(20話)往診の途中水仙の群落を見つけたコレット、摘んで冥府の往診に行く。熱を出して機嫌の悪いハデス様に気晴らしにと水仙を出すと、無言ではあるものの表情は和らぐ。「ハデス様 お花似合いますね」というコレットの顔の横に花を差し出して、お下げを愛撫しながら「お前の方が似合う」と真顔でいうハデス様に固まるコレット。雰囲気はもう恋人同士
でも相変わらず機嫌が悪いときはプイッと殻にこもろうとするハデス様
貴重な村の助産師3人のうちの2人が骨折してしてしまう。ひと月半後のお産の介助に間に合わない。薬師は流行病の対処もするので妊婦さんが近づくのは危険という考えに基づき、薬師の仕事にお産は含まれないが、コレットとポーラは助産師を頼まれる。自分の力量を遙かに越えた仕事に、夜セラも交えて3人で話し合いながら戸惑う二人。コレットが外の空気を吸いにでると、柊ちゃんからの手紙を届けに来たハデス様が。「あなたならきっと何だって大丈夫です いつも全力で誰が相手でも手を抜かない そんなあなたを私は見てきましたから」という柊ちゃんの言葉に励まされるコレット。ここは街と違って人でも物も足りないし同じことがまた起きるかもしれない その度に言いわけするのは嫌だから」と翌日ポーラと二人で申し出て妊婦のミィナさんとも挨拶をする。にこやかに挨拶したもののあとで「私まだコレットさんもポーラちゃんも信用できない」とベテランのメリノさんにいうのを聞いてしまった二人は落ち込む。
(21話)落ち込みながらもメリノさんのもとでお産の勉強をはじめた二人。お散歩中のミィナさんとも会話が弾まない。落ち込んで冥府でガイコツ相手に愚痴ると「そんな簡単に他人を信用なぞできるものか お前がハデス様のお側を許されたのは一朝一夕の出来事だったと思っているのか?ならば傲慢じゃ」と言われる。まあコレットは最初から治療を頼まれているから、コレットは強引に治療をしているには違いないけどでもハデス様の態度が少しずつかわったのは、どうしたら微笑んでもらえるか、ずっとコレットが努力してきたから。
(22話)その夜お母さんとパンをつくる夢をみたコレット。何かを教えてくれたはずなのに思い出せないで目が覚めた。私が母の娘だった思い出はもう思い出せないのかな。今日もお産の勉強のあとミィナさんの家を訪れてお手伝い。人形や小箱を見て感染した村の物は何一つ持ち出せなかった。やっぱり私には何も残ってないと悲しい気持ちになるコレット。ミィナさんがお裾分けするとスープをつくってくれたときに時間を計るのに歌った歌を聴いてお母さんが夢の中で言ったのはこれだったと一緒に歌う。「それはお母様があなたに注いだ愛のしるし ちゃんとあなたの中に残っている」とミィナさん。思い出が全部帰ってきたけれどさみしくなったコレット。ギューとしてもらうのが好きだったぬくもりを感じたくて冥府でガイコツの頭を抱きしめるがぶっ飛ばされる。カロンにセンチメンタルなのというと、「ハデス様が宮殿の周りでワンコの散歩なさっている 行ってごらん」と。カロンは相変わらず優しいし、コレットを慰められるのはハデス様だとわかっている。コレットはケルを抱きしめるがしばらくすると手から逃げ出されてしまう。ハデス様に「何かあったか?迷い猫のような顔をしている」と言われて、ハデス様の胸に顔を埋めるコレットを抱きしめるハデス様。
ハデス様はコレットへの気持ちが溢れているけど、コレットの気持ちはまだ恋に至ってないことを感じてる
(23話)そしてひと月半がたち、無事あかちゃんが生まれる。往診を休む前のハデス様の「これからお前が迎えるのはいつか冥府を旅立った魂 皆の無事を祈っている」との言葉を励みに、いつ呼ばれてもいいように10日ほど冥府への往診を休んでいたコレットも再び冥府へ。
と突然先ほどの手当てをした男性に唐突にプロポーズされる。
(25話)実はお金持ちの息子で、護衛だと自称するハデス様と一緒に招かれる。そのとき、コレットはどんな薬師かと聞かれて、ハデス様は、「コレットは決して患者を見捨てない薬師だと思う 病に伏す者にとって彼女とその青い服は晴れ空のようだ」と、家族皆凄くいい人たちなのはわかるけれど、「私が薬師になったのは理不尽に人が死ぬのが気に入らないから だから私はできるだけ多くの人のところへ走って行きたい そういう人生がいいの」とプロポーズを断るが、リューさんは手を放してくれない。そこへ現れたハデス様はコレットを連れて去る。ハデス様は心の中で「私よりも心を許せる男が現れるかもしれないのだな お前と同じ世界で同じ時間をいきてゆける”人間”の男が」「ああ 我慢ならない」と思う。
嫉妬は恋心を燃え立たせますね!普段冥府にやってくるコレットしか会ったことがないので、コレットに心を奪われる男性がいるかもしれないと考えたことがなかったのかも。
(番外編)ハデス様の嫌がることは絶対やらないガイコツと、受け入れてもらえるよう工夫は必要だが、患者の健康を守るのが自分の仕事で嫌われることが怖くてなにもできないのじゃ側にいる意味がないというコレット。
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