(6話)風雅の都は城からの追っ手も、連絡も入ってない。ただし緊急五部族会議で、前将軍のムンドク長老は緋龍城に呼ばれていったという。五部族会議なら城にいる現将軍ハクが出れば用が足りるのに。ヨナは城の見習い女官リナとして修行をするためにきたということで身分を隠してかくまってもらい、ハクの幼なじみ達とふれあううちに、笑顔を取り戻していく。
一方五部族会議で、国王が崩御し、ハクもヨナ姫も行方不明、次期国王はヨナ姫不在の今、王家の血をひいているスウォンを承認するべきというケイシュクからの早急な提案を、スウォンと密着していた火の部族長カン・スジンは真っ先に支持、ほかの部族長も従う意向を示す中、すべてを察したムンドクは、「ハクは理由もなしに城を去ったりしない。ワシはスウォン様の即位を承認できない。」と去る。その後ろ姿に「3日後(の即位式に)ムンドク長老は必ず来てくださると信じています。風雅の都の民の為にも。」とスウォンは圧力をかける。それに対して「悲しいことです スウォン様 あなたのことはハク同様孫のように思っておった」返すムンドク。
(7話)火の部族はスウォンの即位を認めるよう風の部族に脅迫するために、命綱である風雅の都の川を上流でせき止めて水の供給を止める。ハクに邪魔されてヨナ姫を手に入れられなかったことを恨んでいる(1巻3話)カン・テジュンの独断で商団から水を購入するつても断つために、商団も襲う。
ムンドクがひき取った体の弱い幼いテヨンが、呼吸困難の発作を起こして倒れてしまうが、商団が襲われたためにその薬も手に入らない。薬は風の部族一すばやいヘンデが医者まで取りに行ってくれることになり、殺気立つ仲間にハクは火の部族には逆らうなという。後ろには空の部族すなわち王族がいるので、敵に回したら風の部族はただではすまないからだ。
ハクは部族を守るために、ムンドクにスウォンを王に承認するように頼み、自らは将軍を降り、国王殺害の疑いを背負ったまま風の部族を離れることにする。ヨナ姫は風の部族として一生匿ってもらうことを頼む。
(8話)襲われて怪我した商団の理不尽と風の部族の暖かさに触れて、この人たちを巻き込まないようにヨナは自分も風の部族を去ることにする。「あんたの面倒まで見る義理ねェな」と拒否するハクに「私にハクをちょうだい」と迫る。ハクを見送ろうと門で待ちながら事の次第を見ていたムンドクは「いつかあなたが再び絶望に立たされ助けを求めたとき 我ら風の部族は誰を敵に回してもお味方します」と。
(9話)これからどうするか迷っているなら神官のところへいけというムンドクの指示に、風の部族と火の部族の境にある険しい山地の北山へ行った二人を、カン・テジュンとその部下50人ほどが追ってくる。ヨナを守ろうと毒矢を背に受けたハクは劣勢に。更にハクをねらう射手を突き落としたヨナに、カン・テジュンは自分と一緒に来て真実をあばこうと説得するが、事実を知っていて風の部族を追い詰め商団を襲いハクを殺そうとするものの言葉に耳を貸すほど落ちぶれていないと燃えるような目で反論するヨナにたじたじとなる。
(10話)毒が効いて崖から落ちそうなハクを助けようとするヨナを髪を掴んで引き留めるカン・テジュンの手を自分の髪を切って振り放し、ハクとともに崖から落ちる。
(11話)二人が死んだと連絡を受けたスウォンは、もう迷いはしないと決意をする。「私はこの高華国を 先々代国王の時代のような強国へと再生させる 立ち塞がるものがあれば たとえ天でも私はねじ伏せる」と
一方崖下にすむユンに助けられて手当をうけたヨナとハクは、おっちょこちょいのご主人イクスが、探していた隠れ住む神官であることを知る。
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