2021年3月18日木曜日

暁のヨナ23


(130話)炎の中から黒焦げになったゼノがでてくる。桃地渓谷の洞窟に避難しているうちに、鱗だらけだったゼノの体ももとに戻る。

ゼノは死なないし必ず体が再生してより強くなるので最強の龍ではあるけれど、痛みは感じるのね。痛みで気絶することも出来ないとなると、辛くて大変だったろう。
ハクも認める真国一の武人アルギラが、猫大好きで、みんなを呼ぶときには、親しみを込めてにゃんをつけるのが和む。

ハクとアルギラは手合わせをしてお互いを認め合う。真国は危険なので皆は高華国に帰ってもらいたいとタオ姫の意向。

真国の王都天穹に戻ったミザリは、他の従者ネグロ、ヨタカから怒られる。

(131話)ヨナ達一行は、潸潸まで戻ってくる。町の様子を見にいったヨナとハクは、町外れで子どもにいわれて、弓対決に参加したり、空の鳥を射る。見ていたコウレン姫に、お前の弓の腕は気に入ったと言われる。コウレン姫は国境近くの潸潸で、ミザリ、ネグロ、ヨタカと共に国民を鼓舞するためにきたのだ。ヨナは戦を止めるために緋龍城に行きスウォンにタオ姫の話を通したいとハクにいう。「行きますよ どこへでも」

(132話)コウレンが強硬派なのは、17年前の戦で真国軍が敗れたときにスウォン王の父ユホン将軍が、捕虜にした真国の兵士や民衆の首を刎ねて真国の城門に投げ入れるという蛮行をして、その中にはコウレンと親しかった兵士もいたからだという。イル王はその事を謝罪して占領地を返還して両国の和平のために努力したが、スウォン王は即位以来次々と周辺国との戦を制している。

この残虐さとヨンヒとの恋愛やスウォンをかわいがったこと、スウォンのユホンへの崇拝がなかなか結びつかないのだが、リーダーとして冷酷である人間にも当然恋人や家族があるはずだし、力で国を平定する時代には当然だったのかも。日本でも戦国時代には、謀反をおこしたものはその家族まで殺されて晒し首になったりしたようだし。

市場に様子見にいった四龍達はミザリに見つかる。

(133話)真国と高華国の戦を引きおこさないよう無抵抗の四龍はミザリとヨタカに簡単につかまってしまう。とどめを刺そうとするヨタカに、身を張って止めるユンの言葉に、それ以上の攻撃はやめてコウレンの屋敷に連行する。アルギラとヴォルドとタオ姫はヨナ、ハクと共にコウレンの屋敷に乗り込み、四龍達はスウォン王と無関係だと解放を求める。ヨナは自分の身分を明かし、自分は決してスウォンの命令で動いたりしないと断言する。ユンと四龍は自分の大切な家族だと。自分は高華国の民にも真国の民にも二度と絶望を繰り返させたくないから戦に手を貸すことは出来ないが、自分がスウォンにあって戦を回避できないか交渉してくると。四龍とユンは人質として、ヨナが裏切ったりスウォンが先に戦を仕掛けたら殺すという条件で、ハクとヨナは出かける。タオ姫の命でアルギラとヴォルドもヨナ姫を守るためについていくことになった。

スピンオフの猫漫画でも見てみたい。

(134話)ユンと四龍は牢の中で、ヨナとハクがスウォン王と交渉するためにでかけたことをミザリから聞かされる。人質は今死んだら人質にならないからユンの医療道具と食べ物と水をくれるようゼノは交渉。四龍はヨナ姫に自分たちと両国の命運を背負わせることになったことを後悔する。ジェハはハクも王を前に冷静でいられるかも心配する。

山の中で野宿しながら久しぶりのヨナハクほっこりムードLOVE!

当てにしていたリリはジュンギ将軍の命ででかけて仙水の屋敷には数週間戻ってないという(22巻126話いらいリリはずっと緋龍城に滞在しているのね)。ハクは風の部族には王に関わる問題で手は借りられないという。なんとかしてくれるかもしれないとヴォルドがいう情報屋は、竜水に来ていたオギだった。オギは9歳の時以来10年ぶりに会うハク(11巻60-61話)を見てやばいことに関わりそうだと思う。

(番外編1)年末年始はイル王も緋龍王の廟に籠もるのでヨナは一人だと知って、ハクは風の里に帰るのをやめて一緒に城にいることにした。まだ出会う前のユンやシンアやジェハやゼノたちもちらっと顔見せ。3話、4話、60-61話と近い回想かな。ヨナは緋龍城で甘やかされては居るけど友達も居ないし外に遊びに行くことも全くなくて孤独であることを、従者時代のハクはときどき思いやっているのが見られる。
(番外編2)白龍の里の商人からもらったのど飴を舐めたキジャとシンアとヨナが凶暴化しためんどくさい話。青龍はおにぎりで沈静化し、キジャは足元に虫がいるというと緑龍にしがみつき、ヨナはゼノがハクに言った恥ずかしい言動を披露すると沈静化。

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