2021年11月25日木曜日

暁のヨナ37

 (211話 2021年7月20日発売 花とゆめ16号8/5)

なんと勝手なと怒るキジャに「ありがとう」といいながら承知するヨナ。逆にヨナは戦には加担しないというかと思っていたので驚くケイシュク。いくけれど、いつぞやのお披露目会(ってのはスウォンの隣に王妃のごとくヨナを座らせた四龍お披露目の武術大会31巻180、181話32巻182,183話)みたいに王とヨナちゃんの結婚式を始める演出なら参列しないと釘をさすジェハ。「兵の大半はあの大会でお二人は婚約されたと思っているでしょうからもう十分です だからこそ陛下の代理となっても皆納得するのですから」とケイシュク(なかなか策略家だけど、ハクの気持ちを知っている風の部族は納得するかな まあどっちみち今のケイシュクの雰囲気からはヨナの気持ちを無視して無理強いすることはないと思うし、スウォンはヨナと結婚する気などないと思うけど)絶対に嫌だというシンア「この戦が乗り切れるなら誤解されるのは嫌だけど戦略として堪えるわ 嘘を言った覚えはないし みんなと・・・ハクが信じてくれるなら平気」というヨナ。陛下にも相談すると帰っていくケイシュク。210話の四龍が死に緋龍城が燃える不吉な夢、ゼノに相談しようとして邪魔されたけど、まだ気にしているヨナ、ゼノに話してみたら。地の部族領にいるハクとユンも案ずる。

一方金州ではグンテはまだ意識不明なままだが、翌日地心城から医務官が来るというので、阿波に出発しようとするハクとユン。ところがグンテ将軍負傷を知っている南戒は倍以上の兵力で再び攻撃してくる。ハクはユンを一人で行かせて金州に残ることにする。「独りで阿波いける?」といわれてハクの決意を察したユンは、「馬鹿にしないでよね 俺は天才美少年なんだから」と久々に台詞を決める。
「空の部族軍の新米でございます 緋龍城では雑用係の三十五番隊 皿洗いが得意です そんな下っ端に手古摺ってるようじゃ 当分高華国どころかこの大刀の先よりこっちにも入れないでよろしく」とハク 

久々に戦闘力全快、超格好いいけど、当分ヨナとは再会できそうにない。
ハクほんとうに阿波に行く途中だっただけ?(途中のコースじゃないんだけど)多分ユンは千樹草を持ってもう一度阿波に戻ってくる予感。

 (212話 2021年8月19日発売 花とゆめ18号9/5)
金州から阿波まで荷馬車に乗せてもらいながらなんとか一人でたどりついたユン。ハクがいなくて夜は怖かったというけどどんな旅行の仕方をしてきたのだろう。今回は王の許可を得た旅だからなんらかの手形とか持っているはずだけど。

港から大砲の音。沖に現れて怪しげな動きをする南戒の船を脅かしてきたという。船は出したけど追い返したのは役人だという。悪徳役人のクムジがいなくなって今では役人や兵士とも協力関係にあり、いざとなったらグンテ将軍もきてくれるという。阿波は大丈夫なようだ。ってグンテ将軍は今闘えないけど。

色男ジェハを慕う街の女たちは、ギガン船長に「ジェハはいつ帰ってくるの」というけど、ジェハは他の女(ヨナ)を追っていってしまったからもう帰ってこないという。と、ユンに気がついたギガン船長は、船に上げ、あっさり千樹草を分けてあげる。季節柄もうこれしかないといいながら。ひと株しか入ってないようにみえるけど、これで何人分なんだろう。とりあえずスウォンとメイニャンに持って帰るのが使命だけど、その前にグンテ将軍もハクも必要そうだけど。

ハクからの伝言を伝えるつもりでジェハからの「愛」と書いた紙を間違って渡すとギガン船長はくしゃくしゃポイ!相変わらずのジェハとギガン船長のやりとり。ジェハもたまには里帰りできるといいのだけど、先は長そう。

ハクの伝言をみたギガン船長は手下に力自慢を集めるようにと指示する。金州を助けにいくのだろうか。

お題はさっきの女たちの家に来てお金を落とすようにと言うギガン船長に、今ではハクはヨナと両思いで、無理であることを告げる。ということはジェハはフラれたのかい?と聞かれて「そこは干渉しないことにしている」と。まあ少しずつ異なるけど、四龍はみなヨナLoveではある。ゼノはヨナを見守る保護者的な愛、シンアは姉のように慕っていて、キジャは恋心は抱いているけど一番一途にヨナを守りヨナの幸せを見守る決意で、ジェハが一番恋人的な気持ちを隠さないかな。

「ヨナは今もよく泣いているのかい」とギガン船長。そういえばヨナはギガン船長を母親のように慕っていた。「俺の知らないところできっと泣いていると思う」緋龍城に帰ってからは確かにヨナは、常に辛い思いをしていたけど、今では四龍とは常に一緒だし、ユンも会えたし、ハクも牢から解放されたし、ハクを目の敵にしていたケイシュク参謀もジュドも今ではハクにもヨナにも一目置いているし、スウォンの病気のせいとはいえやっとここまで協力関係を築いてきたから、戦は心配だけど、一人で泣いている状態ではなくなったと思う。

南戒の鳳凰宮では、暗殺者を連れて緋龍城を襲いメイニャンを連れ戻すという気の重い命を受けて憂鬱なヴァル将軍。メイニャンがらみと察したビッタン将軍は「お前ほどメイニャン様を大事に出来る奴はいねえだろ」と。でも、意図的に緋龍城にいったメイニャンを南戒に連れ戻したら、ただでは済まないのを察しているヴァル将軍。

新たに登場したサドっぽいラーン将軍は、ハクに金州にいる自分の部隊を一つ壊滅させられたので、出撃するという。すごくお金のかかる策を打ってあるという。チャゴル殿下といいこのラーン将軍といいなにやらサドっぽくて不気味。

一方ハクは相次ぐ攻撃に消耗気味。グンテや他の負傷者を見るのに手一杯だからと医務官にも診てもらわずに。ハクは何らかの形でスウォン国王かケイシュク参謀の許可証を得ているはずだから、示せば特別扱いしてくれると思うけど・・・それに一番士気が高いと言われていた地の部族、グンテ将軍がいなくなるとこんなに弱くなるのはちょっと頼りなさ過ぎ。

 (213話 2021年9月3日発売 花とゆめ19号9/20)
高華国本土から金州への橋を落とされ、周囲はラーン将軍に固められ、援軍も食料も医療品も足りない中疲労していくハクと地の部族の兵、更に敵の来襲の知らせにもう行きたくないと弱音を吐く地の部族の兵とカルガンに、東のコムタン川から来る奴らを手伝ってくれと指示して尚も戦の先頭に立つハク、川を遡ってやってきたのは海賊たちの小舟に乗ったユンと食料や医療品。ハクが危ないと聞いた海賊たちは、戦いに参加する。撤退するラーン将軍はそろそろ作戦を決行しましょうと不穏な会話をしている。
緋龍城ではスウォンはヨナが戦について行く必要はないし、ヨナに伝える情報もないというが、同盟はまだ続いているはずだとヨナは迫る。金州への橋が壊されて援軍も入れないし情報も途絶えたというスウォンに、あまり地元の人にも知られていない獣道を教えるヨナ。自分の知らない高華国をヨナに教えられるとはと驚くスウォン、渓谷を伝って少数の兵を送って敵の背後を狙い相手が驚く間に、商船のふりをして援軍を対岸に送る最速の道も教えるヨナ。
スウォンはヨナが金州にいたことも知らないし、(って南戒の使者との会談では話したけど、スウォンは緋の病ででていないから人づてにしか聞いてないはず)スウォンのもつヨナのイメージはかつての緋龍城にいた世間知らずのお姫様というのがなかなか抜けないから、後継者も、戦に参加するのも拒否しているのかな。まあプライドもあるだろうけど。

(214話 2021年10/5花とゆめ20 2021/9/18発売)
千樹草はグンテ将軍のためだろうと海賊なかまたちに言われて、国王の病気は内緒なので言葉につまるユン。ハクが自分のためだというと、村人や地の部族軍と微妙な関係に。
ハクと一騎打ちをしたいと一人で現れたラーン将軍。ワナと感じながら対戦するハク。一方滝が止まっているのに気がついた海賊達は様子を見に滝の上流に行くと、南戒軍が川をせき止めて一気に水責めしようとしているのに気がつく。水を止めようと走る海賊達に南戒の兵士が襲いかかったところへ、ジェハとキジャが現れる。

215話 2021年10/20花とゆめ21 2021/10/5発売)
水攻めにあう金州、スウォン国王に空の軍精鋭部隊の道案内を頼まれたジェハはキジャを連れて先鋒として到着。グンテ将軍に代わる誰かが地の部族軍を統率して堪えているはずなので、会ってみたいという。それがハクであることを知ったジェハとキジャ。

水攻めから櫓や海賊の船に避難する金州の民を助け、間一髪でユンを助けハクの苦境に跳んでいくジェハ。

ラーン将軍との一騎打ちに勝ったハクは、愛馬レーリンにラーン将軍を乗せ、避難させる。一人残ったハクに襲いかかる水。必死に駆けつけようとするジェハ。

(216話 2021年11/20花とゆめ23 2021/11/5発売) 
水攻めに呑み込まれてハクは行方不明のまま。グンテ将軍は意識が戻って「地の部族が世話になった 絶対探し出して礼をいいたい」と。現地対策はジュドと空の部族軍に任せて、ユンとキジャとジェハは、ハクの大刀だけ持って、ヨナやケイシュクに報告に緋龍城へ戻る。スウォンはケイシュクから、金州を包囲していた敵兵は撃退したものの、集落は悲惨な状態であること、グンテが倒れた後の地の部族兵を率いていたのはハクだったこと、水攻めにのまれて行方不明であることを聞く。ヨナも帰還した3人から話を聞く。ヨナは呆然としたものの、3人にハクは大丈夫だから休むようにと言う。

緋龍城に招集された風の部族は、ハク様に挨拶がしたいという。ハクが死んだことを伝えれば風の部族の士気が下がるが、戦場に出なければいずれ悟られて混乱を招くし、今伝えるべきかケイシュクが迷っていると、ヨナが現れ「ハクは別の任務で外に出ているの」とだけ伝えて去る。テウもヘンデも久しぶりの登場だけどずいぶん大人びた。スウォンの執務室で戒帝国や策略の資料を読んでいたヨナは、震えているところをスウォンに優しい言葉をかけられて、「ハクがどこに流されたのか どこかで動けないのか あなたなら分析できる?ハクだから絶対大丈夫だって思うの 思いたいの でも怖くて震えが止まらない ハクを助けたい ハクに会いたい」

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