウッズとの電話中に気が付くローリィ社長。蓮とミス・ウッズは今夜中に韓国を発って明日日本に帰るようだ。目玉焼きのせトーストの食事中だった社さんも同じテレビ番組を自宅で見て、もしかしてキョーコちゃんの・・・と気が付く。

「『芸人見習いになってみせる』じゃなくて『芸人見習いを演じてみる』っていったのよ。」という天宮さんに、「『お笑い芸人』のリアリティを追求するあまりそのうち演技じゃなくなります」とキョーコ。

嫌みをいっていた共演者が「見直した。けどっ収録中一瞬でも『女優なのに』ヅラしやがったら・・・」「「『給料泥棒』なんて二度と言わせない」と天宮さん。

スカーフを買って急いで帰ってきたキョーコが、エレベーターに乗ろうとすると、降りてきたのは母、冴菜だった。

(ACT.220 CRYSTAL STREAM)
冴菜さんの眉間にしわが寄ったけれど、何も言わずにキョーコとすれ違う。

誰かの付き添いでTBMに来ていた琴南さんは(誰の付き添いだったのだろう、ラブミー部の仕事じゃないといっていたけど。)、『きまぐれ』の録画に来たキョーコと出逢う。「鶏は連続ドラマでレギュラー出演してる人間がやる仕事じゃないでしょ」という琴南さんに、キョーコが、「主演張れるようになったら考える」というので正直今のドラマもW主演みたいなもんだと思うけどと「ふくしきこゆーは結婚式の名前だよ」と素人っぽいアイドルの主演、丸山留美を想像する。(初心者マークを持った留美ちゃんが奏江の脳内でいってるこのわけのわからないセリフは何?複式?故宮?)

モー子さんにBOX"R"の初回見てくれたと聞くが、見てないという(正確には「録画で見たのでオンタイムではない」のだが)

突然モー子さんに「あんたの母親って弁護士やってたりする?」と聞かれる。今回のモー子さん出演「水森都シリーズ」に、最上冴菜という弁護士が監修についているという。キョーコはさっき富士で会ったという。バラエティやコメンテーターとしてよく見る『笑いも取れる鰐顔弁護士』片桐憲一が過労で倒れて、富士は代打らしい。奏江のドラマは監修のサブでもともとついていたという。奏江は冴菜さんに昨日会って「(キョーコと)親子だって確信した」という「だって似てるもの」といわれて呆然とするキョーコに、「正確に言うと似てるのは普段のあんたじゃなくてドラマの中の『ナツ』特に無表情になる時の人形みたいな無機質な顔と雰囲気」(モー子さん、キョーコにBOX"R"見てないといったばかりなのに)「本当はドラマ見てくれたの?」とキョーコは喜ぶ。「あんたにしては表現が慎ましやかね。」「ちょっと今気持ち的に複雑で。私が母に似てるらしいって事に対して」「嫌なの?」「母がね」。

TBMのカフェテリアに移って会話を続けるキョーコと奏江。「普通の家庭の親子より関係が氷点下なだけ」(いや男と家出した娘に何年ぶり?であってスルーするのは氷点下なんてものじゃなくて絶対0度)「富士ではスルーされた」というキョーコに「(不破尚)だってあんたが茶髪ショートにしただけで気づかなかったんでしょ」というが「二度目に目が合ったときは眉を顰められた」「ただの通りすがりの人間がどんな常軌を逸した服を着てようが、そんな事であの人は顔に表情を乗せたりしない。昔からあの人が感情を出す時は私があの人にとって不快な事をした時だけ。そして私の存在を疎ましいと思ってる。子供の頃からずっと。」

そのころ冴菜さんはLMEサイトのキョーコを見て、額に深い最上川をつくっていた。

冴菜さんの部下かな?勤務時間中に1時間も私用電話していてお客様にお茶もださなかったら、皮肉を言われても仕方ないだろうに。

(ACT.221 CRYSTAL STORM)
深刻な奏江の顔をみて「母の事に関しては私のハート、コンニャクみたいに柔軟になっちゃってモー子さんが思ってる程傷ついたりしてないのよ?」「でもごめんいろんな意味で」

翌朝、モー子さんとの会話を思い出して、「罪悪感なんて感じないで欲しい。今まで人様のあたたかい家庭を見て羨ましいと思った事なんてただの一度も・・・なかったとは言わないけれども、それで自分は不幸だと哀れんだ事は一度も無い。これまでだって一人ぼっちで生きて来た訳じゃないし、今だって大好きだと思える人がたくさん居る。」

敦賀さんが手に書いてくれた消えかけた「よくできました」マークを見て微笑むキョーコ(今日は敦賀さんが一時帰国する日)

そのころミス・ウッズと飛行機の中にいた久遠は「今回は短期滞在なのに蓮ちゃんの髪色に染めてもいいの?」「万一の事があると困るのでお願いします」「貴方の髪と頭皮のダメージが心配だわ」「禿げたら潔く丸坊主にしましょう。敦賀蓮ウィッグもあるので大丈夫。むしろウィッグが無駄にならなくて良いのじゃないかと。」

しかし久遠の姿は出入国に必要なだけだから、そっちを鬘ですませて、カイン・ヒール→敦賀蓮じゃいけないのかな。
しかし眉毛とかまつげはどうなるのかな。あちらとか・・・地がキラキラ金髪だったらほかもそうなると思うのだけど。

そうすると社長さんがよく浮いた話の一つもないといっていたけど、バレないように気を遣っているのにそんな浮いた話どころではないでしょうと思う。

BOX"R"のメンバーと会話中のキョーコ。今年のタレント名鑑にはキョーコは未登録だと聞いて驚く共演者たち。元々「ラブミー部員」って補欠タレント的な扱いだったから(『親の承諾』って壁もあったからなんだと思うけど)パスポートを取るためにあの人と連絡を取った事を社長に話してすぐ後、事務所のホームページに正式に所属タレントとして載せるから、あの人と直接話していいかって社長さんに訊かれた。それでホームページに載せてもらえてるんだから滞りなくOKがでたのだと思うキョーコ。『何をしようと勝手だけど間違っても私と関わりがあるなんて世間に知られないようにしてちょうだいね」と昨日スルーされたときの眉間のしわは語っていたけど、社長さんにもそういったんだろうな。それでも迷惑だから認めないとは言わなかったんだ。と。

CMの撮影が終わって、インタビューのために社さんと事務所に向かう蓮。その後は社長と報告がてら飲むことになっている。

このCM撮影の敦賀さん、ポスターで欲しい!

事務所へ蓮と社さんが顔をだすと、真剣な顔で社長が「キロノット」というテレビ人生相談番組を見ている。挨拶にいくと、画面に『最上冴菜』という弁護士が、相談者から「あなたには子供居ないんですか!?あなたっお腹を痛めて子供産んだ事なんかないんでしょう!!!」と罵られていた。「確かに私に子供はおりません。母親になった事のない私にはあなたのつらさも悔しさも、想像はできても分かち合う事はできません。ですがそれは今ここでは関係の無い事です。」

眉間にしわを寄せているローリィ社長を横目で見た社さんは「社長、もしかしこの女性やっぱりキョーコちゃんの・・・」えっと驚いた表情の蓮。社長は「最上君がこれを見ていなければいいんだが。最悪だ」

冴菜さんの発言は、普段テレビにでる人じゃないから理解してないのかも知れないけど、全国ネットでこんなことをいうのは、どんな気持ちからであっても許せない。キョーコだけでなく、その知り合いにもみんな伝わる事を考えてないのかな。

(ACT.222 CRYSTAL STORM)
車で移動中の尚は、偶然冴菜さんが登場するキロノットを見て、しまう。一方キョーコもだるまやでおかみさんが間違って録画したキロノットを見てしまう。

インタビューが終わって社さんと社長と飲む蓮。すらすらと会話をしながら、突然「最上さんの母親は社長と会ったとき特に異論無く最上さんの芸能活動を許可したんですか」と唐突に会話を変える。

「異論は唱えないが条件があるっていうか、内容が内容だけに、たとえお前とはいえそうペラペラとはなあ」という社長に、「『何をさせても構わない。親子だと世間に知られないようにしてくれるなら』とでも言われましたか」という蓮。「最上君から家庭の事情を聞いてるのか?」と驚く社長さん。「少しだけ。母親が最上さんには随分厳しい人だという事くらいですが」(あれは厳しいと言うより、愛情が感じられないという方が適切では・・)(「以前最上君の口からも蓮が幸せになる資格が無いとこいつが自分を責めていた事を知ってる感じのセリフをきいたが、お互い話してるのか。心の傷を。まさかこいつが惚れた女に自ら弱み晒すと思えんが。それも重すぎて闇すぎる」)敦賀さんはコーンだった子供のとき、キョーコは坊の時と、お互い相手が知らないときに聞いてるんだよね。いつ本当の事をうちあけて、心から癒やし合えるのかな。

「好意的に受け止めればその厳しさも最上さんを思っての事ですよね」「社長に彼女が言った事も、今回のテレビでの発言も、彼女なりに最上さんの将来や立場を気遣って」と言いかけた蓮を目で制するローリィ社長。「もういちいち許可を取りに来るなと言われた。全部LMEの自由にしていいからと」愛の伝道師社長さん、涙を拭ってる?

冴菜さんすごい美人。キョーコも大人になったら絶世の美女になりそう。しかし複雑な思いがあるにしても全国ネットで「私に子供は居ません」はない。でも社さん、敦賀さん、社長さん、尚と、キョーコを心配してくれる人が、たくさんいるのが救い。久遠は両親からは溺愛されてたから、衝撃だろうな。とはいっても久遠も自分の存在をアメリカ芸能界で否定されたわけだから、気持ちはわかるかと思う。

遙かな昔「お母さん頭の悪い子キライなの。だから私頑張って100点いっぱい取るの。それでね、いつか笑顔でいい子ねってお母さんにほめてもらうんだっ」といった子供の頃のキョーコの顔を思い浮かべながら電話をしようか迷う蓮。

電話では一度演技でごまかされた過去がある(15巻ACT.85-86で軽井沢のレイノにストーカーされてた事)。怖いのはもしあの子があの番組を見ていなかった場合、俺のその不自然な探りが、あの番組を見るキッカケをあの子に作ってしまうかもしれないという事だ。『会う』のならグアムでの食事の証拠動画という切り札がある。この一時帰国中に会う機会を作って後日・・・と思ったところで、絶望的に泣いていた子供のキョーコのが浮かぶ。

録画した番組を見てしまったキョーコは、コーンの石を持ってだるまやの裏口から飛び出すと、キョーコが心配で電話する尚が目の前に居た。「その顔やっぱり見たんだな」

まあ尚は事情を知ってるからまっ先に駆けつけるのは当然か。軽井沢でレイノにストーカーされたときと言い、敦賀さん一歩遅れてる。でも子供の頃からこの場合キョーコを本当に癒やせるのは、コーンだよ。

(ACT.223 CRYSTAL STORM)
後を追ったおかみさんは、尚とキョーコが対峙しているのに気が付く。おかみさんに気づいた尚は首を振ってみせる。幼馴染にまかせた方が良さそうだね、とおかみさんは引っ込む。

尚の頭には、かつて「私は自然とあんたの居ない所で泣く様になったのよ。あんたを困らせたくなかったから」と言ったキョーコ(8巻ACT.45)が思い浮かぶ。心を見せようとしないキョーコに近づくと、感情まで殺して目が死んでいる。

思わずキスをして、「いつものお前ならケリの一つも入れんだろうが。俺の前で泣くのが嫌なら切れてみせろ」という尚に、「メンドくさい。お願いがあるの、一人にして。」

尚もけっこういいところがあるけど、ここでキスして、キョーコの怒りの感情を引きおこそうというのはそもそも間違ってる。たとえ怒ったとしても、キョーコが癒やされるわけじゃない。キョーコが尚に甘えられないのは、今までの2人の関係から尚が招いた事だし。まあ結果的にずっとあとに敦賀さんの怒りの感情を引きおこしたけど(44巻ACT.267)。

キョーコも尚も有名人である事を思い出したおかみさんとご主人が裏口から見にいくと二人とも居ない。

一人になったキョーコは近くの小さな公園のベンチで「東京にコーンの森は存在しないのに。大声で安心して泣いていい場所なんて東京には無いのに」「"無視"されると覚悟していた"お願い"を聞いてもらえたのは、あの人なら無視ができなくなる様に自分でそういう手段を選んだから(つまり本人直接でなくて、冴菜さんの事務所に母の知り合いと思われる藤道さん送って、たとえ藤道さんが人違いでも手紙で事情を知った第三者の手から同意書を母の手に渡してさえもらえれば、外聞を気にするあの人は絶対に同意書を無視できないと、たくらんだから38巻ACT.226)。

迷惑だと思いながらも許可をくれたのは別に私の未来を尊重してくれた訳じゃない。あのヒトは私の存在ごと無かった事にしてたんだ。これがコーンと再会する前じゃなくて良かった。」かつてコーンと会えなくなってから一人雨森の中をコーンの名前を呼んで泣いて歩いたことを思い出す。

向こうから歩いてきたのは・・・

この時の敦賀さん、どうみても敦賀さんの姿なんだけど、敦賀さん規格にそっくりのコーンがコーンに見えるように、キョーコちゃん絶対視感を持ってるけど、けっこうフィルターがかかるんだね。

この時のキョーコを心配しながら、何と声をかけたらいいのか、なんでキョーコと母の事を知ってるのか葛藤してるであろう憂いを帯びた敦賀さんの立ち姿が素敵。

でもほんとうのところ、事務所で偶然社長と一緒に冴菜さんの発言を見て、社長に事情を聞いたで、よかったはず。コーンの事を言わずにどう話しかけるかに気を取られすぎて頭が回らなかった?」

(ACT.224 PRESSURE CHANGE)
キョーコは子供の頃、弁護士として難しい案件に落ち込んでいる母の部屋に入って「この案件に負けたらあんたのせいよ」と拒絶された事が浮かぶ。

「嫌われてるのは知っていた。ともすれば憎まれている可能性も受け入れた。だけどまだ私には存在そのものを否定される現実なんて」コーンに見えた敦賀さんに「コーン」と呼びながらすがりつくキョーコ。

個人的に母親との関係、修復しなくてもいいと思う。まあ事情は尋ねてもいいけど。

蓮はキョーコに抱きつかれて思わず手を浮かせて悩むが、更に号泣するキョーコに、そっと抱きしめて頭をすり寄せる蓮。

この時、一旦キョーコの肩に手をおいてそっと抱きしめかけたのを「コーン」と呼ばれたのを思い出してもう一度手を放したものの、キョーコが号泣したのを見て、やっぱり抱きしめてスリスリするのが、好き。

本当はこの状態で尚が戻ってきて欲しかった。その後の話の展開がまったく変わっただろうな。

一方状況を電話で社長に報告するレトは、何かに気が付く。

社さんに「こんな時にまで若い二人のラブの行方を想像して楽しんでるなんて、社長は只のラブモンじゃありません。ゲスラブモンです!!」といわれて、ローリィ社長は「俺が『行方』を想像してんのはあの娘の成長だ。役者としてもう一皮むけるかどうかを期待している。それは今回のこの状況をあの娘がどう受けとめるかで決まる。"傷"にするのかそれとも宝にするのか」

キョーコに一人にしてといわれて一旦立ち去ったものの、付き人と共に道に立ち尽くす尚。やっぱり一人にできるかと戻ったがキョーコは居ない。一人で泣くつもりならどっちにいくかと考える。

キョーコの最初で最後のショータローへのお願いが「1人にして」ってのは、まさにキョーコと尚の関係の象徴。

昔、キョーコが泣き止むと「きょうはどうしたの?」と話を聞いてくれたコーンを思い出すキョーコ。敦賀さんになでなでされて、「今はうまく話せる自信が無い。黙ってただこうしてくれてるだけの方が落ちつける。これがグアムでコーンと再会前だったら私また自分の事情ばかりを話してしまうと思ったけど。」「また逢おう」といった眩しいくらいの最後のコーンを思い出して、「ウソみたい。呼んだら本当に来てくれた」と思ったところで、抱きつく前の顔は金髪碧眼でなかったことに気が付く。改めて見れば、明らかに敦賀さん。「ごめん。言い出せなくて」。

キョーコちゃんの直感はいつも正しい!でもコーンだと言えないのにコーンとしてキョーコに抱きつかれている敦賀さんの心境は複雑だろうな。抱きしめたいのにわざわざ最初両手を挙げて困った顔に葛藤が見られる。でも最後に優しく抱きしめてキョーコの髪に頬ずりして、なでなでするのがたまらない。

しかしキョーコの中の敦賀さんのイメージって、未だにいじめっこ敦賀さんなの?

最後の「ごめん。言い出せなくて。」というのは「コーンじゃないよと言い出せなくて」と言ったつもりだろうけど、ほんとうは「コーンだと言えなくて」だよね。言えればキョーコはもっと癒やされるのに。困り顔の敦賀さん、最高。

で、最終コマ、コーンだと思ったら敦賀さんだった事に気が付いたキョーコに叫ばれちゃうのかわいそう。

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2022年7月26日火曜日

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(2015年3月20日)
(ACT.213 原色の楽園~GO AHEAD!~)
ミス・ウッズに連れて行かれたのは、先ほどまでコーンと最上階で椰子の実ジュースを飲んでいたお店。見た目は大人だけど子供みたいなコーンのことを思い出しているうちに最後のキスを思い出して挙動不審なキョーコ。そんなキョーコに「何かやましい事をかくしてるみたいな顔してる」といじる敦賀さん。キョーコは、ふと敦賀さんが今日は時計を左にしていることに気が付く。冷静に考えると二度目は無いよというのはショータローとは二度目はないといっているだけではと思い、ミスウッズが席を外している間に、コーンのことを敦賀さんに突然「実は聞いて頂きたい事があるのですが。今日私ファースト・キスを経験いたしました。相手はコーンです!!」といいだす。(黙っていれば一生俺にはわからない事だろう!!)とびっくりする敦賀さん。
いじめっこ蓮さん。しかしもしもキョーコがファーストキスをしたという話を尚にしたら(で尚とのことはアリクイに口移しで餌をあげたと思っていると)仁王になるな。
告白は唐突だけど、二度目は無いよ(尚と)であって二人目はないよではないことにやっと気が付いたのねキョーコちゃん。もっとも蓮としては自分以外なら二人目はないよと言いたいだろうけど。
動揺してむせる蓮はかわいくて幼く見える。
「今日はコーンにとったら笑顔を取り戻す事ができた記念すべき一日なんです。そんな彼にとったら素晴らしい一日を一緒に過ごした私が無かった事にはしたくないんです。(それで鶴賀さんに軽薄な子だと思われる事になったとしても)「何より私が嘘をつきたくないんです。敦賀さんには」ズダムと一撃を受ける蓮。嬉々として語り始めるキョーコ。(手枷の時計を付け替えたけど、うっかり手が出たときまっ先に目に入るように違う意味での手枷が必要な気がしてならない)明日の夜までで日本に帰るミス・ウッズに蓮は、社長に「俺の人生に光りも影も存在しない。限りなく現在この目に見える未来図は輝きに満ちていると」伝えてくれと言う。そこにキョーコちゃんがいるんだよね。そろそろ二人で山を乗り越えるという発想をしてもらいたいんだけど。キョーコのことは抑えないで欲しいんだけど。でも抑えなくて良くなったらベタベタのバカップルになりそう。でもキョーコの発想すばらしいよね。コーンにとって記念すべき日をなかったことにしたくないというのと、敦賀さんには嘘をつきたくないと。

(ACT.214 OVERHEAD FIRST STAR~彼方の夢~)
蓮のB.Jの迫力に共演の金子さんはたじたじ。おまけに、このグアムの気候であの衣装なのにカインは汗一つ掻いてない。役者として経験を積んで来ると撮影中には汗を掻かない様に自力でコントロールできる様になると、セッカに冗談をいうカイン。実際はいつのまにかこういう体質になってしまったと。それって熱中症を避ける上からは逆にまずいのでは?「発汗を抑える秘策があるから多少その効果もあるかもしれんが」というカインに、セッカ魂を忘れて女優としての好奇心満々で聞くキョーコに「まずお前が『女優』と呼べる立場になったら教えてやる」と言われ、落ち込むキョーコ。

いっぽう村雨の「ヤツの完璧なB.Jを見る度に、自分がどれだけ小物な役者か思い知らされるから。ムカつくけどやっぱり芝居は上手いんだよ」と「俺は必ず現在より高度な技術を身につける。そして奴が認めざるを得ない本物の一流の役者になってやる」という言葉に同士を感じるキョーコ。
いっぽうあいかわらずカインにじゃれまくる愛華ちゃんをキョーコ(セッカ)は投げ飛ばして「一度しか言わないからよくお聞き。そこの小娘。」(このあとACT.215)「この世に生まれ落ちたその瞬間からこの男はアタシのものよ。その薄汚い手で二度とアタシの兄さんに触らないで!!」と。
待機室でカインの膝に乗ったり甘え方がいつもよりあからさまで、試験でセツを休む前までと何か心境の変化があったとしか思えないと思うカイン。
それは蓮への気持ちを自覚したから。カインにじゃれる愛華ちゃんが気に入らないのはキョーコの本心。

日本に帰ったミス・ウッズから蓮の言葉を聞いた社長は喜びの表情を見せる。
社長さんやっぱり産まれたときから知ってる久遠が心配で愛しいんだよね。

その頃、キョーコの下宿先だるまやを訪れる尚。

(ACT.215 絶対符号)
セッカとしての役割は終わり、一足先に帰国するキョーコ。カインの部屋に挨拶に寄り、(今回は同じ部屋じゃなかったの?)朝食をしっかり食べて携帯の動画で残すようにいわれたので、証拠動画をリアルタイムで確認してもらうために最上さんのメールアドレスを教えてくれといったけど、そこまでして頂かなくて結構ですとメルアド交換を拒否される。

セッカの態度が変わったので自分に独占欲を抱くような何か心境の変化があったのかというのは幻想だったと蓮は思う。一時帰国は3日後。でも事実上恐らくヒール兄妹はここで終了だというのに名残惜しいと思うのは俺だけかと蓮の心の声。恐らくって???100%じゃないという伏線かな。
出て行くときに「約一か月間ありがとうございました」というキョーコの手に、水性ペンで∞点のラブミースタンプを描く蓮。「日本に帰ったらちゃんと本物を押させてもらうから。君には感謝してもしきれない。本当にありがとう。助かった。ソレが消えてしまう前に帰るから」
二人とも感謝の気持ちを顔や言葉にのせるようにはなってきたけど、その前のキョーコのために廊下に人が居ないか確認する敦賀さんの背中を見つめるキョーコの表情を敦賀さんに教えてあげたい。

∞ならたとえ-10点でも∞のままだよね。ああいう姑息なことはもうしないで、蓮。
看病を自分への好意でやってるんじゃないって、代マネとしてあたりまえのことに-10点する蓮も、まだキョーコちゃんへの気持ちを自覚してないのにストレート過ぎて面白かったけど。


グアム空港への送迎バスでのお客さんの会話から、「敦賀蓮」は芸名であることを思い出したキョーコ。グアムに一日早く来た時にホテルの部屋の電話番号をフロントで聞いても無駄だったのかもと思い、敦賀さんの本名ってなんていうんだろうとふと思う。敦賀さんの芸名を命名したであろうはずの社長さんなら知っているはずだけどと思ったところで「そら何も知らん訳じゃないがね。ただ君に事情を話すには蓮の許可が必要だ」という電話での言葉を思い出す。坊のときにみた、自責の念に落ちる蓮の顔を思い出す。

水森都シリーズ次期の台本を手にした琴南さん。犯人が狡猾で凄腕の弁護士のために、弁護士が監修に聞き、監修者の名前「最上冴菜(片桐憲一とともに)」を見た琴南さんはフリーズする。

(ACT.216 タイニーモンスーン)
機内で爆睡して機内食を食べ損ねたので、日本に帰って成田空港でたこ焼きを楽しむキョーコ。空港には社さんが迎えに来ていた。ミッション中はキョーコとも蓮とも連絡できないので、社長から社さんが派遣されてきたということで、内容が機密事項なので社長の車が待っていた。社長さんは仕事でいなかったが。蓮に押してもらった∞のラブミースタンプをキョーコが見せるとほっこりする社さん。

「カインヒールなんて謎だらけな男を演ってる蓮自身が既に謎だらけなんだけどな」という社さんになにかいいかけたキョーコだが「マネージャーをやってても担当してる役者さんの事全部知ってる訳じゃないんですね」と。
「特殊な事情を抱えてて極力そこは明かさずに仕事してる人間少なくないんじゃないかと思うよ。」(時々モデルの仕事で海外に出た事あるけど行きも帰りもいつも別々だったし、そもそも俺を蓮に引き合わせたのが社長直々な事から、蓮の謎部分には深く足を踏み入れ過ぎてはいけないと、マネ感が言っている)やっぱり敦賀さんの世間に知らされていない部分に興味を持つのはやめよう。本名すごく気になるけどいつか敦賀さんが自分から話してくれるまでは誰にも何にも聞かない。と思うキョーコ。まあそんな瞬間一生待っても来ないかもしれないけどね。と二人とも思う。
今回は乙女社さんじゃなくて、社さんのイケメン度高い。

昨日初回のBOX"R"の感想を社さんに言われるが全く興味が無かったキョーコ。初回の視聴率が最悪で天宮さんは落ち込んでいた。BOX"R"はスロースターターなはず「大丈夫!!私達とてもえげつない悪役!!演れてますから!!」とキョーコの励ましにますます落ち込む天宮さん。

撮影が終わってだるまやに帰るとキョーコにお客さんだという。パスポートをとる際に、保護者承諾の署名を母親からもらったことを思いだし、母親かと思ったら、尚が居間でご飯を食べながら待っていた。冴菜さんから尚の実家に連絡があったので、尚は実家からキョーコの様子を見にいくように言われたという。
松太郎、正座がきれいなのはさすが老舗旅館の息子。

(ACT.217 タイニーモンスーン)
尚の母親が、そのうち自ら会いに来るけど、お前を京都に連れ戻すためかもしれねーんだぞ。と。パスポートの署名もらうときに冴菜さんとは直接あったのかという尚に「阿呆が過ぎると死ぬ病気が今すぐ発症すればいいのに。もし直接会ってれば、あんたのご両親が私の様子を見て来いなんてあんたに頼む訳ないでしょう」「今更な現実を説明させる?だって同じ東京にいるのにあのヒト(冴菜さん)は会いには来ない。」と。「スマン」という尚に気持ち悪いというキョーコ。いや尚はキョーコのことを心配してるんだよ。普段オレ様の態度と独占欲と混じってわかりにくいけど。そこら辺をわかった上でうまく躱してってのはキョーコには無理そうだなあ。
「アンタ、スキあらば私を京都で一生仲居勤めさせようとしてんだし」「それはお前が敦賀蓮に躓いたらだろう」キョーコの態度に「お前早速間抜けにもあのデカい石ころにけつまづいたんじゃねーだろうな」あわてて否定するキョーコ。いやあんな約束のその場限りに決まってるでしょと尚をあしらって欲しかった。でも尚のいうことをそのまま受け取るんなら、躓いて挫折せずに尚も認める(認めるかどうか知らないけど)日本を代表する女優になったら、京都で一生仲居を勤めなくていいということでいいのかな。「私には目指すものがあるっていったでしょ。日本でトップクラスの役者になってみせる。そのためにはもっと自分を高めなくてはいけない。他人に誇れる自分になれなくてはいけない。愛だの恋だのそんな良識も感情も乱す魔物を一瞬でも最優先になんかしていられないのよ」と。「ならそうやってはっきり言ってやれよ。ウチの親がたとえ何言って来ても余計な事は一切考えるな。お前はお前の決めた未来だけを貫き通せ」行方知れずだった娘の居場所がわかっていくら冴菜さんでももしかしたらと思った尚だけど、あれだけ俺に罵詈雑言浴びせかけられんなら大丈夫だろう。帰りの車で思う尚。

尚は自分勝手で、冴菜さんと並んで、キョーコの誰にも愛したくない愛されたくないトラウマを作った元凶だから嫌いだけど、時々こうやって思いやりを見せてくれる。うまく蓮、尚、キョーコが穏やかな関係になるといいけど、蓮が認めそうもないか。キョーコと尚の関係は兄妹みたいになりつつあるんだけど、ここで蓮が絡むとまた蓮も尚も嫉妬と独占欲の塊になるからなあ。

グアムでコーンに合った話をコーンの石にしながら、コーンが去った後森を一人で泣きながらさ迷った子供時代を思い出すキョーコ。

夜、バラエティに出演した天宮さんの恨みつらみを描いたノートに毒気にあたる。翌朝BOX"R"の撮影現場に行くと、天宮さんが交通事故に会って病院に搬送されたという。

(ACT.218 CRYSTAL STREAM)
病院に駆けつけると、天宮さんの怪我は首を捻った程度だが、マネージャーの吉本さんが脚を複合骨折してて手術室にいったという。かけつけた安南監督は、吉本さんが京子を呼んだという。天宮さんの芸の事務所ソフトハットの社長曰くBOX"R"の撮影はだいぶ前倒しで撮っているから今日は休ませてもらえるという。天宮さん曰くきょうだけじゃなくて明日も無理だという。今日ロケを中止にすると、次はいつ借りられるか電話をしている安南監督を止めて、天宮さんと話すキョーコ。明日のマジスカの収録を休むなら今日の仕事も休まないと説得力がないからでしょうと指摘するキョーコ。後々自分が許せなくて後悔する事になるという。「明日の仕事がバラエティではなくドラマだったら貴女はやっぱり同じ事を言いますか?」かつて蓮がいったプライベートで何が起きてもそれを仕事へ持ち込まないルールを思い出すキョーコ。

安南監督に天宮さんの気持ちを変えられなかったと謝りにいくと、後ろから来た天宮さんが撮影に行くという(そう書いてないけどたぶん)。「役者とは己の身に何が起ころうと演じる人生が宿命なのだから」と天宮さん。本当は私が尊敬するある人の言葉だという。それは敦賀さんかとキョーコは思ったけど、『勝利者の父』Mr.Dだという。

明日の仕事で自分を鼓舞するためにラブミー部として明日『マジスカ(マジでスカッとする番組)』の収録で傍に居て見ていてもらいたいという。

冴菜さんが見てるキョーコの評価がちらっと見えるけど、DARK MOONとBOX"R"は事前の期待度も違うし、未緒とナツはいじめ役と言っても、立場も全然違うから、同じ迫力があったらおかしいのに、くだらない批評だ。

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2022年7月24日日曜日

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2014年9月19日発売
(ACT.207 原色の楽園~HOT LIMIT~)
身体のサイズのすべてが敦賀さんと同じコーンに疑問を持つキョーコに、基本的に俺達は見たままを素直に受け入れられる幼い子ども以外には本当の姿が見られないようになってるから、キョーコちゃんの記憶の中で一番鮮明に残ってた男性「敦賀さん」に見えていないとおかしいんだよ。とコーン。よくまあ咄嗟にぺらぺらと・・
「子供の頃に会ったコーンは本当の姿のコーン?」とキョーコ。「100%天然嘘偽りの無い俺」今の私中途半端にコーンの本当の姿が見えていると思うキョーコだけど本当はこれが100%天然コーン=敦賀さんだよ~~一方キョーコは「私はもう子供の頃の様な純粋無垢じゃなくなったの!他人のことを妬むし嫉むし羨むし疑り深くもなってしまった!あげく他人を憎む事だってできるんだから!!」というと「こんな事があったんじゃさすがのキョーコちゃんだって魂を歪ませるよね」と過去が見える(ふりをする)コーンは、自己中で暴君なショーちゃんがキョーコちゃんをだまして放置したことやキョーコちゃんが無理矢理ショーちゃんにキスされたことや敦賀さんに頬キスされたのが見えることを喋る。コーン、調子に乗りすぎ・・キョーコで無ければとっくにバレていた。しかしメルヘンキョーコに、アドリブで、立て板に水のごとくメルヘンで返せる敦賀さん、21歳よりずっと心は若い。というか10歳ならともかく21歳で妖精を演じられる敦賀さん、すごい現実離れした美青年なんだね。

一方、相変わらず蓮と連絡がつかなくて焦るミス・ウッズは、ローリィ社長と電話で話す。「今のアイツ(久遠)が『敦賀蓮』だとバレることがまずいんだ。だから最上君(絶対視感のある)とさえ接触しなきゃそれでいい。仮に何かの間違いで接触したとしてもシラをキリ通せば大丈夫だ。カイン・ヒールの時とは事の重大さが違うんでアイツとて己の人生がかかってるつもりで他人を貫き通すだろう・・・・と信じている」最後に不安がにじむのはさすが社長さん、キョーコに惚れている久遠をわかっている。だけど、ここまでキョーコちゃんに久遠をまかせたのだら、久遠がバラしてもしょうがないという覚悟はないのね。

キョーコの過去を許可なく見て不機嫌なキョーコに、敦賀さんの顔と声で「許して?」と眉毛を下げて頼むコーンに、仔犬のカイン兄さん×100の破壊力。「その敦賀さんの顔と声で、それ以上敦賀さんのイメージが壊れる様な事しないで!!」と。(敦賀さんがもしあんな風にプライベートで甘えを見せることがあったとしたらそれは相手は私じゃない。だって敦賀さんには好きな女性が)ってなんでそれが自分だとは全く思ってないの、坊として話してたときもう少し突っ込んでおけばよかったのに。

昔はよくキラキラした眩しい笑顔見せてくれたのに、今日再会してからのコーン、そういう絵蛾をしてるの一度も見てない」「再会できて嬉しいの本当は私だけなのかなって」「そんな事無い。絶対」キョーコと過ごす何げない時間を『幸せ』だと久遠が感じてしまわないように、無意識に抑え込んでいたと気づく久遠。当然訪れるはずだった『幸福』な時間を他人からは奪っておいてと深刻になる久遠。

「(かつて貴方がそうしてくれた様に)今度こそ私が貴方の『救いの場所』になりたいの」と。
相変わらずキョーコ、人の心の機微にはいい勘をしている。コーンにも御守りとなろうとしている。恋愛に関しては死んでるけど。でもコーン相手だと手を握ったりスキンシップも平気なのね。

(ACT.208 原色の楽園~HOT SPELL~)
コーンは、自分の存在そのものが周りの人間を不幸にする、自分と関わって人生を狂わせた人がいる。どんな事をしてももう元には戻らない。神にも手の施しようのない惨劇だ。という。
そんなコーンの手を、自分の両手で包み、「だから呪いをかけられたの?笑えない様に?」というキョーコに、「俺が呪われてるのは生まれつき。笑えないのは俺が自分を許せないからだ。俺さえ存在しなければ誰も悲しませる事も不幸にする事も無かったのにって。自分でも自分を呪ってるって言った方が適切かも知れないな」コーン自分のことをよくわかっている。だったら前に進もうよ。やはりどこかで前に進んでいるティナに会わないと難しいだろうな。

「私はコーンと関わり合ったけど不幸になってなってないよ?!私はコーンと出逢ってなかったらこんな諦めの悪い打たれ強い子に育ってなかったって断言できるよ?コーンとコーンがくれた石にだけ胸に詰まって弱音や悩みを打ち明けられた。私はどんなに貴方に助けられたかわからない。だから貴方が関わったまわりの人を自分が不幸にするなんて決めてしまわないで」と。
「キョーコちゃんだけだ俺と関わって無傷なの」「そんなこと無いよっ絶対っ」コーンの表情を見ているうちに、かつてレイノに言われた「ソイツがそんな感情からその後もずっと逃れられない人生を余儀なくされていたのだとしたら、ソイツは今頃壊れるか・・・」という言葉を思い出してキョーコは「ごめん。私これまでコーンがどんな経験をしてどんな思いをして来たかも知らないくせにいかにも『他人だから言える綺麗事」みたいな事言って」そこに気づくキョーコちゃんは本当に大切な御守り。自己嫌悪に陥って涙ぐむキョーコと風鈴の音に、あの夜の涙をためていたセッカを思い出すコーンいや敦賀さん。
ここら辺のコーンの顔の百変化が楽しい。泣かせてあわてるその気持ちを大切にね。

呪いの話をしているうちに、メルヘンにはまって元気になるキョーコ。(久遠がこの娘と居て感じる『幸せ』に否定的でもこの娘を悲しませたかった訳じゃない」
そんなコーンに「諦めるの?コーンだって今の自分のままでいいなんて本気で思ってないでしょう」コーンの頭に動かないリックを抱きしめて久遠を責めるティナが思い浮かぶ。
キョーコに「呪いを無効にする伝統的な方法、知ってるはずだよね?キョーコちゃん」と自分の唇に指を当てるコーン。どさくさに紛れてずるいコーン!お姫さまじゃないんだから。キョーコちゃんにキスしてもらいたいだけでしょ。でもこうやって本音がでるところもいいね。

(ACT.209 原色の楽園~HOT SPELL~)
この表紙絵、背景が凝っているしすごい。キョーコに実際お姫さまを演じさせて使って欲しい。
「呪いを解く口づけというのは『清く深い愛』がなくてはいけないのよ。」私もう清くないし、コーンのことは好きだけど呪いを解くにはlikeではなくてloveでなきゃ。「それなら大丈夫。俺がキョーコちゃんを愛してるから」と敦賀さんの顔と声で破壊力がありすぎる。敦賀さんの時にちゃんと言え!!!

「私の生い立ちを知ってくれてるコーンならわかってくれると思うけど、私もう誰かに置いて行かれるのは嫌なのよ」「それに敦賀さんと約束してるのよ。この身の純血を命にかえて守り抜くって」「なんてそんな約束してるの?恋人でもないくせに。敦賀さんってすごくズーズーしいね」
このセリフをコーン=敦賀さんがいう、このシチュエーション最高!同じ人に2度目はないなんて、ほんとうは理不尽なトンデモ理論なんだけど、キョーコちゃんに教えてあげたい。でも本人が言うと突っ込むとこしかない。しかし恋人でもないくせに敦賀さんってすごくズーズーしいって自覚はあったのね。

そこでバレンタインデーの流れを思い起こす混乱するキョーコ。「敦賀さんの真意がどうであれ、つまりはバレなきゃいいんじゃない?」ここまで自分に都合良い解釈を持ってくるコーン、最高!でも将来コーン=敦賀さんと知ったときにキョーコはどう思うかな。ウソつきだね俺のためにできる事なら何でもしてくれるなんて言葉だけだったんだ」敦賀さんの時に、このわがまま言ってみたら。要はキスしてくれないの?ってことでしょう。

「キョーコちゃんは俺より敦賀さんの方が大切なんだ。無理だよね?キョーコちゃんには敦賀さんを裏切れない。」もはや絶句。うつむいてしまったキョーコに自己嫌悪のコーン。この娘は敦賀蓮との約束を健気に守ろうとしてくれてるんだろう。何が気に入らない。」)「最上さんも早く実践でできる様になるといいよ。俺達芝居に生きる人間が身につける心の法則」という敦賀さんの言葉を思い出して「貴方のお役に立てましょう」と。
でもそれだと演技だよ。キョーコちゃんなかなかいい返しだけど。

(ACT.210 原色の楽園~HOT SPELL~)
事あるごとに「敦賀蓮」を彼女が気にかける度小さく芽生えてきたイラ立ち。『敦賀蓮』は『久遠(自分)』なのにどうして『敦賀蓮』ばかり優遇するんだ。別人を装ってきたのは自分のくせに。いざ彼女に個別扱いされ、敦賀蓮を引き合いに出されると腹が立つなんて。これは久遠の姿でキョーコの前に現れることを決めたときから、もうコーンバレするっきゃ無いんじゃ無い。

「けれど違った。彼女は『敦賀蓮』だけを特別視していた訳じゃない。カテゴリーは違うかもしれない。だけど並列に考えてくれている。久遠も『敦賀蓮』も、”唯一無二の存在”として」「でもそれって大丈夫なの?バレたら怒られない?」自分で言っといて何をいうとるねん。

キョーコは、母に捨てられたことやショータローに裏切られた自分の過去のことを、あのお方にお逢いできるきっかけを作ってくれたのだと思うだけでわたくしは彼の者には感謝すらしてます」「それって君はもう許してるって事?ソイツ(不破)の事を?!」一瞬不破っていいかけたよね。キョーコが気が付かなくて良かった。コーンならショーちゃんって言わなくっちゃ。「わたくしに『許せない』などという負の情は端から備わっておりません。わたくしがここまで来るなかで何度悲しい思いをして心が塞ぎ込んでも、唯一わたくしの話を聞きいつもはげましてくれたのは貴方がくれた思い出と魔法石だけだという事実。立ち上がる力をくれた貴方に何かをお返ししたいと思うのは人間の理でございましょう」

「再生のキスをもらっても」とキョーコの前に跪いて目を閉じるコーンに一瞬だけキスをするキョーコ。

「もの足りない」といいながらキョーコの言葉を反芻するコーン「それら総ての経験は現在のわたくしになるためにはいずれも必要な事であったのだと」アメリカでのさまざまな過去の場面、幼いキョーコとで会った時、LMEで初めて会ったときのことが走馬灯のように思い浮かぶ。(今の俺にならわかる。人生で起こる全ての出来事は偶然では無く必然なのだと)キョーコの手を握り返して微笑むコーン。
これでいいの?まあ恋人キスはまだまだ先の話だろうけど。それよりはキョーコが過去のことも蓮に逢うきっかけだったと思えると言ってくれてよかったね。
久遠の最後の笑顔は最高。久遠は実際はこれからも過去のことは現在の自分を作るのに必要だったと思えない場面がでてくると思うけど、一瞬でもそう思った気持ちを忘れないで。

(ACT.211 原色の楽園~MELT HEART~)
椰子の実ジュースを二人で飲み、マウイ!と笑いあう二人。この冒頭の無邪気な場面も好き。いつかこんな風に二人で。

「わからない事もあるんだよね。キョーコちゃんが本当はもう『ショーちゃん』許してるのかなとか。」「確かに感謝をしてるのは事実だけど(アイツが一人で上京してたら高校進学を捨ててまで追いかける勇気は無かったと思うし)でもアイツに目に物見せてやりたい気持ちは消えやしないわ」「それを聞いて安心した。実は俺昔から『ショーちゃん』の事は気に入らなかったから。キョーコちゃんは盲目的に『ショーちゃん』が正義だったし、それに対して俺なんてうっかり呼び捨てにしようものなんらコーンはダメっていちいち拒否されたくらいの存在なんだから」

実際に呼び捨てにしようとしたら、「今声が敦賀さんだから、おしおきの一種なのかと心臓が縮み上がるから」と拒否される。そこで黙ってしまったコーンにかつて「もう会えない」といった子供のコーンとの別れを思い出す。心の中で(今度この娘に会った時俺はまだ妖精『コーン』を演じていられるだろうか。状況がもしもそれを許さなかったとしたらその時は、総てを話そう。つつみ隠さず現在この胸がこんなにも温かい理由も)とキョーコにキスをして、「キョーコちゃん。俺生まれてきて良かった。キョーコちゃんと出逢えただけで俺は俺で生まれて来た事を感謝する」とカフェのテラスの手すりを超えて「また逢おう」と消えてしまった。最高の去り方、最高の演技!敦賀さんにしかできない。これはやはりもっとアクション映画にでないと。しかし下がどうなってるか久遠、事前に見ていたの?あ、そうだ、キョーコちゃんが椰子の実ジュース買いに行っていた間手すりからそとを見ていたか(34巻ACT.206)運動能力が優れているのはわかるけど。きっと久遠の姿で又会って、今度はすべてをキョーコちゃんに話すんだよね。これは伏線だと信じている。しかし久遠はキョーコの唇にキスするんだね。敦賀さんは頬チューだったのに。

(ACT.212 原色の楽園~TIME SHIFT~)
下の階のテラスに飛び移ったコーンは、時計を出し、すまないリック一つだけお前に聞いてもらいたい願いがある。と。

一方ミューズ様から着信が何度もあったことに気が付いたキョーコは、かけ直して外に出ていたことを伝える。「キョーコちゃんはずっと一人だったの?」との質問にはいと答え、ホテルに戻る。実はカフェの時計は狂っていて午後5時半ではなくて、7時半。久遠がミスウッズと約束した時間はとっくに過ぎているが、ミスウッズは意外とあっさり小言をひっこめる。社長から「詳しいことは話せないがアイツが素の姿に戻ってそのまま外をフラフラする事自体、実はちょっといい傾向なんだ。だから今日アイツに会ってもあまり起こらないでいてやってくれるか」と言われていたのだ。
キョーコが久遠とあった時間は不明だけど、朝成田をでると4時間弱でグアムにつくから、お昼頃?海に行ったのは午後早い時間のはず。ずいぶん長く久遠といたんだ。

ミスウッズは蓮に「実は今日既にキョーコちゃんがグアムに来てるのよ!!」というが、さっきまで一緒だった久遠は一瞬反応が遅れる。8時に3人で食事をする約束が1時間は遅れるという。ふと蓮がいつも右につけている時計が今日は左なのに気が付く。

待ち合わせの駐車場に現れたキョーコを見ながら蓮は心の中でリックに(お前の彼女との未来を奪っておいてこんな事を入れる立場じゃないのはわかっている。それでもどうか一つだけお前にこの願いを聞いてもらいたい。決して俺の事を赦さないでくれ。何度この世に生まれ変わっても)
34巻ACT.205からこの35巻最後のACT.212までずっと思っていたのだけど、キョーコちゃんと海辺で出会ったときに久遠は海に潜っていて、着替えるひまはないから、ずぶ濡れなのでは。それも海水だとかなりベタベタしそう。そのままキョーコちゃんとカフェに行って、更にミス・ウッズの美容室もそのまま行った?服装を見ると着替えてないようだけど。

キョーコも赦されなくて地獄へ行ってもいいから敦賀さんを愛する気持ちを認めたし、蓮もリックに赦されなくていいからキョーコを愛する気持ちを認めたし、前進!

(番外編 あの時の彼等)怨キョの陰の声では、キョーコがキスした後のコーンの神々スマイルと駐車場でキョーコと再会した蓮の神々スマイルは同じ。でもキョーコの発想は、「敦賀さんのご先祖様のどなたかに妖精のDNAを持つ人が存在するんじゃ。」

2022年7月5日火曜日

スキップ・ビート!34

(2014年3月20日)
(ACT.201 絶望シーソー)
カインに抱きしめられて素で赤面した撮影の後、ミューズ様の車で社長とともに下宿先に送られたキョーコは、翌日社長室に呼ばれている。社長が愛の伝道師として盛り上がって、敦賀さんに「失望した」と言われると恐れるキョーコ。
なんでそういう発想になるかな~~

社長室に行くと、敦賀さんと社さんも来ていたので、フリーズして青ざめるキョーコ。そいうえばあの夜以来素で会うの初めてだと気が付いた蓮は、デッドブルーに染まったキョーコを見て、がっかりする。むむ敦賀さんも斜め下の解釈。今はこれ以上構ってあげない方が良さそうだと背を向け先に奥へいく蓮。キョーコに声をかけた社さんが、乙女社になってなくていつも通りなので、社長さんはまだ曝露してないのかとキョーコは思う。

社長の話は、最上君にイギリスに帰るという設定にして、『お守』役を暫く休ませるということだ。「暫く最上君が離れてお前一人でも大丈夫だろう?」いきなり潤い奪われる俺の身にもなってくれませんかね、と思ってそうだと社長さんと社さん。「最上君の学校がそろそろ進級テスト期間が始まるから」という理由でホッとするキョーコ。キョーコに即行で目線外されてやっぱりちょっと冷却期間が必要かと思う蓮。

そして蓮と社さんが立ち去ったあと、社長さんは君とはじっくり話したいとキョーコは残される。

(ACT.202 幕間)
今日がホワイトデーだと気が付いてなかったキョーコは、「君はさっき何のドキドキもワクワクも無かった訳だな蓮に会っても」「惚れた男から何かお返しもらえるかもとか思ったら(ドキドキ)しねー方がおかしいだろう。」と蓮の話をふられる。
「俺は蓮に何も言ったりせんよ」と「そもそも愛とは、多難を乗り越え手にいれ育み自力で花を咲かせるから甘く美しいんじゃないか。自分の描いたシナリオ通りに結ばれる恋人達を見てもトキメキが半減されてしまう。ちなみに最上君の恋愛劇は俺的になかなか良い萌え要素を含んでいる」「今後も展開させる気なんか無いんだろう?蓮にもバレない様に努力しまくるんだろう?もし蓮に恋人ができて結婚なんかしちまっても君は笑顔で祝福するんだろう?」」「もちろん”役者”のプライドにかけて最高の笑顔で祝福し・・・」そこで突然蓮がかつて坊に言った言葉を思い出す。「敦賀さんここで大切な人は作れないって・・どこに居ても あんなまるで自分には幸せになる資格なんて無いんだと思ってる様な思い詰めた表情で。どんな気持ちであの時そのセリフを言ったのかあの表情を思い出せば少しは想像できたのに。なのに”大丈夫””だから大丈夫””まだ敦賀さんは誰かのものになったりしたい”って一瞬思った私なんてひどい事を」この言葉をキョーコがどこで聞いたか、その後の社長さんを見ていても気がついてないみたい。

ルトに鏡を持ってこさせて「最上君。君はやっぱり良質の恋愛劇の幕に手をかけていると俺は思うぞ。まぁたとえどんな良質だろうが幕が開かなきゃ意味ないんだがな。幕を開けるもそのまま持った幕を手放すも君次第だ。どうするかね?」とキョーコに自分の顔を見つめさせる。
社長さん、もどかしいようだけど、これがベストな押し方かも。キョーコが今敦賀さんにそのまま気持ちを伝える気は無いし、敦賀さんもキョーコとつきあう気も無いし。

(ACT.203 贖罪への一歩)
「幕を開けると言うことは敦賀さんへのこの気持ちを育てて行くって事。それって敦賀さんが苦しんでるのをわかってて、その状況が少しでも長く続いて欲しいなんて、一瞬でも思うこの醜い気持ちも育つってこと。」

しかし社長さんは「目を逸らすな。他人の不幸の上に成り立つ自分の『安息』をそうと悟っていても望んでしまうその気持ちも、そんな自分を『醜い』と絶望するその表情も今しっかりと見て覚えておきなさい。それは必ずいつか君に演技の役に立つ」という「君が一流の役者を目指す以上君の人生には何一つ無駄になるものは無いんだ。たとえそれが決して他人が羨む様な経験じゃなくても」。

キョーコの頭に、背中を向ける母への記憶が養成所に入学するときに演劇に役に立ったこと、ショータローの実家でのおかみさん修行が瑠璃子ちゃんとの演劇対決の茶道の場面に役に立ったことが浮かぶ。そしてLMEに入ったきっかけ、尚に一緒に来てくれと言われて上京した捨てられて復讐するために入ったこと、そのため蓮に嫌われたこと、蓮に嫌われてたから自分も蓮を嫌いになったけどいつの間にか惹かれていったこと。自分は子どもの頃から敦賀さんへのまっすぐ延びた布石の上に乗っていた。「地獄へ行けばいいですよね。誰かと紡ぐ敦賀さんの幸せを永遠に望んであげられなくても」と。

キョーコが去った後、蓮に惚れたのは、自分がヒール兄妹を仕組んで最上君への荒療治が成功したんだと思っていたのに、DARK MOONの嘉月の演技テストの直後だと聞いて、見抜けなかった。そうでなくても蓮の現場に行って3日目にやっと、赤面するキョーコを見て気が付いたことにプライドが若干傷ついていたのに(だから33巻ACT.200の最後で、社長さんらしからぬ真面目な顔をしていたのね)そんな比じゃなく、愛の伝道師として自信喪失してしまった。

「乙女の機微に疎い蓮は絶対あの娘の気持ちに気づかんだろうよ。今の蓮には気づかせてやらん方がいいからな。OKサインが出たのに食事にありつけないワンコ程可哀想なものはない」自分をも騙したキョーコの演技に「みてェなぁ 磨いて世界に通用する役者に」だがその前にとグアムに地球儀を止める社長さん。
OKサインが出たのに食事にありつけないワンコって・・・まあ蓮にとってもキョーコちゃんへの気持ちを認めて前に進むにはまだ機が熟してないし。

(ドリームコンタクト)もしもセッカの演技中のキョーコが、エレベーターで尚と出逢ったら(末尾へ)

(ACT.204 現色の楽園~HOT SPOT)「人生で起こる全ての出来事は偶然ではなく必然なのだと、以前世間では有名らしいスピリチュアルカウンセラーが言っていた。それは頷ける部分もあるしどうしても認めたくない部分もある。けれど以前よりアイツを嫌悪していない自分に気づく瞬間ふと思う。もしかしたら本当に来るのかもしれない。いつかアイツの存在を許してもいいと思ってしまう日が」ってモノローグは、コマに人間が誰も出てこないけど、誰のもの?キョーコの尚に対する気持ちでも在るし、蓮の久遠に対する気持ちでもあるのかな。

試験が終わって、予定より一日早くミューズ様と一緒にTRAGIC MARKER最終野外撮影の地グアムに着いたキョーコ。蓮は出入国のため久遠の姿に戻っているし、ホテルも本名でとっていることを知っているミューズ様は、気が気では無い。肝心の蓮は電話に出ないので、社長さんに連絡を取り、その入れ知恵で、キョーコに蓮とはあとで三人で一緒に食事をするから、それまで友達の別荘にいるようなので連絡が取れないと思い込ませる。
蓮がどうしてここで、本来の姿に戻っているのか理解するのに、2回くらい読み直したとき初めて思いついた。蓮はアメリカ国籍のままだろうから、当然、パスポートはアメリカのもので、本名で本来の姿の写真が写ってるから、出入国のときにその姿に戻さなければならないし、事情をしっている人以外とは一緒に行動できない。2022年にルートプロジェクトでアメリカに行くと思うけど、その時も仕事を口実に一人かな。そろそろキョーコちゃんに身バレして一緒に行ってもいいと思う。

ところでどうしてジェリー・ウッズ様は「テンさん」なんだろう。どこかで由来が聞けるのかな。触れられたくないということは、恥ずかしい本名とか。

ミューズ様にはホテルの部屋でおとなしくしていると言ったけど,外に出て映画関係者とたとえ会っても、自分がセッカだとは絶対気づかれないと思い至ったキョーコは海辺に行くと、海の中から現れたのは金髪碧眼の美青年。
本来の姿の久遠で「ドリアン・グレイの肖像」のドリアンを演じさせたいなと妄想。ドリアンは美青年だけど性格はブラックになっていくのだけど。あと「ベニスに死す」のタッジオは10代の美少年だけど、これも久遠に合いそう。

(ACT.205 原色の楽園~HOT SPOT)
冒頭、逆ナンパされてロシア語で応えて相手を烟に巻く久遠、ロシア語もできるんだ。

グアムの海を見ると小さい頃遊んだ海を思い出して、洋服のまま石を持って水中に入る久遠。
水中メガネしてないと、あまりクリアに見えないと思うけど。あと常にコンタクト入れてると角膜が傷ついていて痛むかも。
ミス・ウッズから連絡を受けた社長さんは、あの娘が思いも寄らない行動に出ることを忘れていた。海外撮影のために苦手なはずの母親にも手紙を出して現在の所在も明かして承諾の署名を頼んだくらいだからと。自分の所か下宿先の人に頼むと思っていたのに。まあ仮に何かあったとしても、不幸中の幸いは最上君が蓮の本名も本当の姿も知らんことだ。うっかりはち合わせても蓮さえ知らん顔を決め込めば大きな問題にならんはずだと思う。
社長さん、二人をくっつけるように画策したのに蓮が久遠バレするのは望んでないの・・・それって、久遠のためではあるけどキョーコちゃんの立場は無視してる。東京クレイジーパラダイスの鴨さんが最初の頃は、竜二のためではあるけど、司や朝来の気持ちは考えてないと思ったのに似てる。まあ久遠バレは今ではないとは思うけど。

そして海面にでて立ち上がった久遠の前に浜辺に立つキョーコが。見た瞬間に大人になったコーンだと理解して「コーン」と呼びかけようとしたキョーコを無視する。更に話しかけようとするキョーコを「下賤な人間の分際で気安く俺に話しかけるな」という顔で見下ろし歩き去る。
キョーコ、渋谷ではカインを骨レベルで、一目で敦賀さんと見破ったのに、今回はコーンとの再会でその三次元顔認証システムは鈍ってる。
ちらっと久遠が振り返ると、海岸に蹲って落ち込んだキョーコが見えて、自分も落ち込む久遠。(ここで落ち込むところがキョーコに弱い蓮らしい)
コーンは、ダイヤの粒子を含んだみたいにキラキラ輝くシルクのようにやわらかい金髪、綺麗なグリーンの瞳が光りに透けると赤茶色に一瞬変わるあの神秘的な瞳も昔通りなのに、自分は見た目も中身も子どもの頃と大違い。髪ショートで茶髪だし、テストは最悪70点取れればいいやとか思う様になっちゃったし、憎しみを人にぶつけられ様になってしまった。今の私はあの頃持ってた総てのものを自ら進んで手放してしまった。なぜか微笑む敦賀さんが一瞬浮かぶ。

と目の前にコーンが一緒に蹲ってキョーコの顔をのぞき込んでいた。砂浜に小枝で「もしかしてキョーコちゃん?」と書く。

(ACT.206 原色の楽園~HOT LIMIT)
コーンがこんなに立派に大きくなって良かったと泣くキョーコ。軽井沢でコーンは大人になる前に亡くなってるかもと心配していたのをずっと気にしてたのかと思う蓮。「コーンったら私の泣き言ばっかりきいてくれて、自分の『泣き言』は何にも話してくれなかったから私ももっとコーンの辛い事聞き出してあげれば良かったって」いや敦賀さんとして再会してから,キョーコちゃんはずっとコーンのつらさを癒やしてあげてるよ。

つい頭をなでなでしようと手を伸ばしかけて、敦賀蓮及びカインの時に何度かやってるので既視感を抱かせる可能性があると手を引っ込め、「まほうでコエをかりようとおもって」と浜辺に書いて、キョーコちゃんの頭に手を乗せる。「キョーコちゃんありがとう」と突然喋った声はあきらかに敦賀さん。「キョーコちゃんの記憶の中で一番強く鮮明にのこってたから、多分一番最後に会ったか反芻した男性なんだと思う」というと呆然とするキョーコちゃんに、本当に自分のことを反芻したのかと思う敦賀さん。「その男性は私の尊敬する先輩で、役者志望の私にとっては俳優業界における天上人なの、そんな人の声で『キョーコちゃん』とか呼ばれたら破壊力がありすぎる。」というが一日一回しか魔法は使えないと。実は声を敦賀さんにされた途端『似てる?』じゃ流せない程顔が敦賀さんに見えてしまったのだ。そして改めて見ると骨規格はすべて敦賀さんのデータと一致する。
一時的とはいえ、キョーコちゃんと呼べて、ため口で話してもらえて良かったね。早く久遠に戻って恋人になれますように。

いっぽう、ため口のキョーコに、久遠がうらやましくなると共に、敦賀蓮は「天上人」といわれてがっかり。

そんな久遠に「コーンあなたどうして身体のデータが敦賀さんと同じなの」と聞くキョーコ。

ここで出てくるのが身体のデータ!しかし、カインとの初対面の絶対視感、ここでも重要な役割を持ってる。

(ドリームコンタクト続き)
我慢できずにエレベーターを降りるときに尚に蹴りを入れるセッカに、キョーコだと気づいて「お前はやはり何かを演じているときが一番美しい。一番好みなのは黒髪に頬に傷のあるお前だがな」といって去っていく。

いや尚はかつてキョーコが髪を切って染めただけでキョーコだと気づかなかった(2巻ACT.6とか7巻ACT.38-39) まあこのドリームコンタクト自体が妄想だけど。

2022年7月2日土曜日

スキップ・ビート!33

(2013年9月20日発売)
(ACT.195 黒の息吹)
社長さんの「アイツは今恐らく自分自身と闘っている」という言葉を思い出す。敦賀さんが自分の闇と負けてはダメ、と蓮にのしかかられたキョーコは、蓮を引っ張り、二人の位置を逆転させてベッドに仰向けになった敦賀さんの上に馬乗りになる。「なぁに?もしかしてヤキモチ焼いてるの?兄さん」と、セッカの妖艶な笑みを浮かべて演技に引き戻す。「バカね。あんな電話気にするなんて」と指でカインの唇や頬を撫でる。私と同じ底辺に堕落て来ないで、負けないでと願いながら「アタシが兄さん以外の男に興味ある訳ないじゃない。もうそのくらいわかってるでしょう。」と額にキスをする。
見開きが続くセッカとカインのベッドでの姿、キョーコが敦賀さんを思う気持ちが感じられて切ないけど、この話大好き。17歳のそれも奥手の少女にこの不安定な敦賀さんを任せるのは、社長さんも中々大胆だけど、今の敦賀さんは社長さんにも両親にも社さんにも心を開いて弱みを見せられないから闇に堕ちたわけで、キョーコの気持ちはこの時点ではまだ社長さんは知らないけど、マリアちゃんの心を開いたのを見ていたのと、蓮がキョーコに惚れているのを知っているから、託したのだろうな。

幼いキョーコが自分の爆転を喜んでくれたときの久遠の気持ちが、蓮の中に蘇る。ルージュのキスマークついちゃったというセツに「ルージュだとすぐに消えるな。長ければその間ずっと少しは心も身体も満たされる。俺がお前のものだという印だからな。」昔見たドラマの、女性が男性の洋服を脱がせる官能的なシーンを思い出しながらセッカはカインの上着を脱がせる。
敦賀さんが闇落ちしているとはいえ、キョーコ既に演技で敦賀さんを圧倒してる。『貴方(敦賀さん)を私の演技でオロオロと翻弄したい』という2巻ACT.15以来の目的はもう達してるよ。純情乙女がここまでやるとは。敦賀さん内心びっくりしすぎて、手を出せなかったと思う。しかしこれで敦賀さんの上半身はしっかり計測できた!

(ACT.196 黒の息吹)
しかしキスマークの付け方をしらないセッカは、首筋に歯形をつける。歯形が残るほど噛みつくってけっこう痛かったんじゃ・・実はセッカの中のキョーコはもう限界で自分の心音が聞こえる。「噛みつくんじゃない。吸うんだよ。きつく同じ所を何度もしつこく。独占欲を刻み込むみたいに、そうすれば一層濃く跡を残す。内出血した肌が痣になって。キスマークとはそうしてできるんだ」って、敦賀さん、これは解説しすぎ。キョーコちゃんでなくてもこのような言い方されると、昔の女と培ったテクニック?と思いたくなるよ。蓮が自分の経験談を語ってると察して、悔しくなってきたセッカは「独占欲なんて今更刻みつけなくたって兄さんはアタシのものでしょう?」といって首筋の咬み跡にキスマークをつける。「何があっても兄さんを正しく理解できるのはアタシだけ。いつもどんな時でもアタシの心が兄さんと共に在るという事忘れないで」

「もう二度と今夜みたいにらしくない事をしてお前を失望させる様な真似はしない。俺のこの人生を終えるまで”お前の俺”で生きてやる。この先もお前がずっと俺を見ていてくれるなら」思わず素のキョーコの顔で嬉しそうに「うん」というと、逆転されてセッカが抜けそうなキョーコをベッドの上に、カインが上からのぞき込む。「ここに刻んでもいいか?誓った証を。ついでに実践して教えてやる事もできる。正しいつけ方をって赤線の部分、敦賀さん一言余計!これではキョーコがムカつくのが当然。でもセッカが抜けて素のキョーコが安心して微笑んだのがわかってて、敦賀さんよく理性を保った。夜の顔になった敦賀さんに、素がでそうなキョーコよく頑張った。ローリィ社長、なでるだけとかいってたけど、それ以上のことしてますよ!手でカインの顔を押さえて止めるキョーコ。「実践して教えてやる事もできる?どこの馬の骨とも知れない女で培ったテクニックをアタシに仕込もうっての・・・ムカつく」とベッドから立ち上がりドアの外に出て行こうとする。「今のアタシじゃ兄さんの相手にはならないみたいだから修行を積んでくる。外に出れば練習台になる男なんか山程居る」キョーコちゃんいい幕引き!引き留めるカインに朝ご飯を買いに行くだけよというと、俺が行ってくると。

散々振り回された敦賀さんはエレベーターの中で、動揺の連続で内心激しく狼狽えたことを噛みしめる。芝居をやっててこんなに振り回されるのは久しぶりだ。日本に来てからは初めてだ。こんなに心地のいいものだったろうか。あの娘を失望させたくはないから。あの頃とは違う誰にも芝居では負けたくない、とエレベーターの鏡に映る自分の内なる久遠に話しかける。ベッドの上での敦賀さんのリアルな気持ちも解説して欲しかった。

「この先もお前がずっと俺を見ていてくれるなら」ってのは、この先の展開を暗示しているのかな。まだ先だけど、アメリカで一番の山場が来ると思うけど、キョーコはいつも蓮のそばで見ていると。

(ACT.197 ターニング・ポイント)
昨日の事を思い出しては崖っぷちの心理状態のキョーコ。シャワー中のカインに声をかけると昨日の敦賀さんの生肌を思い出してしまう。またもや必死に視線を敦賀さんの顔に固定してるキョーコ。

そしてPM12:09、予定の時間を2時間過ぎてもカインが現れないので、撮影現場から近衛監督の電話がセッカに。カインはセッカは朝食をまったりとった後お店をひやかしながら向かうところだった。「今度またゆっくりどこかへ出かけよう」とのカインの言葉に恋人ツナギしながら「うん」とセッカ。蓮とキョーコが恋人ツナギで町を歩けるのはいつかな。早いうちに来るといいね。しかし無遅刻の人がわざと遅刻するって、役を作ってるとはいえ、けっこうストレスだと思う。

いっぽう昨日蓮が、カインに戻る前からカインっぽい雰囲気だったのが気になるテンさんは、社長に電話する。「俺からもちょっと探りを入れてみる」と社長。

撮影現場ではあいかわらず村雨が地雷を踏むような言葉でカインに文句をぶつけるが、カインは冷静に受け応える。セッカは敦賀さんが、私の尊敬して止まない役者敦賀蓮でいてくれるっと約束してくれたからと安心しているのがいいね。

(ACT.198 惨劇予告(トラジックマーカー))
昨日につぎ今日もカインは大遅刻。キョーコはひたすら近衛監督に謝る。近衛監督はそれがカインだからという。

監督の関心は、昨日からカインの首筋に在る歯形ともキスマークとも取れる跡。特殊メイク班スタッフは「仕事で外国に来ててもヤる事ヤるんすね」というが、敦賀蓮はそんな浮ついたことをするはずがないと思う近衛監督。芝居に対して究極真摯で妥協は無いから、役に徹底するあまり本当に京子さんと怪しいことに。と悩みつつ結局キョーコには聞けなかった。監督の心の中で社さんのせいにされちゃったのが、ありえなさすぎて笑える。

近衛監督が言いづらそうにしていたのはそのことかとハッと気が付いてB.Jの正体が明かされたときどうしようと内心あわてるキョーコを、抱きしめて頭にキスするカイン。いやセツはここでは役者じゃ無いから、敦賀さんが適当にとぼけておけば十分。もっとも2022年7月現在、キョーコがもっと強力な印象のライアーを村雨の前で演じるとバレそうな気もするけど、今の感じだと、村雨さんは気が付いてもみんなにはいわないのじゃないかな。あと敦賀さ~ん、社長に許可されたのはなでなでまで!だけど、すりすりチューいいね~~~。

(ACT.199 死神ニ、殺サレタ)
自動販売機でみんなのドリンクを買っている愛華(まなか)ちゃんがおつりをぽろっと落とすとカインの足元へ。拾って愛華に返して、蓮の顔でふわっと微笑み、あたまをなでなでする。愛華ちゃんはクーが主演した映画の英雄、恭紫狼(きょうしろう)様に会ったと、カインになつく。

話を聞いて「なんでなでたの?それも優しく?アタシ以外の女相手に兄さんが?」」と冷たく聞くセッカ。「俺にだって動物を愛護する精神くらいあるんだが。特に俺は齧歯類には庇護欲を激しく掻き立てられる」としれっというカイン。敦賀さんそれはちょっと苦しいいいわけ。ますます恭紫狼様になつく愛華ちゃんをあわてて連れ去る村雨。
敦賀さん、またもやカインが抜けてる!

「怒ってるか」というカインに「別に怒ってない」と返してからセツならあからさまにふてくされていい所だと気が付いて焦る中のキョーコ。背を向けて立ち去るセツにしつこく「怒ってるか」とカイン。カインにキスマークの付け方を説明されていたときと同じむかつく感情が湧いてきて、見せてはいけないと必死のキョーコ。

(ACT.200 願いごとは一つ)
蓮は本当は愛華ちゃんに、過去何度も自分に脅えていたキョーコを重ねていたのだけど。

現場に突然現れて裏方の仕事をしている、ショッキングピンクのツナギの大男に既視感を感じるキョーコ。思わずカインを見ると、何も見なかったふりで別の話をする。やっぱりあれはローリィ社長!と確信するキョーコに「気にするな。今の俺達には何の関係もない人だ。」先日カインに戻るときの自分の様子がおかしいと、ミス・ウッズに聞いたのだろうと蓮は察する。

敦賀さんはもう大丈夫。でもキョーコが心配なのは直に社長さんに見られたら、キョーコが蓮に惹かれていることが、バレてしまう。キョーコの妄想の中では、蓮は「一度男で大失敗してあんな痛い目に遭っておきながら、まだそんな想いが芽生えるなんて。しかも相手は俺って。その純潔を命にかえて守り抜くって言ったのはウソだったのか。失望した」という顔まで浮かぶ。ってキョーコなんでここまで屈折しているの。蓮が自分に惚れているのは夢にも思わないとしても、蓮は女性が自分に惚れることに慣れてるでしょうに。キョーコちゃんの中の蓮は、未だに意地悪なのか。
そして社長さんに知られれば敦賀さんに筒抜けになる。さらにこのきもちがこれ以上進行しませんように。とまた愛華さんがカインに懐いていて、カインが無視してキョーコの手を取っても、まだ強引にいちゃいちゃする。すたすたと立ち去るセッカ。ところが追いかけてきたカインは、セッカを抱きしめて謝る。完全にセツが抜けて素で赤面するキョーコを、社長さんが見ているのに気が付く。
キョーコちゃん大丈夫だよ。これは社長の思惑通りだから。しかし一番最後のコマの社長さん、今までで一番真面目な顔をしている。

しかし最後から3ページ目の、空白の吹き出し二つ、カインはいったい何を言ったんだろう。思わず本音で「愛しているのはお前だけだセツ」とか。