2021年4月5日月曜日

コレットは死ぬことにした6


(33話)3年会ってない姉弟子マリーを思い出したコレットは、お前が帰ってくるまで俺がこっちにいってやるぞといってくれたイタンさんに甘えて、里帰りの旅に出ることにした。村総出の送別会に昨夜ハデス様と「また明日」と別れたもののとても抜け出していけない。

一人待つハデス様。ギリシア神話の神様の絵画や彫刻が裸なのは、ムキムキの筋肉美が賞賛されていたからだと聞いたけど、この漫画ではハデス様もゼウス様もアポロン様もみんな日本的な線の細い体格。その方が美神だけど。

翌日朝、荷車で出発するコレットを村総出で見送りしてくれるのを見て、いつの間にかこの村が故郷になっていたことを自覚する。

(34話)泊まる予定の街で,冬の間慰安旅行をしていて侍女とはぐれた、迷子のやんごとなきキャリアウーマンと雨宿りしながらお弁当を分けあって侍女たちが探し当ててくれるまで一緒に過ごす。実は豊穣の女神でハデス様の姉であるデメテル様なのだが、お互いに名のらずに別れる。「もしあなたが何か困ったときは助けてあげたいわ」と意味深。デメテル様とは最終クールの1921年3月現在まだ再開してないけど、当然どこかで重要な助けをくれる伏線だと思われる。わくわく。冥府に行くとガイコツから昨夜ハデス様は待っていらしたと聞く。土下座して謝るコレットに「お前を想いながら眠るのはそう悪くなかった」と。きゃーハデス様!

(35話)ハデス様裁判中に宮殿で家事をするガイコツの会話。「やはりハデス様はコレットに特別な感情をお持ちなのであろうか」「気づいとるが考えないようにしていたというのに」「ひとつだけ確かなことは我々が望むのはハデス様の幸せだということ 主の幸せは家来の幸せ」一昨夜コレットが来なくて寂しそうにしていたことだし、ハデス様本人より周りの方がよっぽど明確に気がついてる恋心。ガイコツはこの後も恋人になってからもコレットに失礼なことを言ったりするけれど、ハデス様が怒らないのは、ハデス様の幸せを心から願っているのと、何百年とハデス様にひたすら仕えてきて、動揺している気持ちがわかるからだと思う。アスポデロスでアンノ先生の影からコレットの思い出話を聞いたけれど、アンノ先生が人間だった頃の記憶を少しずつ忘れているのにもハデス様は気がつく。待っている間に寝込んでしまったコレットを見つけて、いつかはお前も忘れるのかと思うハデス様。アスポデロスで魂たちの気持ちを聞いてあげると決めたハデス様(2巻7話)、忙しいのに偉い。

(36話)夜冥府に行ったものの寝込んで翌朝まで目が覚めなかったコレット、昨日歩きの速い隊商にがんばってついていってコレットは足を痛めたようで、ハデス様のすすめもあって冥府に泊まることにする。ハリーは大喜びでコレットをお風呂に入れてシャンプーして速攻でつくった洋服に着替えさせる。「いつのまに」「今さっき♡」ってハリーは天才か。いやガイコツはみんな知能が高くて仕事は完璧なんだった。他のガイコツは「小娘のことは気に食わんがボロボロでいられると張り合いがないからの」といいながら、「ハデス様と小娘がひとつ屋根の下 何かが起こりはせんじゃろな」 と。そういえばこれが初めての冥府お泊まり。いやずっと昔1巻1話でハデス様の治療をしたときは何日か(少なくとも一晩、たぶん2日くらい?)泊まっているはずだけど、そのときはハデス様がアレルギーで熱を出してポンコツだった。ハデス様と親しいとはいえ、コレットは毎日ほんの少し話したり診察したりするだけだったのだ。お泊まりではないけどディオニュソス様の宴会は例外的に長く二人で一緒にいたほうだったことを改めて思い出す。ガイコツもカロンも食事が必要ない体なのでハデス様はいつも一人で食事と聞いて、みなで同席して食べようというコレット。嬉しそうにハデス様と語らうガイコツやケルベロスやカロンを見て「冥府は明るくていいなあ」というコレットの言葉に驚くハデス様。食後ハデス様に客間に運んでもらうコレット。

(37話)コレットをベッドに運んだ後、ベッドサイドでお話しするハデス様。家来は昔はもっと静かで針子は部屋からでなかった。今の方が皆生き生きしている。「私は嬉しかったのかもしれぬ(コレットの冥府は明るくていいなあという言葉が)というハデス様。コレットのベッドに肘をつき寝落ちするハデス様を起こそうとすると、寝ぼけたハデス様は犬の名前を呼びながらコレットを抱きしめて、一緒にベッドで寝てしまう。これ天然?それとも願望が無意識に出た?幸せそうなハデス様の寝顔に、起こすのを諦めてコレットは一緒に寝る。キャー!!ハデス様の寝顔

翌朝コレットが目覚めるとハデス様は既に自室で着替え中。なんとなく気まずそうに「よく覚えていないのだがすまん」というハデス様に、自分を犬と間違えて寝ちゃったという。でも幸せな夢だったよう。
普段は不眠気味なハデス様。やはりストレスです。恋人と寝なくっちゃ。

(38話)コレットの留守をイタンさんとセラとともに守るポーラ。10歳のおませなトルカちゃんは、幼なじみのニイロとの中を周りの友達に冷やかされて気まずくなって、トルカちゃんはイタンさんとつきあうといって診療所の片隅に居座る。振り回されながらもイタンさんと小さな恋人たちを見守るポーラは、イタンさんの惚れている女性(マリー姉ちゃん)の話を聞かされる。

(番外編1)コレットとハデス様が休日でお出かけしたあと、ハデス様愛で盛り上がるガイコツたち。ってのは4巻24-25話の街へお出かけかな。
(番外編2)猫に変身したゼウス様を抱いて撫でて嬉しそうなコレットが気にくわない不機嫌なハデス様。調子に乗ってコレットにキスするゼウス様を放り出した後「もし私が猫になったらお前は私を抱いてくれるのか?」
ってなんという台詞を。ゼウス様はギリシア神話でも女性をものにするために、白鳥になったり、雄牛になったりカッコウになったり黄金の雨や雲にまでなったりしたようだけど。コレットの空想する猫になったハデス様、最高!!このツーンとした表情が似ている野良猫を見かけて、勝手にハデス様と名付けてしまった。

「だっこします」「そうか・・ならいい だがあいつにはするな よいな」という睦言を盗み聞きするカロン。「コレットわかってないなァ ニブイ~~~」と

こういった番外も楽しいのが推しの漫画。

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