2022年11月24日木曜日

暁のヨナ39

(第223話) 全てを懸けてもいいと思えた
カジ将軍に頭巾を剥ぎ取られ身バレしたハクと再会して、ヘンデは驚く。そこにラーン将軍が現れる。金州を制圧できなかったことでチャゴル殿下の怒りをかい、瀕死の怪我を負っている。ラーン将軍はハクが高華国の兵士であることをカジ将軍に伝える。

ハクとヘンデは高華国軍のために、カジ将軍の南戒兵をここで足止めするために闘う。ハクを夫だと言って助けた家族は罪人だというカジ将軍に、「暴力で圧しないと秩序が保てないのは、暴力を正義で覆い隠しているのか、考えるのを放棄してるのか」とハク。「高華国にも暴力と支配の歴史がある。ユホンのして来たこと知らないの」とカジ将軍。「少なくとも今、スウォンの治世で盗みをして指を落とされる民はいない。盗みが必要な程飢える者も少なくなった。色々と納得できない事もある。でも民を不自由にさせない所は信頼出来る」と語るハクに「スウォンはメイニャン様をチャゴル殿下から盗んだ」「メイニャンは城で休んでんじゃねーかな。戻る気はなさそうだったぞ。とりあえずメシは食ってるし今は捕らえられてもいねえから大丈夫だ」と。ハクは国王としてスウォンの国を治める姿勢は評価をしているのね。

そこへ空から落ちてきたゼノ。クラウ将軍に不死身なのを悟られて執拗に攻撃され、大怪我をしている。キレたハクはクラウ将軍を一撃のもと殺す。

(第224話) 限界を超えて
クラウ将軍はカジ将軍にとっても憎い男。呆然とするが、力尽きて倒れたハクを傷が癒えてきたゼノが守る。突撃する南戒部隊にハクが踏み潰されそうになったところで、シンヤやジェハが助けに駆けつける。生きているハクを見てシンヤもジェハも唖然。

キジャやジュドやキョウガ将軍の活躍で劣勢になった南戒軍に、ヒッタン将軍は撤退命令を出す。

ハクは突然馬に載りクラウ将軍を追いかける。目的はクラウ将軍ではなくて、奪われた千樹草。その千樹草をヨナや高華国の将軍達やケイシュク参謀といるスウォンの元に届け、ハクは気を失う。

今まで切り捨ててきたものに助けられて動揺するスウォン。スウォンはハクもヨナも認めつつあるのだけど、態度で表してくれないかな。

(第225話) 息を吐く
ハクの持って帰った千樹草をミンスに処方され、スウォンは緋の病は治らないものの、痛みはましになって回復した。

ハクは出血が多くて絶対安静。雨が降ってきてみなが休む天幕に水が入らないように土嚢をとりにいくヨナを見かけた水の部族のジュンギ将軍は、ラマルに命じて運ばせる。「我が娘リリをよろしくお願いします」ジュンギ将軍がヨナ達をどう思っているかはあまり表現されてないけど、十分認めているのね。

雨の音に目覚めたハクは、水攻めの幻を見て、1人外に出て行く。追いかけてきたヨナに引き留められる。震えているハクに「ハクは皆を守ったよ」と諭して、2人で小屋で雨宿り。ハクはヨナを抱きしめてキスをし、2人で夜明けまで過ごす。

(第226話) やさしい夜明け
千樹草の礼はユンに言ってくれとミンスに答えるハク。ハクがスウォンのことを苦しめばいいとは思ってないことに、千樹草がハクとスウォンを一瞬だけ繋いでくれたようで胸が詰まるミンス。メイニャンにも千樹草を渡したいとも思う。(千樹草ってそんなにあるの?37巻212話でギガン船長からもらったときに季節外れでこれしかないといってもらったのは、一株に見えたけど。そういえば前にユンは千樹草を育てられないかなといっていたのはどうなったのだろうか。)四龍達はハクが絶対に戻ると信じて大刀を鍛え直して持ってきていた。

南戒軍は撤退したものの停戦交渉が行われたわけではなく、また襲撃されるかもしれないので、高華国軍は金州から離れることができない。

緋龍城で幽閉されて退屈したメイニャンは、ユンと見張りのヒューリを連れて町に歩き。メイニャンはユンを見ていると南戒で仲良かった子を思い出すという。カジ将軍のことね。そこでリリとテトラとアユラに出逢い、皆でオギの酒場へいく。ヒューリさんまで酒場にいるけど、ヒューリさんも性格が少し変わってきたのでは。オギから金州では高華国軍が勝ったことを知らされる(そういえばオギは情報屋だったね)。メイニャンはリリとテトラとアユラと女子会で盛り上がる。テトラはかつてジュンギ様に憧れていたらしい。メイニャンはヴァルとの青春の思い出に泣き出す。ヒューリとユンに無理矢理お開きにされて緋龍城に戻るとき、ここ数日空都で死亡事故が多発しているから気をつけろとオギは警告する。
突然ヒューリがどこかへ走り出す。酔い潰れて座り込むメイニャンに手を貸したのは突然現れたヴァルだった。ホーちゃんが飛びつく。

「私はこっちで幸せに暮らしてるし邪魔しないで!!私は死んだって殿下に伝えて!!」ホーちゃんを取り返そうとするメイニャンを捕まえてヴァルは「俺も手ぶらでは戻れない。お前を南戒に連れて帰る」と。

(第227話) 夜陰に蠢く
「絶対南戒には帰らない」とメイニャン。「メイニャンは俺の患者だよ。ほっとけない!」とユンはいってから緋の病が極秘なのを思い出すが「ユンは怪我の手当てをしてくれたんだよ」とメイニャン。「こいつが世話になった。あとは俺が面倒見るから」というヴァルをメイニャンは殴り「私が戻ってどんな目に遭うと」と振り切る。城に逃げ込もうとする二人にテトラとアユラとリリが追いつく。衛兵が見当たらなくてやけに静かで妙だという。ヒューリもどこかへいってしまった。

その先にドロモスが。身体が動かないメイニャンに代わって攻撃するテトラとアユラ。更に増えたドロモス。ユンを守るためメイニャンはアユラの剣を借りて攻撃するが歯がたたない。そこに立ち塞がりドロモスに向かって「命を受けたのは俺だ。俺に任せてくれ」とヴァル。

そのヴァルを「ユン達に危害が及ぶようならお前でも容赦しない」と攻撃するメイニャン。「お前には南戒の情報を流した疑いがかかっている。その疑いを晴らして罰を受けないよう俺が殿下に諫言する」と。「話が通じる相手だと思う?殿下はただ私が自分の手から逃れたことが許せないだけだ。父さんが高華国出身なの。あと私たぶんもうすぐ死ぬ。だから死ぬ前に自由になりたかった。頼むから静かに死なせてよ」と。

そこにアユラが「ヴァルさんがメイニャンさんのお相手?」と。メイニャンは先ほど酔っ払って「ヴァルのばかー」と叫んでいたのだ。「どうせ揺さぶるなら、いやぶっちゃけるならそこまで仰った方がいいですわよ。しこりは残さずにね」と暴露する。アユラさんいい性格している。

街が燃えているのに気が付いて駆け出すリリをアユラとテトラも追う。

その間に「思った以上にややこしいぞお前。突然殿下の側室になるわ 突然高華国に使者として行って戻って来ねーわ 突然髪が短いわ 突然俺のことを何だって?」「位が上がればスウォンに会える可能性が高くなるから」というメイニャンに、まだ黙っている事があるなと察するヴァル。「私を連れて帰らなかったらヴァルが罰を受けるよな。それが分かっても私は逃げるつもりだからヴァルも自分の為に行動しなよ。どっちに転んでもめんどくさい女はお前の前から消えるから」というメイニャン。

そこにドロモスが「街の鎮火に衛兵が動いた。混乱に乗じ緋龍城に侵入する姫を連れて貴殿も来られよ」と。

衛兵に知らせに行こうとするユンを攻撃しようとするドロモスは、ユンを守ろうとするメイニャンに「脚だけならば切っても良いと殿下から仰せつかっております」と。そんなメイニャンを庇うヴァル。

(第228話) 離反
ヴァルに「チャゴル殿下に仇なす反逆者と取られかねない行為。貴殿が昇り詰めた地位、お仲間・ご家族・・国 全てを捨てることになりますよ」というドロモス。「チャゴル殿下は何の後ろ盾もない俺を実力で認めて下さった。感謝してるよ。ですがこれよりこいつからは手を引いてもらえませんかね。俺らのことは忘れて下さい。」とヴァル。

「南戒屈指の武将と元将軍を相手にするのは徒に時を費やすだけ」ドロモスは「姫と交換」だとユンを連れていく。「ユンは命の恩人だし高華国で唯一の友達だしユンは助けなきゃ」とメイニャン。更にヴァルに「お前ドロモスに刃向かったりしてもう後戻りできないぞ」というメイニャン。ヴァルは「お前と一緒に生きる でいいよ」と。メイニャンの手を引いて緋龍城に向かうヴァル。

だったらチャゴル殿下の愛人なるのを黙って見ていないで南戒にいるときから告白して仲良く暮らせよという気もするが・・ヴァルもめんどくさい男。

「ユンがいないと城に入るには許可証がいる。さっきの女の子達(の中)のリリは水の部族長の娘らしいから多分なんとかしてくれる。」とメイニャン。

ヴァルが南戒の人間と知っていてあっさり受け入れるアユラは、「メイニャンさんはユン君のお友達ですもの。私達ユン君への絶対の信頼がありますの。そしてメイニャンさんは可愛らしい御方。お会いしたばかりですが守って差し上げたいと思ったらおかしいですか?」という。「あいつはここに来て良かったのかもしれない」と思うヴァル。

ユンを連れたドロモスたちは、緋龍城でヒューリがドロモスを一人殺したところに辿り着く。更に3人のドロモスがヒューリを取り囲む。もう一人はユンを拘束している。「みんながいてくれたら!」とユンの心の声が届いたのか、金州の天幕で、ハクを見守りながら不安な気持ちを抱えるヨナ。

(特別編) 昔々あるところに
雷獣という妖怪が人里に降りてきては、大刀を振り回してゴロツキを追いまわし、村をぶらぶらするテジュンをからかうという悪行を繰り返していた。そんなハクを追い出すために、テジュンはお見合いの話や遠方の職を斡旋する話を持ち込むが、結局差し入れを持ってきたヨナ姫への恋の鞘当てだったので失敗。テジュンがごろつきに襲われそうになったところで、お見合い写真と求人案内を返しに来たハクがごろつきを追い払う。

テジュンとフクチのコンビ大好きなんだけど、ずっとでてきてない。フクチはしっかり家庭を持ってそう。テジュンは副将軍だからキョウガ将軍が前線にでているあいだ、火の部族領を守ってるんだよね。暗黒龍とゆかいな仲間達、懐かしい。

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