2023年2月4日土曜日

暁のヨナ40

(2023/1/20発売)
(第229話 我が物)
南戒の暗殺集団が緋龍城を狙っているとリリが言っても、城を守る衛兵は信じてくれない。無理矢理城に入るリリとアユラとテトラとメイニャンとヴァル。衛兵は一人一人ドロモスに殺されていく。そして城の前庭で待ち構えていた3人のドロモスはヒューリの死体を取り囲んでいる。ヒューリは一人ドロモスを殺したと。ドロモスは5人いたので、もう一人いるはずだ。たぶんユンを捕らえているので、リリとアユラとテトラはユンを捜しに行く。ヴァルとメイニャンはヒューリとの戦闘でダメージを受けて動きが鈍いドロモス3人を相手に戦う。

一方ユンを捕らえたまま5人目のドロモスは油をまいてまわる。それを急かすドロモスの姿をした6人目。火が付いた隙に6人目は消える。ドロモスに捕らえられたままユンは爆弾を投げその衝撃で自分を解放させる。アユラとテトラがそのドロモスの相手をしている間にリリはユンと応援を呼びに走る。ヴァルとメイニャンがドロモス3人に辛うじて勝利したあと、ユンを追いかけてきたドロモスとヴァルが戦っているときにメイニャンを拘束したのは6番目の男、ドロモスの装束をしたチャゴルだった。

(第230話 毒がまわる)
南戒の最高権力者チャゴルは、メイニャンを捕らえ、ヴァルの裏切りを責める。チャゴルの護衛にドロモスは更に控えていた。メイニャンはチャゴルに許しを請う。「お前が戻れば殺しはしない」チャゴル。メイニャンの任務はチャゴルの命によりランタンの暗殺であったことも、ユンたちの前でバラす。そこにヴァルは、チャゴルへのこれまでの恩の謝意をつげ南戒八大将軍の位を返すといい、メイニャンを放すよう伝える。襲いかかるドロモス達。メイニャンはチャゴルと帰るから皆を殺さないでといい、ホーちゃんをおいていく。そこに襲いかかるドロモス。チャゴルは「殺さないのはお前であってそれ以外ではない」と言い放ち、ドロモスを置いてメイニャンを連れて消える。絶体絶命の中、死んだと思われていたヒューリが立ち上がり、ドロモスを倒す。ヒューリはスウォンから、緋の病を知る者であるメイニャンとユンの護衛を頼まれていたのだ。

その頃野営場で、いやな予感に苛まされたヨナは、ケイシュク参謀に、緋龍城に帰りたいとスウォンに話を通すよう迫っていた。そこに四龍が倒れたとミンスが伝えに来る。

(第231話 燃える夢)
ゼノは、自分たち四龍が闇の中を炎に落ちていく夢を見ていた。他の3人は炎に耐えられない。やめろ!助けて!王さまと思ったところをヨナに呼びかけられる。4人とも突然目の前が真っ暗になって体が重く、炎に包まれる夢を見たという。ヨナも緋龍城が炎に包まれる夢を戦が始まる前に見たという。ケイシュクやミンスやハクがヨナや四龍から話を聞いているところに、ジュドが空都の方角より烽火が上がったという。

ヨナとケイシュクとジュドと4部族の将軍が集まってスウォン国王の前で会議。空都の襲撃の可能性が高いだろうという結論になった。すぐ戻ろうという声にスウォンは、ここから城まで軍で移動は早くて2日、急いで行った所で火は消えない。城に大軍での侵入は考えにくい。相手は少数でしょう。まだ陥落していません。しかしここで動けば地の部族領は侵略されると。こういうところスウォンは国王として頼もしい。

テウはすぐに納得して戻る。残り3人の将軍はまだ動揺している。

みな去ったあと、スウォンの体調を気遣って残ったヨナに、スウォンは「緋龍城の他に何か見ましたか。この度の戦で貴女は何度か危険を事前に察知していたようなので、カシ様の能力を継いでいるのかと」そのカシを、イル国王を惑わせて国の安泰を揺るがすとして危険視していたのはスウォンの父のユホン、スウォンも基本的にユホンと同じ考えだったと思うけど。「私には何の能力もないわ」と天幕をでるヨナを、ハクが外で待っていた。そんなハクにヨナは、自分の母カシは未来が見える能力があったと話し始める。ヨナは燃える緋龍城だけでなく棺に入れられた四龍とスウォンとメイニャンを夢で見たという。緋龍城は夢の通りになったのかもというヨナの手を取り、「俺がさせない。させてたまるか。」と。そんな会話を木陰で聞くゼノ。ゼノ以外の四龍はもともと短命だし、スウォンもメイニャンも緋の病は治らないと言うし、ハクが少しでも未来を変えてくれると良いのだけど。

天幕に戻ると、ジェハ、シンア、キジャはまだ苦しんでいる。ゼノは「城の加護は弱まってるけど消えた訳じゃない。恐らく地下の緋龍王の廟は無事なんだ」とヨナに言う。ゼノってやはりこういう時にいちばんタフなのね。見張り台にヨナとハクが様子を見にいくとキョウガが来ていた。緋龍城で数ヶ月将軍としての心得を学び、第二の故郷のようなもので気になるという。ハクは三十五番隊と再会する。そこに馬が来る。ハクが槍を持って警告し攻撃しかけると、馬の後ろに乗っていたユンが「待って」と声をかける。馬を駆っていたのは南戒の元将軍ヴァルで、メイニャンが連れて行かれたから、南戒に助けに行くという。

(第232話 正夢に近づく)
野営地に現れたチャゴルは、緋龍城を焼き落としたから、高華国軍の士気は落ち空都に戻る者もでるから、そう長く持たずにスウォンは降伏するという。さらにチャゴルはヴァル将軍は自分を裏切ったので処罰したという。ドロモスが戻って来ないので、万が一ヴァルが生きていたら、処刑せよと。
チャゴルは、クラウ将軍を殺したのは、ハクという高華国最強の武人だとラーン将軍から報告を受ける。
垣間見たメイニャンの姿が放心しているようなのが心配なカジ将軍。

馬の上で気を失ったヴァル将軍は、天幕で手当てを受けて、気が付く。ハクに刀が取られたので、素手で戦いかけたところをユンに止められる。ハクは、食べ物を勧めながら、ヴァルがユンを助けてくれたので、ヴァルを助けるという。四龍も、ユンを味方につけるということは、自分たちを味方につけたようなもの。「うちの姫さんも」とハク。

ヨナはスウォン国王とケイシュク参謀に、メイニャンを助けにヨナと雷獣とヴァルが南戒に行くと申し出る。「行かなければならない気がするの」とヨナ。四龍は今寝込んでいるし、ヨナまで不在なのはというケイシュク参謀に「四龍やハクはわかるけど、私はそこまで役に立っているの?」というヨナ。「その通りです」とスウォン。真国コウレン王の援軍一万がヨナへの恩義に報いる為に来たのだ。スウォンはヨナの参戦に反対だったけど、だいぶヨナを認めたのね。

(第233話 打って出る)
ヨナは援軍が来たので「私達を行かせて」という。

チャゴルは南戒の野営地にいるかもしれないと、スウォンもハクも考えている。なのでメイニャンも野営地にいる可能性がある。四龍達もいくという。コウレン王は五星を貸すという。アルギラ、ヴォルト、ヨタカの3人しかいないが。スウォンも許可を出す。

カジ将軍は生気の無い、髪を短くしたメイニャンが気になる。「今は待て」とヒッタン将軍とラーン将軍はいうが、チャゴル殿下の天幕に医療班のふりをして薬湯を持っていく。気が付いたメイニャンは「ここに来ちゃだめ。私のことは放っといて」という。ヴァルが裏切ったのは「ヴァルは私を守ろうとしただけ。何も悪くない。ヴァルは私のせいで死んじゃった」と。そこに現れたチャゴル。
チャゴル殿下は、人心とくに兵の士気を高めるところは悪く無いけど、味方も敵も恐怖で操るところ、ユホンにちょっと似ている。

(第234話 虎穴虎子)
カジ将軍がチャゴル殿下の天幕に侵入して捕まったとヒッタン将軍とラーン将軍は聞く。カジ将軍って男性か女性かずっと???だったけど、ここで「彼」と言われているから男性なのね

そこに高華国軍進軍の合図。一面の灯火が見える。狭い入口から出動してその篝火に照らされて丸見えの南戒軍に次々矢が飛んでくる。ヴァルから野営地の様子をきいて急な出陣に対応できなくて出入り口で渋滞するだろうと判断したスウォンの作戦だ。「私達が作戦行動中兵を動かしてくれる?出来るだけ早くこの戦を終わらせたいの」というヨナの提案をスウォンが整頓した作戦だ。「早く戦を終わらせたい、そこだけは同じ方向を見ているようなので(彼女の力を信じることにする)」と。

西の壁を、ジェハが一人ずつ皆を抱えて静かに潜入しようとしているのに、キジャや5星は派手に板壁を壊す。その様子を見ていたヴァルは(人間じゃないのか四龍)と。

そこに音を聞きつけてきた南戒の兵に、五星は自分たちが引きつけておくからメイニャンを捜しに行けという。

四龍はなぜか元気だ。シンヤが何かの気配を感じるとドロモスがいた。突然消えたかと思うとヨナ姫の髪を触る。ハクが反撃するとまた消える。そこに現れたラーン将軍。思わずヴァルを庇って前に出るヨナに、ハクが更に前に出る。

0 件のコメント:

コメントを投稿