2022年6月30日木曜日

スキップ・ビート!32

2013年3月19日発売
(ACT.189 黒の息吹)
七倉美森からの連絡で、校門で堂々と顔をさらしてキョーコを待ち伏せしていた尚、キョーコは裏門から逃げようと思ったが、美森の策略で捕まり、尚の車に乗せられる。尚に「俺よりビッグネームになって俺をギャフンと言わせるために芸能業界に入ったんじゃないのか。男が女に服くれてやんのはその服引き剝いてセックスしてぇって意思表示だぞ。」と怒る。敦賀さんに怒られたこととデジャビュが重なる。「男に現を抜かしながら俺より大物になろうなんて自信、俺がそのうち木っ端微塵にして散らしてやるよ」という思わせな言葉で締めくくったところで、話が終わったのだが、尚もTBMに向かっている事に気が付く。
余計なお世話なんだけどな。と、尚にいわないところがキョーコちゃんだけど、これではますます敦賀さんの怒りのツボ。

しかし尚は未成年。祥子さんと同棲していいの?それなら敦賀さんも手を出してもいいのでは?

(ACT.190 黒の息吹)
予定が変わって打ち合わせのためにTBMに向かう社さんと蓮。社さんだけはキョーコちゃんとひょっとして会えるかもと気が付くが、今は貴島へのデコメの事で、キョーコちゃんの名前は出さない方がいいかもと思い直した。

そこへ貴島が現れてキョーコちゃんの誕生日を教えて欲しいという。あっさり12月25日と応える蓮。「わりと親しくしてるから」という蓮に「親しいのは知ってるけど、でも先輩・後輩枠でだろ?デコメもらわないいだし」と。「本当言うとね,俺あの娘にはデコメどころかメールそのものをもらった事が一度も無い。そもそもメールアドレスの交換すらしてもいないし。」「だってむなしいじゃないか。折角携帯電話ってアイテム使ってるのに文字で用事を済ませるなんて。どうせなら声が聞きたいだろう?」とあからさまな牽制をする蓮。おーい本人に言え。蓮の闇が見えたのでイジって遊ぶ気になれない社さんに、「ああ見えて貴島君はもめ事が苦手な人だから、俺と争ってまであの娘をどうこうしようと思わないだろうし、逆に言うとその程度の気持ちならあの娘には手を出さないでもらいたい。過去に負った深い傷がまだ癒えていないはずだと思うから」これは本気になったのではなく、B.Jを演る上で何かあって精神的に不安定になって、『敦賀蓮』を保てなりそうなのを固定しているのだと社さんは思う。
珍しく敦賀さん正攻法でマウントを取ってる。本気が溢れていて感心。格好いい!!ただどうせなら正攻法でキョーコを攻めたら?凍ってる社さんが笑える。

そして尚と一緒にほくほく食堂で定食を食べて、相乗りでTBMの駐車場に着いたところで、車から降りた蓮と目が合う。いや~~キョーコちゃんまあ幼馴染みなのでついのってしまうのはわかるし、蓮とつき合ってるわけじゃないので、蓮にしろ尚にしろ何か言われる筋合いはないのだけど・・・しかし貴島君なんて目じゃないラスボス。

(ACT.191 黒の息吹)
無表情で社さんとTBMに入っていく敦賀さんを見送るキョーコに「俺とお前が一緒に居たからって野郎の機嫌が悪うなるとでも思ってんのかよ。お前いつからそんな自惚れた女になった訳?」
機嫌悪くなるのを知ってて言う尚は最低。機嫌が悪くなる理由も、そしてその理由にキョーコが気づいてないのも知っていていってる。
尚を振り切っていこうとすると「敦賀蓮なんてなんとも思ってねぇっていえよ」と迫る。そんな尚に「もしも何かの間違いでもう一度私が愚者に戻る事があったとしても,相手に敦賀さんだけは有り得ないわ!」とキョーコ。

結局きまぐれロックの坊のコーナーの撮影に遅刻して監督に嫌みを言われて涙ぐむキョーコに、スタッフが頭を軽くたたいて慰めると、カインに『よくできました』って頭をなでなでされたことを思い出す。『よくできました』ってほめられて嬉しくて敦賀さんに嫌われていたという過去ですら誇らしくて宝物の様に愛しいと思った。少しでもこんな私が自分の気持ちに負けてしまったら、ショータロー、アンタの時より愚者になる自信があるからよ。と思うキョーコ。

しかし祥子さん未成年のマネージャーなのに尚の手綱をちゃんと保ってて。

キョーコを遅刻させる尚、最低。キョーコがここまで恋心に拒否感を持つのは誰のせいだというの!

(ACT.192 黒の息吹)
渕藤ディレクターとの打ち合わせが終わり、駐車場に蓮が降りると待ち伏せしていた尚は、蓮に「(キョーコは)間違ってもアンタに惚れる様なバカな真似だけはしないってさ」という。

敦賀さんの留守録に入れておいたメッセージにも返事がないので、翌日BOX"R"の現場で落ち込むキョーコ。今夜からまたカインとセッカなのに。

昨夜のTBMでの渕藤ディレクターとの打ち合わせでは、敦賀さんは人が殺せそうなくらい鋭い目つきしていてビックリしたけど、今日は戻っててよかったというスタッフは、「敦賀君って本当はすごく性格キツくて昔ヤンチャしてたんじゃないか」と社さんに言う。内心自分もそう思う社さん。

聞いていた蓮に「少しは否定してくれても良いんじゃないですか?やる事やりつくしたから今穏やか説」と。だって実際に社さんは過去の蓮を知らないから否定も肯定もしないのが当然と思うけど。まあゴージャスターのイメージに合わないのかな。

「昔ヤンチャだったのは本当だろ?初めて会った時どんな人生歩んだらこんな風になるんだろうって一目で思ったのは確かだな。華やかな容姿をしてるクセに微笑んでても瞳は暗く翳ってて、まるで何かに絶望してるように見えた。それなのにその瞳の奥には形容し難い強い光が揺らめいていて、正直ちょっと怖かった。ただ生温かい湯につかってぬくぬく生きてきた17歳じゃあんな空気はまとえないよ。」「俺の見た目が老けてるのは血筋だし、言動が老成してるのも家庭の事情でわりと大人社会で育ってので」

17歳の闇の表情をする敦賀さんも格好いい。

社さんも17歳の時からずっと蓮の傍に居れば、ある程度は気が付くだろうね。それも含めての社長さんの人選。キョーコをカインにつけたことといい、社長さん人を見る目を持っている。生まれたときから知っている久遠を思うがゆえ。

(ACT.193 黒の息吹)
キョーコは尚に思わず「敦賀さんにもし躓いたら一生アンタ実家で仲居勤めしてあげるわよ」と言ってしまう。あれだけはっきりと宣言すりゃ守るだろう。何かの間違いで敦賀蓮に傾くようなことがあったとしても俺に損は無いって事だ。と回想しながら、駐車場で蓮に「失せろ」と言われたときの迫力を思い出す。

キョーコちゃんもっと上手く尚を躱して!!言質取られてるよ。まあいざとなったら、あんなのアンタがしつこいからとりあえず嘘ついただけよ。おかげで撮影に遅刻しちゃったじゃ無いと、しれっと言って欲しい。

カインとセツとして暮らすホテルのドアの前で、躊躇うキョーコ。
本当は嫌なことを先に綺麗に片付けてスッキリした気分で仕事がしたい。だけどセツにその気持ちを持ち込んではいけない。かつて敦賀さんに「どんなに辛い事があっても仕事になれば笑ってふざけて楽しそうにしなければならない時がある。それを一瞬で気持ちを切り替え乗り切るのがプロ、他人に死ぬまで晒さないのが一流だ。」と言われたし。

気持ちを切り替えてドアを開けるとカインはソファーで寝ていたようだ。セッカになってら会話をしているところに突然携帯の音が。敦賀さんから連絡あったときのために、バイブも着信音も最大にしておいたことを忘れていた。電話は非通知の相手から、絶対ショータローからだ。切っても、再度しつこく電話がかかる。パニックになるキョーコを見て携帯電話を取り上げ、非通知なのを確認すると電源を切って放り投げる敦賀さん。

しかし事情は知らないとは言え、敦賀さんは今、久遠の闇に飲み込まれそうな危機にいるのに、それに輪をかける尚。社長さんも予想してない展開だろうな。

(ACT.194 黒の息吹)
突然電源が切れて、キョーコに何かあったのかとあわてる尚。駆けつけるつもりが祥子さんに窘められてやめるが、心の声はダダ漏れ。しかしこの時だるまやに駆けつけたとしてもキョーコは居ないわけだけど、敦賀さんとホテルにいることを知ったら更に尚は壊れたかも。

さっきの電話は不破じゃないのか、こんな時間に何の用でと迫る蓮。ヒール兄妹をやっているはずなのにカインが抜けた蓮に驚くキョーコ。ベッドまで後退して倒れ込んだキョーコの肩を押さえつける蓮。「まだ連絡を取り合ってるんじゃないのか。だから来られた訳か。昨日も学校に行ってるはずの君が不破と一緒にテレビ局に。ずいぶんと仲が良さそうに見えたよな。」カインを演じている際にも時々感じたけれど、カインでも敦賀さんでもない知らない誰かが、敦賀さんの身体を乗っ取っているのを感じるキョーコ。
更にキョーコの胸に手をかけたところで、蓮を引っ張りベッドの上で逆転させて馬乗りになり妖艶に微笑むキョーコ。

このセクシーキョーコ是非演技で見たい。

このまま止まらなかったら、蓮はキョーコをものにするつもりだったのかな。でもキョーコの力で逆転できるのは、予想外だったとは言え全力では押さえていない。キョーコが来る前に蓮は時計をしているし、なんとかコントロールしたいとは思っていただろうなあ。このときのキョーコが逆転しなかったバージョンを妄想・・・しかしこの状況でキョーコをものにしてしまったら蓮は更に落ち込むだろうな。

尚はモラルハラスメント。そして敦賀さんもDV一歩手前のモラハラ。
 

0 件のコメント:

コメントを投稿