2022年5月15日日曜日

スキップ・ビート!24

2010年2月19日発売

(ACT.139 バレンタイン ターゲット)
蓮の誕生日を間違えていて渡せるのは14日になるけど「受け取っていただけますか」というキョーコちゃんに、理性と欲望の狭間で一瞬無反応の蓮。「今日俺の誕生日を祝ってくれるんなら最上さんが笑っててくれる方が俺は数倍嬉しい」と神々スマイル。

このときの真っ正面からの神々スマイル、ほんとにいいなあ。

相手が私じゃなかったら、敦賀さんってもしかして私の事っ・・て勘違いをさせるところよ、と思うキョーコ。いや勘違いじゃないです。そこでもうすぐ14日はバレンタインデーであることも思い出す。敦賀さんは甘いもの食べるイメージが全然ないし、もらうチョコは尋常な数じゃないはず。食が細いし。貰ってもらう事はできても食べてはもらえないのかもしれないなと思う。自分が14日に渡すのは誕生日プレゼントで食べ物では無いけど。と考えてレイノに脅迫されてチョコレートを手作りしなければならないことを思い出す。もっと色々お世話になった人にあげたいのにと思ったところで、本当にお世話になったひとへ贈るチョコを手作りすればいいんだと思う。過去、本命(尚)以外にはチョコを渡したことが無かったので思いつかなかったのだ。

敦賀さんはどうしよう・・・キョーコは贈るリストの『敦賀さん』にはバッテンをつけた。リストのトップはモー子さんだ!

一方、蓮は一つ食べるともらったものは全部食べなきゃくれた人に悪い気がして通常バレンタインデーのチョコレートは食べないのだが、社さんから今回キョーコちゃんがチョコこれたらどうすんの?と言われる。

(ACT.140 バレンタイン スクランブル)
撮影現場でチャラいミュージシャンの共演者から絡まれている奏江に、声をかけて助ける飛鷹くん。俺が空いてる時はついててやるよ。って飛鷹君いい男になったね。奏江にいじわるしていた最初の頃とはずいぶん変わった。もうちょっと大人になった飛鷹君と奏江を見たい。

2月11日午前、キョーコの携帯の着信履歴には非通知設定の不在着信がたくさん届いていた。昨日の無言電話は椹さんではないと本人に確認したし、敦賀さんならDARK MOON現場で会ったときに何か言ってくれるはずだし、思い当たるのはビーグルじゃなくてビーグールのレイノ。と思っている所にまた着信が。「ビーグルのくせにおとなしく待ってないと手作りチョコなんてあげないわよ!!」とキョーコは一方的に電話を切る。

もう一度かかってきた電話に、思わず「おすわりー!!」と叫ぶと、モー子さんから、飛鷹君にあげるので、翌日モー子さんのマンションにお泊まりで手作りチョコの作り方を教えて欲しいという頼みだった。昼食に一緒に行こうと誘われた社さんと蓮の前でもご機嫌で、話し始めるが、モー子さんの事情をペラペラ喋るのはまずいだろうと突然「今の話聞かなかったことにして下さい」とキョーコ。

「キョーコちゃんが手作りチョコを作る事にしてようがしてまいが関係ないか。どっちみち食べないんだから、お前は。」との社さんに「それ以前に俺に作るなんて一言も言ってなかったですよ」「お前が(お世話になった人の)3本に指に入らない訳ないじゃないか。」「たった一言の不確かな情報を、確かな予測にして、他人の意識にそうやって植え込むの良くないですよ。それでその確かな予測が外れた場合、どう責任を取ってくれるつもりなんですか」凹んだ敦賀蓮を想像して青ざめる社さん。

すばらしい学習能力、予防本能だけど、キョーコちゃんの笑顔にあっという間に顔が崩れている。

一方、般若になって祥子さんや麻生春樹さんをはらはらさせる尚。キョーコが蓮にチョコレートをあげるのは許せないと、探りの電話をしたのだが、レイノにあげるのはもっと許せない。キョーコとレイノが抱き合う妄想を勝手にしている尚。

(ACT.141 バレンタイン黙示録)
「女が嫌いな男に手作りチョコをやるって、どうやったらなると思う」と祥子さんに聞く尚。キョーコちゃんが尚に手作りチョコをくれる様にするにはって事かしら、と解釈した祥子さんは「その女の子、嫌いだと見せかけてるその男性の事、本当は心底嫌いじゃないのよ。本当はその男性といい関係になりたいってずっと思ってたんだと思うから」と火に油を注いでしまう。

「アイツ無言の相手に対してまっ先に頭をよぎらせたのは『敦賀蓮』のクセして、おかしな関係になってるのはあの犬野郎(レイノ)だっていうのかよ。まだ敦賀蓮ならマシなものを」

琴南さんのマンションで一緒にチョコを手作り。キョーコはお世話になった人にトリュフを2個ずつ贈るという。モー子さんとだるまやのご夫婦とダークムーンときまぐれロックとBOX"R"の監督と特別関わりのある共演者、敦賀さんのマネージャーの社さん。

敦賀さんは甘いもの食べるイメージがあまりにもないし、ファンや業界の人にもチョコってたくさんもらうので私までチョコあげちゃったら迷惑になると思って、チョコは用意してないのという。(よく見ると『チョコは』といってる。つまりチョコ以外を渡すことはこの頃から考えていた。モー子さんはこの微妙な言い方に気が付いてないようだけど)

プリンセス・ローザがめちゃくちゃ高いものらしいし、バラに仕込んでおかしな伝説で遠慮させないようにまでしてキョーコに受け取らせて、敦賀さんはこの子の事が好きだと意思表示(バクダン)しているのに、いいのかしらと悶々とする琴南さん。

結局「トリュフの一つでも渡しとけって」キョーコにいう機会がなかったが、敦賀さん大人だし自分だけチョコもらえなかったからって人が変わる程怒る訳ないか。過去の変化パターンから考えて。まあ危険分子でも絡んで来れば話は別なんでしょうけど」

さすがモー子さん、敦賀さんのキョーコへの気持ちに気が付いているだけでなく、Dr.学習能力があることまで看破している。本来ならチョコがもらえなくても大魔王にはならないはずだけど、問題は今回は危険分子が絡んでいること。

(ACT.142 バレンタイン ジョーカー)
2月13日「地獄へ堕ちろ 憎」という文字と、泣いているビーグル犬の顔で飾ったチョコレートを、だるまやの冷蔵庫に置いておきたくなくて持ち歩くキョーコ。

富士テレビにBOX"R"の番組宣伝で来ているキョーコは、控え室入り口でチョコの箱をひっくりかえして、思いもかけず敦賀さんと社さんに「憎」と書いたチョコレートを見られてしまう。軽井沢ではストーカーの件で敦賀さんにすごく心配して貰ったのにそのストーカーに手作りのバレンタインチョコを渡すなんて絶対呆れられると心配するキョーコ。

いやキョーコちゃん、レイノの件を知らない敦賀さんの発想は違う方向に向いてるから。

富士テレビの駐車場からの入口でぶつかった相手は尚。チョコの箱を見られてチョコと見破られて追求されるが、先ほど落とした際に表を向いて残ったのが、『泣いているビーグルの絵』と『へ』『♡』と読めなくは無い部分。勘違いして駐車場方向に放り投げたチョコは車に牽かれる。あわてるキョーコに尚は「アイツが好きなのか」

2回床に落ちて更に車に牽かれるチョコが可哀想過ぎる。キョーコちゃんが作ったものだから怨念がこもっているとはいえ、きっとおいしいだろうに。しかし尚と蓮の両方に嫉妬させるキョーコちゃん最高!

(ACT.143 バレンタイン ベル)
ちょうどタイミング良く来たレイノ(とミロク)が牽かれたチョコを持ってきて、「キョーコが、俺のことを想いつつ、俺のためだけに作った特別なチョコだ」という。怨キョを人質に取られて脅迫されているとも言えないキョーコ。誤解したまま「お前が隙だらけだからつけ込まれたんだろうが!!」という尚に、「私の心に隙作らせたのアンタのくせに!!」と言う言葉にフリーズする尚。誤解したまま祥子さんに促されて楽屋に向かう。
見事な勘違い合戦だけど、もともと尚に口を出す筋合いなんて無い。

「明らかに不破が勘違いしてんのわかってて、あえて意味深な言い方して追い打ちかけるとか、お前でもそんな小細工をするんだなと思って」とミロクはレイノに言う。
ようは、キョーコちゃんが好きなわけで、レイノは嫌いだけど、このストレートさはいいね。尚にしても蓮にしてもヘタレでめんどくさい男と比べると。

車に牽かれたチョコでいいからバレンタイン当日に渡せというレイノを、明日ならDARK MOONの撮影に自分入るから来なさい、でも敦賀さんもいるからといって、敦賀さんが怖いレイノにその場で受け取らせる。

レイノの中の敦賀さんは目だけで人が殺せる。
しかし、敦賀さんの誕生日からバレンタインデーまでキョーコちゃん災難続き。

(ACT.144 バレンタイン ゲリラ)
扉絵が阿吽の吽になってる尚。

キョーコはレイノとつきあっていて、レイノに愛のバレンタインチョコをあげると誤解した尚は、仁王像となって祥子さんと麻生さんを困らせる。

祥子さんの「あなたがそうやってつっぱねてる間に二人はどんどん絆を深めて行くのよ。いいの?あなたの入り込む隙が無くなっても」との言葉を一人になって反芻する尚。
祥子さんと尚はほとんど同棲しているはずだけど、祥子さんはキョーコちゃんと尚をけしかけるようなことをいつもいうけど、尚に対して恋愛感情はないのかな。

バレンタインデー当日。DARK MOON撮影の控え室にいる蓮と社さんは、山ほどバレンタインのチョコレートを貰っている。しかし社さんが(キョーコちゃんで)イジろうとすると「申し訳ありませんけれどその話題、俺で遊びたいだけなら避けてくれますか」と闇を見せる。やっぱり、昨日キョーコちゃんがあわてて隠した『憎』というチョコのことを気にしてるんだと思う社さん。

そこへキョーコちゃん登場。誕生日のプレゼントを蓮に渡すが、恥ずかしいから家に帰って一人で見て下さいという。

そして社さんにはバレンタインのチョコレートを渡す。(「なんで俺が蓮より先な訳?」)と慌てる社さんは「ほら・・・こういうのってやっぱ順番があるじゃない。俺より先に一番に渡さなきゃ行けない人が他に居るでしょ」。鈍いキョーコちゃんは「緒方監督に渡して来ます」と走って行く。「違ぁあああう」という社さんの心の叫びを残して。そして緒方監督、大原さん、百瀬逸美ちゃんに渡してもキラキラ笑顔の蓮。そこに大きな花束を抱えて尚がやってくる。
社さん、キョーコちゃんには口に出して言わないと通じないよ。

バレンタインのプレゼントにはなぜか犬のぬいぐるみがついてくる社さん。乙女度が最近ますます上がっている。


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