2021年3月13日土曜日

暁のヨナ18


(100話)
首を切られても再生するばかりか、再生するたびに肌は鱗に覆われ鋼鉄のように強くなって刀も通らなくなり、キジャ並みの腕力とジェハ並みの脚力がでるようになったゼノに、敗残兵は逃げていく。

(101話)カルガンの薬と高華国に戻ってきたおかげで回復した龍達。時間がたつとゼノの体は元に戻る。ゼノは緋龍王に仕えていた初代の龍で不老不死であることが明かされる。たくさんの龍達が生まれて死んで、愚帝・賢帝も見てきたなか緋龍王の生まれ変わりであるヨナを待っていたという。ヨナの元にすぐに現れなかったのは、四龍の力をつかうに値する人物かずっと見ていたという。ヨナが城を追われて青龍の里や阿波で危ない目に遭うのも見てきた。

(102話)夢の中でゼノは緋龍王と初代龍達との世界へ帰っていた。黄龍が不老不死であることに気づいた緋龍王は、ゼノを絶対前に立たせなかった。緋龍王が天界から降りたときに賜った龍の紋章をゼノに与える。青龍、白龍、緑龍達は神の力をもつものとしてあがめられ、恐れられ、狙われていった。やがて病気になった緋龍王をゼノは看病して看取る。

(103話)緋龍王が亡くなり、龍達の力はますます人々に狙われるようになり、城を出ることにした。黄龍だけは神官として、実際は一人で小さな争いを鎮めて王子がヤクシ陛下として育つまで20年以上城に残った。戦いのさなかに白龍の命がつきたことを感じ取る。

(104話)不老不死のゼノの容姿があまりにも変わらないことに皆が気味悪くなる頃合いに、後継者の神官をたて、ゼノは城を出る。白龍の里にこっそり行ってみると、そこには次代白龍が生まれていた。白龍の里で射られた傷を看病してくれたカヤという少女と親しくなり結婚する。幸せな日々だったが、カヤは病気で人にうつさないように隔離生活をしているところで、病気が進行してやがて先に逝ってしまう。

(105話)カヤが死んで森の中をさまようゼノは、白龍、緑龍、青龍が何代も血を繋いでいるのは、緋龍王が復活して四龍がまた集結するからではと思い当たる。そして白龍の里で子どもの当代白龍キジャと、暁の光りが空に輝くのを見て、緋龍王が復活したのを感じとる。当代青龍、緑龍を訪れ、大人になったらまた会おうと語りかけるゼノ、俺の在る意味が見つかるかもしれないと。そこで目が覚めると昼過ぎまで寝ているゼノに龍達やヨナが心配していた。

(番外編)ユンがいないある日、クマを捕ってクマ鍋にして天幕で火事を起こす龍達。


 

0 件のコメント:

コメントを投稿