2021年4月17日土曜日

コレットは死ぬことにした18

通常版

(105話 11/5花とゆめ22号 2020/10/20発売)冥府に戻った翌日コレットは熱を出した。天界にはハデス様が連絡してくれて冥府で休むことにした。前にも書いたけれど天界との連絡っていったい何だろう。email?fax?電話?念力?「何かあったらすぐに呼んでくれ」いってコツメ君と針子にあとを頼んで裁判に行くハデス様。コレットはクロノス様とプリンを食べてハリーと話をしてお昼を食べて、夢の中へ。子どもの頃先生の家でもたまに熱を出して故郷の夢を見た。あの頃は故郷の夢を見ては泣いたけれど、今は怖い夢を見なくなって夢の中でお父さんとお母さんに、お墓参りをして薬師になったし、先生の診療所の楽しい夢を見る話をする。でも兄ちゃん姉ちゃんには、両親のようにぎゅーってしてって言えなかった でもね・・・と思ったところで目が覚めると、ハデス様がベッド際で本を読んでいた。兄ちゃん姉ちゃんには言えなかったけれどハデスさまにぎゅーってしてという。


この場面も、告白シーンと同じくらい好き。無条件に甘えられるコレットは、子どもでいられる時間が少なかったんだよね。

(106話 11/20花とゆめ23号 2020/11/5発売)冥府のメンバーが皆心配して部屋の入口から覗く中でコレットは夕食を取る。ハデス様は傍らに、クロノス様もなぜかコレットのベッドに。

クロノス様達の冥府の部屋が完成したということで、皆で見にいく。エリュシオンのツリーハウスに負けないくらいかわいい部屋だった。

閨に戻るコレットはハデス様の手にしがみついて甘え、ガイコツは薄めでしかみられない。

閨でハデス様に、「どうして寂しいなんて気持ちがあるのかな」とハデス様に問うと「お前が地上に行ってしまう度に寂しくなる自分の方がいい」「そう思いたい もう知ってしまっているから どうにか意味を乱して寂しさを正当化させて溜飲を下げたいのかもしれん」ってここは溜飲を下げるではないと思う。”せめて納得したい”とか”理由づけたい”あたりが妥当では。

(107話 12/5花とゆめ24号)
ディオニソス様とヘルメス様が、アポロン様と一緒に飾り立てた馬車でコレットを迎えに来て旅の続き。超ホワイト会社を経営するヘルメス様の馬は、プロ意識が高く、二時間半走ったら道の真ん中だろうが豪雨だろうが33分休憩する。絶対に残業をしないので日没と共に冥府に戻って、ヘルメス様は業務で天界にもどってガイコツ達が馬の世話をする。こんな旅はもうできない。村に着いたらこんな風に冥府に泊まることもなくなるのかな、ハデス様にも皆にもあんまり会えないと思うコレット。


途中で16巻95-98話のトーヤン先生(たぶん)と再会してしばらく同行したり、冥府でハデス様にギターを弾いてもらったり(18巻番外編1)、4巻24-25話のリューさん(たぶん)が幸せそうに女性と歩いているのを見かけたりしながらとうとう村に帰ってきたコレット。

(108話 1/1花とゆめ1号 2020/12/4発売)村に帰ってきて皆と再会。早々に診療所に馴染むヘルメス様とディオニュソス様。昼間ダッシュで冥府まで行って、シェフガイコツとコツメ君に「無事に村に着いたって伝えて下さい」とハデス様に伝言を頼むコレット。夜タン兄ちゃんに、マリー姉ちゃんとの結婚の話を聞いたあと「コレットは?誰かいるのか?」と聞かれて、一度は「いやー私はそんな」と否定するも、「もしコレットを傷つける奴がいたら俺に言えよ そいつぶん殴りに行くから 俺とランとユリヤもマリーも許さないぞ」と薬師なのに過激な発言。コレットがいない間いろいろとコレットのことを知って、普段の働きぶりとかなんでここに棲むことになったのか セラとポーラが来る前と来てからと 「その歳でここまでやってる奴はそうはいない 同じ青服として尊敬する だからこそ俺はお前をずっと気にするからな どこにいてもいつまで経ってもコレットはうちの大事な末っ子なんだよ」と。セラとポーラが来る前って井戸に飛び込んでしばらく姿を消したそもそものハデス様との巡り会いのアレ?(一巻1話)。
そんなタン兄ちゃんにやっぱり知ってほしくて「大切にしてもらっているから大丈夫だよ タン兄みたいに優しい人だか心配いらないよ それだけ言っとくね」と。
何か事情があると察してタン兄ちゃんはそれ以上きかなかった。

(109話 2021/2/5花とゆめ4号 1月20日発売)村に馴染んでチビッコを集めてかくれんぼするディオニュソス様。ヘルメス様はコレットに頼まれた人探しがすんだら帰るという。

いつの間にか一人で往診に行けるようになったセラ、患者さんに素早く包帯を巻くポーラにびっくりするコレット。イタン先生の教え方が上手だからですよというポーラに「=コレットさんの教え方は下手」と脳内変換して落ち込むコレットに、イタンさんがポーラを困らせるなよと助け船。「俺とお前が同レベルだったらそれはそれで俺がまずいだろ」と。往診に行ったセラはこけたといってすぐ戻ってくる。慌てて手当てをしようとしたポーラもこける。「コレットが帰ったときにいいとこ見せたいって頑張ってきたんだよ」とイタン兄ちゃん。

コレットが留守の間にトルカちゃんが診療所に見学に来るようにもなった。薬師にちょと興味を持ったけど、弟子入りを検討しているわけじゃないと。同い年のボーイフレンドのニイロ(6巻8話)がコドモっぽいとの愚痴も出る。

コレットは往診の道すがらセラとポーラの次の薬師を考える。トルカちゃんが字を読めないし書けないというのを聞いて、ポーラとセラは特別で、読み書きできる村の人はほとんんどいないことを思い出す。トルカちゃんにトルカという字を教えたけど、「ふうん」といなされてしまうコレット。実は帰り道に空でトルカと書いているトルカちゃん。トルカちゃんって感情をストレートに出さないので、自分でもいっているけど反応がわかりにくくてまるで私みたい。夜ハデス様にその話をする。あとはハデス様はクロノス様がいつも通り煩わしかったとの愚痴。クロノス様ほんとうにハデス様が好きなんだ。なんと屈折した愛!ちゃんと相手をするハデス様もまんざらでもないのでは。

冥府で熱を出したコレットの甘えっぷりと、ハデス様とのラブラブが見られて嬉しい。全編に漂う死による別れの切なさが、今回もかなり色濃く感じられる。コレットの村での生活が再開して、そろそろ終盤だそうだけど、コレットには薬師を繋ぐ夢を実現しながら、同時にハデス様の伴侶として幸せになって欲しい。どう結末をつけるのかなあ。

(番外1 2020/12/1号ザ花とゆめファンタジー)旅の途中冥府に遊びに来たコレットが、ハデス様のギターに合わせて歌を歌う「ザ・少女漫画」な話

天界時代には思いつきでギターを弾いて歌を歌ったって、デメテル様やヘスティア様とかな。

(番外編2)オリンポスにある私立オリンポス学園夜間高等学校に転入した調剤薬局併設の診療所で働くコレットは優秀な生徒。担任はゼウス様、同級生は通販会社と出版とツアコン業の仕事をしているヘルメスくん、酒蔵で働き授業中でも水筒からお酒を飲むディオ君、昼間は医者や占いをするアポロンさま、ハンターのアルテミスさま。


地学のハデス先生はしょっちゅう授業を無視して保健室で寝ているというのは、ちょっと意外。う~ん、ハチャメチャな学園で一人だけ真面目に授業やってる方がハデス様には合っているような。不眠症だし。あとコレットのリケジョ設定がちょっと月並みすぎ。






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