2021年3月10日水曜日

暁のヨナ15

 (83話)駆けつけたシンアがヒヨウの部下に剣で切りつける。ヒヨウが懐から剣を出すのを見て、ヨナは剣で一撃してヒヨウの額に怪我をさせる。水麗にいっていた3人が帰って来たときは、テトラは重傷で、ヨナも怪我は比較的浅いが手当てを受け眠っている。ヨナの夢の中で4頭の龍が泣いている。「怪我をしたのは私の力不足」と4頭をなだめる。「でも私の剣術が少しは通用した アユラにも筋がいいってほめられた」とハクに話しかけたところで目が覚め、ハクが傍らにいるのに気がつく。「ハクは悪くない 私の傷に責任など感じなくていい (これは私の歩んでいく道だから 選んだ道だから だからハクは哀しまないで私を導いて)」というヨナにあんたが大事すぎると思うハク。ヒヨウは仙水の拠点に戻り、赤い髪の女を殺せと命じる。

(84話)リリは重傷のテトラを自分の家のある水呼の都で手当てさせるという。自分の部族がこのような目に遭っているのにアン・ジュンギ部族長は何をしているのだろうユンはいう。ヨナ達はヒヨウの潜伏する仙水へ向かい必ず彼らを水の部族の地から追い出すからリリは安全なところにいてという。アン・ジュンギの娘であるリリは無力さに落ち込むが、アユラとテトラはリリにはリリにしかできないことがあると諭す。

(85話)水呼城に戻ったリリは父、アン・ジュンギ将軍に麻薬密売人討伐のために兵を動かして欲しいというが、将軍は水の部族だけの問題ではなく下手をすると戒帝国と戦争になる。陛下やグンテ将軍が信頼に足る人物かわからないので力を借りることは無いという。リリは自分の部屋に閉じ込められてしまうが、アユラが作った隠し扉で脱出する。水の部族領のどこにでも入れるし兵を動かせる、象徴である金印を持って、リリは馬で仙水に向かう。大罪であることを知りながら。ヨナは熱を出してジェハと先に仙水に向かうが、あちこちに刺客が待ち構えている。

リリは馬に乗れる。後ほど25巻141話で真の国との戦いに向かう水の部族の後も馬でついてきて、ヨナの危機に助けにくるし。

(86話)ヒヨウの刺客が赤い髪の娘を狙っているなら、わざと目立つようにしてヒヨウを探そうとヨナは提案。赤い髪の女は化け物に守られているとヒヨウにも伝わる。仙水に着いたリリは、早速ヨナを探す中毒者に襲われかけるが、お忍びで見回りに来たスウォンが傘で撃退する。スウォンはリリがジュンギ将軍の娘と気がつくが、商人のウォンと偽って、自分たちを用心棒として雇うように薦める。

(87話)リリから、ヒヨウが水の部族の沿岸部の町に麻薬をばらまいていること、父には対策を講じるように進言したけど取り合ってくれないことなどを聞いたスウォンは、ジュンギ将軍は難しい立場だと思うけれど、自分でなんとかしようと走り回るリリを愚かだとは思わない。本気で水の部族のことを思うのなら躊躇わず出来る限りのことをすべきだという。スウォン一行とリリが泊まることになった宿にヨナ達も来るが、満員で泊まれない。異常に気づいたジェハは一人残り地下室で宿の主人を詰問しているところに、気配を感じたスウォンとジュドが来る。ナダイ入りの酒を捨てて意気投合する。酒は洞という店で手にいれたという。後ほどスウォンから話を聞いたリリは、容姿からジェハだと気がつく。

翌朝港でシンアは海の向こうからたくさん船が来るのに気がつく。ハクとゼノは見張りに行く。残りのメンバーは洞へ。そこでリリとその護衛を装うスウォン、ジュドおよびその部下のギョク、ムアとはち合わせする。

(88話)海の向こうからヒヨウの取引らしいが大量の南戒の商船がくる。ハクとシンアは見張りを続けることにしてゼノが連絡に行く。ゼノは何故かしばしスウォンを呆然と見つめる。南戒からの商船を見て、スウォンはわれわれの中で一番水の部族を救える力を持っているのはリリだという。スウォンの案ではまずは船を出してもらって交渉するという。ジェハとユンとキジャは漁師に船を出す交渉に行く。ゼノだけヨナのもとに残ることになり、ゼノは黄龍の名にかけてヨナを守るという。

ゼノがどうやってヨナを守るのか、まだこの時点では明かされていないけど、毅然とした言葉に姫様命のキジャも信じさせるものがあった!あとでキジャはハクに、黄龍の名にかけてヨナを守るといっていたから任せて大丈夫だと説得していたし。

南戒の船団が来たという知らせを聞いても、手を貸す気がない無気力な商業組合に、リリは駐屯兵団を連れてくるから船を出せという。

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