2023年3月5日日曜日

スキップ・ビート!47

(2021年9月17日発売)
表紙は46巻と同じ状況だけど、蓮の目線が斜め上を向いている。監視カメラを牽制してるのかな。
この日警備室担当で、「あれ、こっちのエレベーターはメンテナンスに入ったはずなのにおかしいな」と思って、画像に顔を近づけて、よくよく見たところで、蓮と画面越しに目が合って瞬殺される警備員になりたい😅

(ACT.287 Route Kingdom)
蓮が送ったワンデーチケットで琴南さんとディジョウェイランドにウキウキとでかけるキョーコ。敦賀さんとのデートだと思って機嫌が悪かっただるまやのご主人は、おかみさんに説明されてうきうき。これは敦賀さん、将来キョーコと付き合うようになっても前途多難。でもご主人、可愛い。キョーコが琴南さんを待っていると見覚えのある人がいる。DARK MOONの緒方監督かと思って声をかけて自己紹介してよくよく見ると、その父の伊達大尊監督だった。「DARK MOONでお世話になりました!!京子です!!」という自己紹介に、誰だかわかったようだ。
伊達監督年齢不詳だけど、いくらなんでも親子は年齢差がかなりあるでしょう。間違える?

(ACT.288 Route Kingdom)
遅れて辿り着いた奏江を伊達監督に紹介すると、スマホを検索した伊達監督は奏江がゆきちゃん(りっぱな大人男性をゆきちゃんというのも凄い呼び方だけど呉崎雪之丞っていうのも凄い名前)の『千鳥』のオーディションで最終選考まで残っていた子だということを知る。呉崎さんとはLINEグループで一緒の友人以上マブ友未満だという。マブダチって死語では?画期的な造語とLINEグループと死語が混じるのがスキップ・ビート!の魅力だけど。

伊達監督からの、自分の連れを同行させてもらえないかという申し入れを、人嫌いな奏江は躊躇うが、その友達はアメリカ人で、英語の上達には本物に触れるのが一番の近道と説得するキョーコ。シベリアンハスキーの様にフレンドリーな性格で、安くて美味いB級グルメが大好きだというだという伊達監督。シベリアンハスキーって動物のお医者さんのチョビだよね。確かに強面だけど弱気で忍耐強い・・・のは同居するヒヨちゃんやミケのせいかな。ハスキーって蓮好き愛護団体(ハスキーあいごだんたい)?を連想するんだけど。伊達監督は木陰から様子を伺う大柄な女性サラ・スミスを連れてきた。キョーコと奏江が自己紹介すると目が輝く。サラ・スミスを『巣穴から様子を窺う仔リスのような女性』とキョーコちゃん表現しているけれど、蓮の齧歯類好きはサラ(ジュリエナ)の存在から来ている?

エレベーターで偽恋人成立と握手する敦賀さんと香凪さんが、目撃される。敦賀さん隙がありすぎ!キョーコは事情を知っているから気にしないと思うけど、キョーコがどの程度事情を知っているか敦賀さんは知らない筈。だったら、あいまいな関係だからこそ、自分が逆の立場だったらいやだと思うことはしないというのを徹底して欲しい。まああとで電話でフォローしたのはずっと先の方にでてくるけど(49巻ACT.301)。

(ACT.289 Route Kingdom)
蓮が地下駐車場からエレベーターに乗ろうとしたら偶然香凪さんがいた。何かいいたげに降りない香凪さんに「意中の方とはうまくいったんですね。幸せオーラがあふれ出している。『鍋から吹きこぼれる煮汁の様に』と、マネージャーに指摘されたもので。俺が。」「今回の騒動のおかげで俺の方にもちょっといい事ありまして。」と嬉しそうな蓮。

「私達みたいな人間には当たりが厳しいから。外界の風は特に。」という香凪さんに「風よけに使ってくれていいですよ」う~~ん解らなくはないけし、キョーコは真に受けてゴネたりしないとけど、だからといってこの発言はちょっとね。キョーコは「なんで私なんだろう」と卑下しているのに、これ以上香凪さんと理想のカップルみたいな報道ネタをつくらないで欲しい。私はキョーコ推しなので、キョーコを傷つけるようなら蓮でも許さない。あの子はある意味大人ですという、蓮。「あの子は芸能業界をズル賢く泳いでいけるタイプではないので外界の注意があの子に向かない様にはしたいな」と。「偽装恋人引き受けるわ。大事な子を守るため。私とあなたの」と。握手したところでエレベーターが開いて待っていた人に見られる。敦賀さん、自分はえらい重いヤキモチを妬くクセに。それにキョーコを傷つけたくないのにヤキモチ妬かれるのは嬉しいの?いちいち真に受けてすねたりゴネたりヤケ食いしたりして欲しいの?でものもうキョーコがどんな子か知ってるでしょう。森住仁子のときもそうだけどキョーコちゃんはヤキモチを妬いた場合、隠して密かに傷つくよ。

プリンセス城に入れなくてがっかりするキョーコに、「今度アメリカへいらっしゃいよ。あっちのDWLに招待するわ。それで2人でキラキラのドレス着て仮面舞踏会へ行きましょう。」とサラ。これは近い将来アメリカにキョーコが行くから、サラと再会してDWLの仮面舞踏会に本当に行くんだよね。

Lの発音が苦手な奏江に、サラはI Love Youって5万回言ったら「L」に舌が慣れるんじゃない?」という。「『Library』を5万回言った方が実がありそうだわ」という奏江に、「LとRが共存してるしね」というキョーコに、何か言いたげな奏江。奏江は何を言いたかったのだろう。

カフェで山ほど食べ物を持ってきて、上品にかつ高速で一瞬に平らげるサラ。私似た人知ってると、ホールケーキを食べるクーを思い出すキョーコ。アメリカ時代の久遠が苦労したのはサラが一族とうまくいってないことと繋がっていると思うので(だからエルトラは久遠にグランパと呼んでもらえない)、クーとサラ(ジュリエナ)の出会いも将来でてくるようなきがするけど、これは痩せの大食い同士で惹かれ合ったと言うことでいいのかな?しかし燃費の悪い両親だ。

(ACT.290 Route Kingdom)
敦賀さんに、DWLにいくとメールすると、君が写ってる写真が見てみたいな[ニッコリ]と帰ってきて、パニックになるキョーコ。自撮りの仕方なんて奏江にきいて「誰に送るの?」と訊かれたら困る。自撮りってハードルが高いよね。って私はやったことが無いけど。奏江が席をたったところでサラが、何か困ってるの?さっきカナエが困った顔してるって・・・」相談しようとしたところで、奏江とは日本語で会話したことを思い出す。「日本語で話さない方がキョーコ達は喜ぶかもしれないってヒロタカに言われたから。カナエの近い将来のためになるって。」とサラ。伊達監督、サラにカナエが日米合作映画に行く話をしたのね。ということは当然クオン(やセドリック)とも共演になることを知っているんだ。

マーメイドプリンセス人間バージョンというめったに遭遇できないレアプリンセスに気が付いたキョーコは、サラも含めてプリンセスのお付きの人に、3人でプリンセスを囲んでお付きの人に撮ってもらう。

蓮に写真を送信したところで「誰に送ったの?」」とサラに突っ込まれる。「彼氏?」「違うの!!そういうんじゃっ お付き合いとかしてないし」「でも好きな人」と言われてうなずくキョーコ。「その人と素敵な関係になれるといいね」気のせいかサラに声に残念そうな色が混じってたとのはなんでだろうと思うキョーコ。サラはキョーコのことをクーから聞いていたのかな。だからお付き合いしてなくて残念だったのか。

サラと3人でプリンセスを囲んだメールの写真を見て驚愕する蓮。しかし蓮のびっくり顔って初めて見たような。嫉妬している時をのぞいてこんな感情でまくりの顔って珍しいのでは。まあ状況を考えたら無理はないけど。

(ACT.291 Route Kingdom)
なんでサラ?が最上さんと一緒に居るのかと驚愕する蓮。サラの姿をしているジュリエナは蓮にとってお馴染みだったのね。ジュリエナさんって、前に後ろ姿で出てきたとき(19巻ACT.114)の雰囲気と大分違うけど、化けるタイプの女優&モデルなのか。それってキョーコちゃんみたい。

運転中の社さんが、「DWLで何故かキョーコちゃんがねずみマスターの中身を演らなきゃいけなくなったとか?」社さんは坊のことを知らないよね。何故ゆえにねずみマスターの中身という発想になったんだろう。あとキョーコと蓮の関係を、社さんどこまで知ってるの。キョーコがDWLに行く事になったいきさつは、蓮は社さんに話してないみたいだけど。46巻ACT.240でホワイトデーのお返しの話を社さんにしたときに話した?」

写真を社さんに見せてプリンセスの説明をする蓮。「お前がそんなDWL情報通だとは知らなかったよ」という社さんに「母がDWLオタクなもので」「それはなんというかすごく気が合いそうだなぁキョーコちゃんとっ」と浮かれる社さん。嬉しそうな蓮。「目に浮かぶ様ですよ。二人がプリンセスに同じテンションではじけちゃってるのが」って目に浮かぶんじゃなくてメールの写真がそのものなんだけど。一緒に写ってる長身の外国人女性は「『ひょんな事から知り合った』らしい」と蓮。琴南さんは知らない人は苦手そうだけど「後学のためとか言うのなら琴南さん、むしろ積極的に向き合いそうかなぁ(知らない外人と英会話)」蓮も「『泥中の蓮』で琴南さんが落とされたと聞いてもしかして呉崎プロデューサーは彼女を他作で起用してみたいと思ったんじゃないかって」「じゃあ琴南さんも呼ばれてる可能性があるって事か『ROUTE』プロジェクトに。今のところ誰が招集されてるのかは箝口令が敷かれているけれど、既に独りだけ秘密に出来てない人が居るけどな」とプリンスの事を示唆する社さん。プリンスは少し前に日系のカレンに夢中だったといいかけて、「琴南さんってカレンに似てない?」という社さん。(「踊らされてるなぁ」と聞こえないように独り言する蓮)。プリンスは蓮と過去の曰くがある従姉妹で、アメリカで対決することになるはずだよね。ということはプリンスの好みの女性奏江も共演するから、バトルの予感。

一方奏江が送ってきた写真を見てローリィ社長も驚愕する。ジュリエナが日本に来てるなんて聞いてないと。

(ACT.292 Route Kingdom)
ローリィ社長からの電話に自分が日本にいることがバレたことを知るサラ。「敦賀蓮」に会うつもりはなくて、陰からこっそり直に顔を見て、素の顔を見て安心したかったという。あの子が例の仕事の事で内心心穏やかじゃなかったとしたら顔を見たらわかるはず母親だもの、と。でも穏やかじゃなかったらどうするつもりだったの?

サラは蓮が明日午後4時に港区の鷲の門ヒルズに行って例の映画関係の人と会うことを、伊達監督から聞いて知っていた。伊達監督には「蓮」の事情を全部は話してないが、久遠がアメリカでは自分たち夫婦の存在で息も出来なくなってしまったから、自分の実力で自分の足場を作るために名前を変えて日本で活動してるということだけを話してあるという。それは伊達監督と緒方監督の親子の関係そのもの。

明日蓮と会うのはまさかと思うがプリンスじゃないよな?とローリィ。いやプリンスは役者でスターでしょ。わざわざ日本まで来ないと思う。

(ACT.293 Route Kingdom)
結局サラはクオンの偵察に行かないという。次に会うときはあの子が自力で私達の所へ帰って来た時。そうクウとも約束してるから。
クオンに恋人発覚問題については「あの子が選んだ相手ならきっと私も気に入るわ」

伊達監督はジュリエナが自分の一族とはあまりいい関係ではなく、それ故に業界での立場の確立には苦労したとかいうことを耳にしていた。

サラは、クオンが今日会う相手はセドリックではあり得ないという。あの人たちは王族なの。下々の者に会うためにわざわざ自ら足を運ぶなんて真似、死んでもする訳がないという。今回はクオンが近い未来請ける仕事に対して精神的に不安定になってないか確認したかっただけだと。

それだってセドリックが絡んでいるわけだけど、今回は違う。昨日確信したとジュリエナ。あの子はもう私が米国で最後に見た子供の頃のあの子じゃないって。今あの子の心にはあの頃にはなかった余裕がある。会ってないのにどうしてわかるかは内緒だという。一体何がジュリさんをそんなに確信させたのだろう。キョーコ携帯で写真を撮ったときに、羊枕した蓮とか見たのかな。それとも蓮のメールを見た?羊枕の方に一票。

蓮はROUTEプロジェクト関係者に会いに来て、突然、棒を振り回して攻撃してきた、もののけ王子(暁のヨナとのコラボでシンア)の怪しげな扮装をした男に襲われていた。特別出演のぷっきゅーも登場。呉崎プロデューサーが突然「敦賀君」と呼びかけ、棒を渡してactionという。心配する社さんに呉崎さんは「彼が今日敦賀君に会って欲しかった相手『Route』プロジェクト監督、総指揮レナード・ヘルベルトその人です」という。

(ACT.294 Route Kingdom)
撮影の合間に思わず笑みがこぼれる古賀さんを見とがめ、何か嬉しいことがあったのではとキョーコはいう。現場最高責任者にあって夢物語に実感が湧いて逸る気持ちが溢れ出てしまったと、どんぐりを手に思う古賀。

一方敦賀さんもシンアに扮装したレナード監督のリスぷっきゅーからどんぐりを受け取っていた。
ということは古賀さんもこのシンア攻撃洗礼を受けてぷっきゅーからどんぐりを受け取ったのだろうか。

(あとがき)
暁のヨナとのコラボでレナード監督のコスプレがシンアだった話。学園物パロディ4コマ漫画で、LEM学園の学園祭で暁のヨナを演じる話。配役はヨナがキョーコ、ハクが蓮う~ん・・・ちょっと違うような、ユンが社さんユンとハクの関係は、社さんと蓮の関係に似てるかも、そして奏江のジェハがすごくかっこいい!

伊達監督、久遠の母と久遠の予約済み彼女を会わせたとは夢にも思わなかっただろうな。