遠藤平蔵(通称平さん)というネコらしからぬ名前をもつネコが、毎晩街をまわって涙の匂いを嗅ぎつけ寂しい人の心に寄り添う。さみしさを抱えてない人の目にはただの野良猫にしか見えないけれど、寂しい人には平さんの言葉が聞こえる。
崩壊した家庭、介護の重荷、貧乏で進路も選べなかった、いじめ、遠慮ばかりでやりたいこともいえなかった、そんな人の辛い思いをただ聞くだけ。解決はできないけれど、聞いてもらえる人がいるだけで少し心が軽くなる。いやむしろ解決できないのにもっともらしくアドヴァイスしないのが嬉しかったりする。
ツイッターで見かけて全部Web連載で無料で読んでいるけど本も買ってしまいました。まだ一部のファンだけに知られていた2016年3月川越の「Gallery & Cafe 平蔵」の「夜廻り猫」展の初日に行って、店の外に行列ができていてびっくり。カフェのおかみさんの故郷、秋田と故郷福島の味を楽しんできました。おかみさんちの猫が平さんのモデルだとか。同じお店での2017年3月8日-の「ファンによる夜廻り猫作品展」も楽しかった。今度は机を取り払って飲み物とデザートのカフェメニューだけの営業でした。2019年8月の京王百貨店新宿店でのチャリティイベント「みんなイヌ、みんなネコ」での「夜廻り展mini」も覗きに行った。
つらい人生を送ってきて暖かい永沢家の飼い猫になっても遠慮ばかりしているラミーに共感。猫らしいわがままいっぱいのモネちゃんも癒やされる。
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