2021年3月24日水曜日

暁のヨナ29


(164話)仲間を人質に取られたオギは、ヨナ、ジェハ、ゼノ、ユンを呼び出して、ゴビ神官の手下の手に渡す。4人は戒帝国のクエルボの元へ連れ去られる。

(165話)四龍の力を出させるためにヨナを傷つけようとしたゴビ神官は、逆にヨナに跳び蹴りされる。ヨナは更にクエルボに剣を突きつけるがあっさり奪われる。クエルボはジェハを部下と戦わせる。その間もクエルボに肘打ちして足かせをつけられる。クエルボの部下を全員倒したジェハだが、4日後の高華国との戦で残りの四龍を連れてくるよう命じられる。「君はいずれ稲妻の獣に喉笛を喰いちぎられるだろう」とジェハ。ヨナは城に人質としておいて行かれるが、クエルボに「姫さんって呼ばないで」とヨナ。

千州の軍が国境に向けて集まりつつある。空の軍からはジュド将軍が援軍を引き連れてくるが、スウォンは来ないらしい。ハクはテジュンと組んで出陣することになる。キジャとシンアは敵が狙っているのがわかるので、頼れないと思う。

(166話)彩火城で療養しているオギの見舞いとゴビ神官を追って、真国からヴォルドとアルギラがやってくる。テジュンとハクから状況を聞いて、二人はハクと一緒に戦うことになる。
ヨナはクエルボに連れられてリ・ハザラと再会する。リ・ハザラはスウォンの報復が怖くて戦はしたくないが、兵も武器も城もクエルボに抑えられて従わされ憔悴している。

(167話)クエルボの姉ティティアはかつて戦女神と呼ばれ父や民に愛されて、トゥーリ族を率いて無敵だったが、戒帝国の皇帝に嫁いで不審な死を遂げた。ヨナはその姉と纏う空気が似ているので新しい戦女神とするとクエルボはいう。四龍も求心力があるから手にいれると。
ティティアの死の真相とかは2021年2月現在まだ明かされていないけど、まだ何か伏線がありそう。
出陣するジェハにヨナはハザラは戦に乗り気でないことを耳打ちする。ゼノと、人質としてユンも出征する。
戦いが始まった。ハクは実際に軍を率いて戦にでたことはない。火の部族の兵達にあいつらを絶対俺らの国に入れさせないと誓い、鼓舞する。

(168話)ハクの率いるテジュン部隊は、一番敵が歩兵を集中して突破しようとしている中央で迎え撃つ。キョウガは左翼を攻撃し、最強のジュドの部隊は右翼を突破したら敵の後ろに回り込み左翼にまわってキョウガの部隊を支援する予定だが、そこにゼノとジェハが現れて、ジュドの部隊を攻撃して足止めする。そこへ気配を感じたキジャとシンアが駆けつけて対決する。ジュドに二人は自分たちに任せて行けといって。ジュド隊が遅れている間にハクが斬られて落馬する。

(169話)思わず救護に駆けつけるテジュンは斬られそうになるが、ハクが立ち上がり相手を斬る。復活したハクはテジュンに作戦を授け、アルギラとヴォルドも突破したらそのままハザラの城に向かってヨナ姫と仲間を頼むと、行かせる。
ハクの作戦は苦戦して持ちこたえられそうにない右翼のキョウガ将軍騎兵隊を退却させることだ。ハク隊長の指示と聞いてキョウガはその通りにする。武人としてのハクをキョウガは知っているからね。中央右翼の歩兵隊が退却するキョウガ将軍騎兵に隠れて前進、勢いづいて追ってきた戒の騎兵に弓を浴びせる。そしてその背後にはアルギラやヴォルドを含む高華国の騎兵が隠れていて、一気に突破する。かつてスウォンとハクがたてた架空の戦の陣形と戦略だった。スウォンが「こんな戦略は中央で踏ん張る一騎当千の武人がいないと無茶かな」といったことまでハクの脳裏に浮かぶ。見ていたケイシュクはまるでスウォンのような作戦に驚く。策を支持したのは雷獣ハクであると伝えに来たテジュンに、状況を聞き空の部族兵を雷獣の補佐にまわすように指示する。驚く部下に「スウォン陛下の策とムンドク様譲りの いやそれ以上の武力をもつ男 今ここで死なすには惜しくなった」と。

クエルボは中央で一人でハザラの兵を次々倒す男がいると聞き、「雷獣か?」とつぶやく。ヨナの「ハクは誰にも殺せないわ」との言葉を思い出しながら。

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